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個別訓練からの帰りだった



 ユーリさんとの訓練が終わり、肉体的に限界が来ていたがゾンビのような足取りでなんとか風呂場まで移動する。

 風呂場では湯船に浸かるとそのまま寝てしまいそうだったので、シャワーだけ浴びる。

 俺以外にも何人かマンツーマンで指導を受けたやつがいたようで、俺と同じく身体を引きずるように風呂にやってきた。

 俺を含め王様の前で、戦闘への参加を表明した十人は誰しもが、個別に一人先生役が付いていたようだった。

 タクとヒカルも一緒に風呂場まで来たが、同じく足を引きずって表情が死んでいた。


「二人ともこの後、イリス様の相手をしないといけないんだからな」


 昨日の約束を反故にはできないし、するつもりも俺にはない。

 イリス様が悲しむことはしたくないし、したら剣持に何をされるかわからない。


「わかってるんだな。 なるべく早く部屋に戻ってイリス様が来るまで休むんだな」

「だからシャワーだけにして早く出ようよ」


 ありがたいことに、二人ともイリス様と遊ぶつもりでいてくれたようだ。


「そうだな。さっさと出よう」


 身体を洗い終わり軽く流すと、そそくさ脱衣所に戻り着替え、自分の部屋へと急ぐ。

 着替えを終え廊下に出ると、ちょうど女湯から剣持と双槻が出てきた。


「そっちも今、出たとこか?」


 こちらに気づいた剣持たちに話しかける。


「ああ。 そっちもか?」

「おう。 訓練がキツくて早く横になりたいからな」


 二人もマンツーマンで訓練していたはずなのに、俺たちより全然余裕そうだった。


「あの程度の訓練でか? 家の道場の方がもっとキツイぞ」


 道場で元から訓練してるから余裕なのか。


「いや、ユイの道場を基準にしたら誰も付いてこれないと思うよ」


 そういう双槻も平然としているし、運動部はこれぐらい平気なのかもしれない。

 そう思っていると、男湯から碇が出てきた。


「おお。 なあ……ここの訓練キツ過ぎない? 俺は体力的にも肉体的にも限界だから夕食まで寝ることにするよ。 おまえらも無理するなよ」


 碇は俺たちで返事を返すより早く自分の部屋へと去って行った。

 野球部で朝練から夜遅くまで練習してる碇が、キツイって言っているってことは、相当キツイ訓練だったってことだろう。

 そんなことを思いながら、剣持に視線を合わせると……逸らされた。

 双槻は双槻でケラケラ笑ってるし。

 そのまま風呂の前にいても意味ないので、全員で移動し始める。


「そ、そんなことよりこの後、イリス様と遊ぶんだろ?」


 剣持はさっきの発言で気まずいのか、イリス様の話に切り替えてきた。


「ああ、午前にも聞いたが、やりたいこと決まったか?」


 俺としても早く切り上げて、少しでも早く部屋戻って休みたい。


「いろいろ考えたが、おまえたちの体力を考えると走ったりとかはしない方がいいだろう?」


 確かに今の疲労度で、鬼ごっごとかは勘弁してほしい。


「なるべく走ったり飛んだりする遊びはやめて欲しいな」


 俺の隣りでタクとヒカルも頷いている。


「なら『だるまさんがころんだ』はどうだ?」


 それぐらい動くのは問題ないから俺は大丈夫だが……

 二人もオーケーみたいで手で丸を作っている。


「こちらはそれで問題ないからそれで行こう! 大部屋は他の人の邪魔になりそうだが、他に場所あるか?」


 大部屋は机や椅子もあるし、風呂上りに友達同士で話している人もいるだろう。


「廊下でやろうと思っているんだがダメか?」


 廊下ならそれなりに広さも長さもあるから、やるのは問題ない。


「大丈夫だと思うけど、突然ドアが開く可能性もあるから走るのは無しな」


 コメディーみたいにドアにぶつかって張り付くのは勘弁してもらいたいし、イリス様に怪我はさせられないしな。 


「わかった。 イリス様がぶつかったら大変だしそれで大丈夫だ」


 剣持もイリス様を第一に考えているようで、そのルールで了承してくれた。

 ゆっくり歩いてきたつもりだったが、気が付くともう大部屋の前だった。


「たぶんイリス様がメイドと一緒に俺んとこ来ると思うから、来たら呼びにいくわ」


 一緒にいるみんなにそう伝える。

 すると各々返事を返し自分の部屋へと戻っていった。

 タクとヒカルは隣り同士だから、俺も一緒に戻るんだけどな。

 部屋の前に着くと二人と別れ自分の部屋へと入り、すぐベットの上へダイブする。

 このままでいると眠ってしまいそうなので、ユーリさんに言われた通りステータスを確認することにした。

 『ステータス』と呟きステータス画面を表示させる。



 

ステータス


 名 前 渡来 キエル  年齢 17  


 レベル 1→3


 体 力  150→250

 攻撃力  150→250

 防御力  100→150

 素早さ  200→300

 魔力   100/100→150/150


 職業  暗殺者


 スキル  

 気配遮断 Lv.MAX  暗器術 Lv.1→Lv.2  魔力操作 Lv.1


 闇魔法

 Lv.1 シャドーボール【闇の玉を作り出し打ち出せる】


 風魔法 

Lv.0→Lv.1 ウィンドボール【風の玉を作り打ち出せる】


 雷魔法

 Lv.0→Lv.1 サンダーボール【雷の玉を作り打ち出せる】


 暗視 Lv.-  忍び足 Lv.-  暗器収納 Lv.1→Lv.2【収納数 3】


 固有スキル

 影魔法

 Lv.1 影縫い【影を触る、攻撃することで相手の動きを止められる。 影魔法のLv.で拘束時間が変化する】


 影の道

【気配遮断のLvに準じて、スキルの効果率アップ。 最大10倍】



 ユーリさんが言っていた通り、二つほどレベルが上がっていた。

 基本能力が平均1.5倍になっており、魔法は個人的に練習したのが効いたのか、風と雷のレベルも上がっていた。

 暗器術と暗器収納はユーリさんとの訓練の賜物だろう。

 レベルが低い状態であんだけ組手やって、レベルが上がってなかったら何のために、痛い思いしてたくさん投げられたのかわからないし、上がっててよかった。

 ステータスそ確認を終えるとやることがなくなり、ウトウトしてしまい結局寝てしまった。



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