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黒闘 -メーラスファイト-  作者: 黒陽
黒球 -メーラスフィア-
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第16話 翔の真実

第16話 翔の真実


マサルがキスを初めて経験した次の日のことだ。今日は土曜日何をすべきかわからず皆が体育館で話している時のことだ。


翔) 「マサル、話したいことがあるんだけど」

マ) 「そういえば俺も」

翔) 「マサルからいいよ」

マ) 「誰にも言わないって約束できるか?」

翔) 「当たり前だろ」

マ) 「俺、昨日青とやった。」

翔) 「何を?」


翔は不思議そうな顔をしている。


マ) 「キス」

小声で言った。

翔) 「それだけか?」


マ) 「思った以上、良かった」

翔) 「良かったね」

ぎこちなく翔は言った。


マ) 「そういえば、翔の話は?」

翔) 「もう忘れたよ。また今度思い出したら話すよ」

そういうと翔はトイレに行くといい立ち去った。翔は罪悪感に満ちていた。自身が犯した罪の重さを改めて実感したのだ。


すると、教室に銀が来た。

銀) 「昨日のうるさかったね、マサル」

マ) 「えぇ、聞こえてた?」

青) 「...」

銀) 「冗談だよ。てかマサルと青、顔を赤くしてどうしたの?」


鬼畜だ。マサルは思った。おそらく銀は知っていて言っているのだと。


青が小声で、

青) 「マサル、誰かに話したの?」

マ) 「銀には言ってないけど、翔に話した」

青) 「なんでそんなこと言ったの!」

マ) 「ごめん、もう言わないから」

青) 「約束ね」

マ)「うん」


翔はトイレから帰って来て、マサルに言った。

翔)「ごめん、俺嘘ついた」

突然のことにマサルが驚いていると、

翔) 「実は麻里と武は付き合っていなかったんだ」

マ) 「...?」

翔) 「たまたま見たってマサル言ってたけど、それは偶然なんだよ」

マ) 「つまり麻里は付き合っていなかったと」

翔) 「あぁ、本当にごめん」

マ) 「別にいいよ、俺には青がいるし。気にすんな」

翔) 「でもごめん」


翔はもうしなさげだが、心がすっとした気持ちになっていた。銀は知っていたのかのようにそれを聞いていた。


しかし、もう手遅れであった。マサルは青と付き合っていて、麻里も武と付き合っている。この事実はどうしても変わることはないだろう。


そんな時、やっと進藤補佐が出て来た。

進藤補佐) 「待たせてすまなかった。実は今日から何をすべきかを考えていたのだが、思いつかなくて。だから、皆に問う、メーラスフィアの使い道はなんだ?これが最後の課題だ。」


体育館はシーンとなった。すると銀が手を挙げた。

進藤補佐) 「井上くん」

銀) 「戦うというのはどうでしょう。右手のみが当たるのであれば、フェンシングみたいに右を狙って手を離させたら負け的な」


皆はまだ静かだ。


進藤補佐) 「だが戦ってどうする?人に見せることもできないのに」

銀) 「それが目的です。つまりまずは普通の人にも見ることをできるように研究します。それからスポーツ競技的に扱えるのではないでしょうか。」


すると、皆納得したのかのように拍手したため、進藤補佐は当分は常人に見える技術の研究をするとし、他の案も受け付けるという方法をとった。


そして、波乱万丈の3年度の最初の1週間が終わった。

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