チェンジオーバー
在日朝鮮人同胞連合の顧問弁護士であり副理事長兼理事長代理であった李の死は結局、北朝鮮によって隠蔽され闇に葬り去られることになり表沙汰になることは無かった。しかし、カワサキが李の机から持ち帰ったUSBメモリーに記録されていた在日朝鮮人同胞連合が過去に行ってきた外国為替及び外国貿易法違反、背任行為、売春防止法違反など数々の不正行為を裏付ける証拠のデータがCIAから匿名の形で日本の司法当局に提供されたことで、暗殺された金親子は被疑者死亡のまま訴追され、更に李貞一については日本の司法当局が死亡の事実を把握していないことから全国に指名手配されるに至った。
組織のトップがいなくなり、これまでの違法行為の証拠を日本の司法当局に握られた在日朝鮮人同胞連合は、日本国内での法人格が剥奪されてたほか、在日朝鮮人同胞連合名義の資産が凍結されて事実上の機能停止状態に追い込まれた。
ただ、この一連の不正が暴かれて一大スキャンダルと騒がれているなか、細やかながらも佐藤彩芽の交通事故が提出されたドライブレコーダーの記録動画が偽造された物であることが判明し、更にオリジナルの動画が発見されるに及んで金光一の過失運転致死であったのが重過失運転致死となり、加えて弁護士の李貞一には犯人隠避と証拠隠滅の罪が適用され、佐藤彩芽の名誉回復に繋がったものの、それで亡くなった佐藤彩芽が生き返ってくるわけではない。
アジトに戻っていたカワサキは、李の暗殺によって目まぐるしく騒がれ出した在日朝鮮人同胞連合の数々の疑惑報道をテレビで見ながら、心の中で一区切りがついたような安堵感で何処と無く脱力していたのは間違いない。ただし、今のカワサキには何時までも感傷に浸っていられるような立場ではないのは事実であり、そのことに思い至ったカワサキは自らに叱咤激励する意味でもヒグマのハンティングにチャレンジしようと思い立った。
偶然ではあったが佐藤彩芽を助けてようとヒグマを撃ち殺した後、カワサキに出猟に出る機会が無かったこともあったが、ヒグマのハンティング用に準備したライフル銃のリロード弾は未だ手元に残っている。たった一度のヒグマに対する発砲ではあったが想定した弾薬の威力は確認できている。
カワサキは、リビングルームのテーブルを横へずらし、床下収納の扉を開けて地下室へ向かった。プレシジョンライフル銃は前回のハンティングで射撃した後にメンテナンスは行っていたが、改めてライフル銃のメンテナンスを行ってベストの状態に整えておく。何せ出猟の対象はヒグマなので些細なところで気を抜けば、此処というチャンスが巡ってきた時、ライフル銃に不具合が発生した場合に単独猟であるカワサキには銃器以外に自らを守る術はないのでヒグマから反撃を受けてしまえば命を落とし兼ねない。
箱型弾倉を外してガンスタンドに立て掛けておいたプレシジョンライフル銃を取り上げ、地下室の机に設置しているシューティングレストにライフル銃を据えると、最初に銃身先端部に取り付けていた消音器を外して、机の上に敷いておいたメンテナンスマットに置く。次いで、慎重に遊底を後方へ引いて取り外し、機関部から取り外した遊底を消音器の隣に置いた。
カワサキが、大型書庫から銃身内をクリーニングする為の道具であるボアスネークを持ってくる。ボアスネークとは、蛇の様に細長いナイロン製の紐状になっている両端にリード用の紐が付いている道具で、これを銃身内に通してリード用の紐を引っ張ることで銃身内をクリーニングするのである。
持ってきたボアスネークのナイロン部分にスプレー缶入りのガンオイルを噴霧しておき、銃身内に通した際に滑りを良くしておくとリード用の紐を薬室側から銃口へ向けて通す。リード用の紐が銃口から出てくると、リード用の紐を引っ張るのだが、引っ張る方向は必ず銃口側への一方通行にする。これをより多く銃身内を擦ろうと往復させると銃口内から剥離したゴミが機関部に落ちてしまう。
銃身内も射撃後に、クリーニングしていたのでボアスネークに汚れは付いてないので、銃口を下に向けた状態で遊底をライフル銃に戻すが、組み込む前に遊底の所要箇所へグリースを適量塗布しておくことも忘れず行う。
遊底を組み込んだライフル銃は銃口を下に向けたままの状態でガンスタンドに立て掛けるのだが、その時に銃口の下へ折り畳んだティッシュを敷いて置く。これは銃身内をクリーニングした際に付着したガンオイルが滴り落ちてきたのを受け止めるためである。
ライフル銃をガンスタンドに立て掛けるとライフル銃に装着していた消音器を簡易分解して、消音器の内部もクリーニングする。特に消音器の内部は小さな部屋のように仕切られており、その小部屋に弾薬の燃焼ガス等が入り込むので汚れの堆積は銃身内以上である。
消音器のクリーニングも終えると、李の暗殺時に使用したM&P5.7拳銃を取り出して、こちらも簡易分解をしてからクリーニングを行う、李の暗殺を終えてからカワサキは、直ぐにM&P5.7拳銃のメンテナンスをする気分になれず、そのままにしていたのだが放置したままにしていては汚れが固着して簡単には汚れが落とせなくなるばかりか、内部の金属部品に錆びが浮いて作動に支障が出てしまう。
手にしたM&P5.7拳銃から弾倉を外すと弾倉に装填されていた弾薬を全て1発ずつ取り出す。
特に自動拳銃等の場合は、長期に渡って使用しないのに弾倉へ弾薬を装填したままにしておくと弾倉内のバネがへたって弾薬を上方へ押し上げる力が弱まり、薬室への装填不良の原因となるので、カワサキは基本的に使用を終えた銃器は一旦弾倉から全ての弾薬を抜き取っておき、使用の度に弾薬を装填するようにしている。
弾倉から弾薬を全て抜き終えると、銃身先端部のマズルキャップを外してメンテナンスマットに置き、機関部から遊底を取り外すと遊底からリコイルスプリングガイドを取り外し、次いで銃身も取り出した。このM&P5.7拳銃は特異な二重構造となっているため、外側の銃身と内側の銃身の間に発砲した際の燃焼ガスが入り込む作りなので、M&P5.7拳銃用のボアスネークを使ってクリーニングを施すと、内側の銃身は外の表面も丹念に汚れを落とした。リコイルスプリングもクリーニングを終えると機関部の各所にスプレー式のガンオイルを適量噴霧してから、取り外した全ての部品を組み込んで元に戻すと引き金を引いて撃鉄を倒しておいた。
カワサキが拳銃を空撃ちしたのは、M&P5.7拳銃の外観だけを見ると撃鉄が外部に露出しておらず拳銃内部にあるため、メンテナンスの際に遊底を機関部から外す場合には撃鉄が起こされた状態にしないと取り外せない。しかし、撃鉄が起こされた状態になれば撃鉄を稼動させるためのスプリングが圧縮されて負荷が掛かっている状態で長期間そのままにしておくことは弾倉と同様にスプリングがへたって撃鉄の打撃力を弱めて引き金を引いても弾薬の雷管に必要な力を加えられず不発という事態になってしまう。それを回避する意味でも薬室に弾薬が装填されてないことを確認してから引き金を引いて撃鉄を倒した状態にすることでスプリングに余計な負荷を掛けないようにするのだ。
P90短機関銃を除いて銃器のメンテナンスを終えたカワサキは、地下室から1階に戻り床下収納を元に直すとテーブルも元々の場所に移動させた。気が付くと時計は14時を過ぎていたので遅い昼食を取ってから明日の出猟に必要な荷物を纏め始める。
大型のショルダーバックに、細目だが丈夫なロープ数本、更に李の暗殺でも使用したクライミングロープ2本、小型の双眼鏡、ファーストエイドのキット等を詰め込む。出猟中の食糧も必要になるが、翌日にコンビニエンスストアで購入すれば良いので、荷物を入れたショルダーバックと日本の猟友会が会員に支給している物と見た目が似ている帽子とベストを持ってガレージに停めているパジェロミニに積み込んでおいた。
荷物の積み込みが終わると、再び地下室に降りてライフル銃の銃口を下へ向けてガンスタンドに立て掛けておいたプレシジョンライフル銃を見ると銃身内の余分なガンオイルが垂れて銃口の下に敷いておいたティッシュに染み込んでいる。ガンオイルが染み込んだティッシュをゴミ箱に捨てるとライフル銃をシューティングレストに設置してから、メンテナンスマットに置いてた専用の消音器を慎重に捩じ込み始める。特に消音器を取り付ける場合は最初の位置決めを丁寧にしないと銃口先端部と消音器の内部に切られているネジ山を痛めることになり、見た目には分かり難いが銃身と消音器の位置関係が一直線にならないために発砲した弾丸が消音器内部に接触して着弾位置がズレてしまう要因となるだけでなく、最悪の場合は消音器が破壊され発砲した人間が死傷する事態になってしまう。
ライフル銃に消音器を装着すると、ナイロン製のソフトケースにライフル銃と弾倉を仕舞った。ソフトケースに仕舞ったライフル銃を1階へ運んだ後、再び地下室に戻りリロードしたライフル弾13発分を入れている弾薬ケースを手に取ると、一瞬躊躇したがメンテナンスしたばかりのM&P5.7拳銃に専用消音器とホルスターも持って1階に上がる。
カワサキが拳銃を持ってきたのは、出猟の際にヒグマのバックアップとはならないかもしれないがイノシシ等に対処する目的があるほか、在日朝鮮人同胞連合からの報復を受けた際にライフル弾は13発しか手持ちがないのは少々心許ないと判断したためである。
明日の出猟に使用する銃器を1階に運び終えると、ガーバー社製の折り畳み式ナイフを取り出すとダイヤモンドシャープナーを使ってナイフの刃を研ぎ始めた。
これ迄の狩猟で得てきたシカの皮膚も丈夫であったが、ヒグマの皮膚は更に頑丈なのでライフル銃で仕留めた後の解体作業を考えればナイフの切れを鋭くタッチアップして切れ味を良くしておかなければヒグマの解体はとても覚束ない。
ナイフを研ぎ終えて、腕時計を見ると18時を過ぎていた。部屋の中は大分薄暗くなり始めてたので部屋の照明を点けると各窓のカーテンを閉めて回ると、キッチンで夕食の準備に取り掛かる。買い置きしておいた食材が少なくなってきたので、明日の狩猟を終えたら食材の補充のために買い出しをしなければと思いながら、取り敢えず有り合わせの食材で夕食を作ると冷蔵庫にストックしている缶ビールと共に食べ終えた。
食事を終えて洗い物を片付けると、カワサキは久しぶりにロックグラスに冷蔵庫から数個の氷を入れてからバーボンを注ぎオンザロックにしてゆっくりと飲んだ。
これ迄のカワサキは、数々の戦場で戦友を失っても特に敵討ちをするといった感情を抱いたことはなかったが、今回の暗殺だけは敵討ちとまでは言わないが単に命令を淡々と熟すのとは違い個人的な思いも通った感じがして、何とはなしに肩の荷が降りたような気持ちがする。今は、出来ることならカワサキが知り得た真実を佐藤彩芽の両親に教えてやりたいのだが、暗殺者として掴んだ内容だけに叶わぬ絵空事なのだろう。
半ば覚醒した状態で野鳥の囀ずりを耳にしたカワサキは、ベッドから起き上がると近くのカーテンを開けて窓から外を眺めてみた。昨夜は、祝杯替わりに酔いたいという思いであったが、一時的な感情に流されることなくバーボンのオンザロックは1杯に止めて眠りに就いたので二日酔い等といったようなことはない。
ベッドの端に腰掛けて黒のストレッチが効いたデニムパンツを履いて、キッチンに向かうとハムエッグに厚切りトースト2枚、野菜ジュースをマグカップ1杯にヨーグルトといった何時も通りの朝食を済ませ、歯を磨き洗顔をしてサッパリとする。次いで、髪の毛を軽くブラッシングして寝癖を直してから、Tシャツの上から黒の半袖ミリタリーシャツを羽織、ダークグレーのスニーカーソックスを着けるとコンバットブーツを履いた。
部屋の中に準備していたホルスターに仕舞っているM&P5.7拳銃に亜音速の弾薬を装填してから再びホルスターに突っ込みライフル銃を仕舞っているソフトケースも持ってパジェロミニへ積み込んだ。最後に、偏光レンズが付いたシューティンググラスを掛けるとパジェロミニに乗り込んだ。
目指している猟場へ向かう途中で、コンビニエンスストアへ立ち寄り昼食用にビスケットタイプの栄養調整食品と500ミリリットルのペットボトル入りスポーツドリンクを購入した。購入した品々とホルスターに突っ込んでいるM&P5.7拳銃も大型ショルダーバックに仕舞って、主要道路を山手方面に向けて出発する。徐々に道幅が狭くなり山間に入ってゆくと途中から脇道に入り、その脇道も未舗装になってくると人目に付き難い場所を見付けるとパジェロミニを停める。
パジェロミニを降りたカワサキは、最後部のラゲッジドアを開けて積み込んでおいたベストを羽織と大型ショルダーバックからホルスターに入れたM&P5.7拳銃を身に着ける。次いで、ライフル銃を入れてあるソフトケースから箱型弾倉を取り出して、弾薬ケースからリロードしたライフル弾薬を1発ずつ装填していく。箱型弾倉に10発のライフル弾薬を装填し終えると、一旦ソフトケースからライフル銃を取り出して箱型弾倉をライフル銃にセットする。箱型弾倉の底を何度か掌で叩いて確実にセットされるようにした後、ライフル銃をソフトケースに仕舞うとショルダーバックを背負い、ソフトケースを右肩に担ぎ帽子を被ると森のなかへ進んで行く。
森の中を暫く歩くとヒグマのフィールドサインを探し回るが、ヒグマのフィールドサインは足跡や糞のほか、樹木の樹皮に爪痕が残されている場合もあるので下ばかり見ているわけにはいかない。
1時間以上も森の中を歩き回ったが、古いフィールドサインは所々で見掛けるのだが新しいフィールドサインを見付けることが出来ずにいた。そんな時、右前方の方から野鳥が警戒している鳴き声を耳にした。カワサキは一瞬、近くにヒグマが現れたものと思って鳴き声の聞こえた方へ注意を向けるとガサガサという音の後、カワサキには聞き覚えのあるシューといった撃針発火式手榴弾の延期薬が着火している音が聞こえた。
カワサキは咄嗟に小声で罵声を呟きながら、傍にあった太い樹木の陰に踞るように逃げ込み両耳を塞いだ。
10メートル先辺りで手榴弾が爆発すると腹部にまで響くような音が聞こえた直後、周囲に無数の破片が飛散して、カワサキの近くを数個の破片が跳び去っていった。幸いにもカワサキに直撃することはなかったが、隠れた樹木の幹には何個か破片が食い込んでいる。
樹木の陰でカワサキは襲撃を受けていることを自覚したが、相手の姿を確認できていないばかりか何人に襲撃されているのか分からない。そこで、カワサキは隠れていた樹木から音を立てることなく斜面を登り始めた。斜面の上方へ移動することで襲撃した相手を発見しやすくなるのと、もし相手が再び手榴弾を投げたとしても着地した手榴弾は下方へ転がるので爆発した場合、カワサキは爆発地点から距離が取れることになるので被害を受けるリスクを減らせることになる。
カワサキが移動を開始して暫くすると、再びガサガサという音の後にシューといった延期薬が着火している音が聞こえるとカワサキは急いで近くの樹木の陰に踞る。カワサキの後方15メートルくらいの辺りで手榴弾が爆発する音が聞こえると周囲に破片が跳んで草木に当たった音がする。今回も直撃を受けなかったカワサキは、直ぐに樹木の陰から離れると斜面を登って相手との距離を取ろうとしたが、何となく斜面の上方へ追い立てられているように思われたカワサキは上方ではなく横方向へ小走りで避難を始めた。
何度か足元を滑らせそうになりながら斜面を20メートル近く横へ移動したカワサキは、ホルスターからM&P5.7拳銃の銃把を左手で握って抜き出すと手榴弾で攻撃を仕掛けてきた相手の後方へ回り込むため斜面を下り始めた。その間に、カワサキが更に斜面を登っていたら辿り着いたであろう地点に向けて手榴弾が投げ込まれ、斜面に落下した手榴弾の爆発音が響いてくる。
カワサキは手榴弾の爆発による影響範囲は最低でも15メートルと考え、先程の爆発地点から25メートル近くまで斜面を下り、その後に手榴弾を投擲した辺りへ向けて横方向へ移動する。
カワサキが周囲に絶え間なく視線を巡らしながら歩いていくと、目の前の11時方向に迷彩柄の戦闘服を着ているアジア人男性が斜面の上方に視線を向けながら登って行くのが見えた。相手は単独であったものの、無線機を携行しているようで頻りに小声で何か喋っているが、カワサキが居る位置からは喋っている内容までは聞き取れない。
カワサキは、ハンティングテクニックの1つであるストーキングを駆使して相手に悟られることなく背後に迫るため帽子とベストを脱いでショルダーバックに仕舞うとM&P5.7拳銃専用の消音器を取り出して、M&P5.7拳銃の銃口先端部に捩じ込むと右手で遊底を鷲掴みにすると後方へ引いて弾倉から薬室に弾薬を装填する。
専用の消音器を装着して、更に亜音速の弾薬を使ったとしても発砲音が完全に聞こえなくなるわけではないが、相手が手榴弾だけを携行しているとは考え難く、当然に拳銃も携行していると見るべきであり、そうなるとカワサキが発砲を躊躇している隙はない。
相手との距離が10メートルくらいに接近すると、相手は突然立ち止まりカワサキが潜む後方を振り向こうとした。カワサキは、木立の陰から片膝を着いたニーリングのポジションでM&P5.7拳銃を構える。相手は斜面の上方に居てカワサキからすると撃ち上げる状態なので、着弾は狙った位置よりも上にズレることは百も承知のカワサキは、相手の脇腹辺りに狙いを付ける。相手が、カワサキの方へ顔だけを振り返ろとした瞬間に、カワサキは1個の爆竹を鳴らしたような発砲音を響かせるが、実際には2発連射をしている。
撃たれた相手は戦闘服の上に防弾チョッキを着用していたが、カワサキが放った5.7ミリメートルの弾丸は2発とも胸の中央やや右寄りに着弾して防弾チョッキを貫通すると確実に相手の心臓を破壊した。相手は右手に握り締めていた手榴弾から安全ピンを抜いていたようで、右手から手榴弾が溢れると安全レバーが解き放たれて足元に落ちる。男は、胃の中が空っぽだったのか、口から勢い良く鮮血を吐き出しすと頭を斜面の下方へ向けるようにうつ伏せに倒れた。通常、胃が空っぽの状態で一定量以上の生血が流れ込んでしまうと嘔吐してしまうのだ。
暫くすると手榴弾が爆発し、その爆発によって相手の胸から上が吹き飛ぶと脳みそや肉片、砕けた骨が手榴弾の破片と共に周囲に撒き散らされる。




