白虎、再び
二話連続更新となります
俺たちは女の子二人が『装備を取りに行ってくる』と言って一度解散し、直ぐに東の門に再度集合した
まだ二人の実力や二人と連携が取れるか心配だったので最初はゴブリンや小鬼やスライムといった定番のmobキャラ相手に闘っていたが、二人揃った彼女らはとても強かった
近寄ってくるモンスターを俺が屠り、討ち漏らしや別の角度から襲って来るモンスターをミーシャが攻撃魔法で狙う。
それでも討ち漏らしがある場合はユナが支援魔法を使い攻撃を遅らせ、その間に俺かミーシャが討つ
結構良いパーティーだと思う
そろそろギルドで受注して来た大鬼を狩りに行こうということで森の深くに足を踏み入れた
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ギルドでのクエストの受注方法は3つある。
一つはクエスト発注板から適当なものを選び、『クエスト受注カウンター』に出して、受付嬢が適当であると判断し、登録時に貰うハンター証に魔法でクエスト受注の記録をして、クエスト受注完了となる。
また、ハンターランクというものがあり、それはI〜VIまであり、昨日登録したばかりの俺はまだIだが、ミーシャとユナはランクIIらしい。
それもハンター証に記載され、受付嬢がそのクエストが適当であるかの判断基準にもなるらしい。
それにしても年下の女の子にランクで負けるのはちょっと恥ずかしいな…
気を取り直して
クエスト受注方法の二つ目として個人間での受注である
これは間にギルドを挟むこともあれば、挟まないこともある。
ギルドを挟めば正規の報酬を得ることが出来るが、仲の良い知り合いに頼むのであれば少しでも報酬を安くする為にギルドを挟まないこともあるらしい
三つ目に、ギルドからの直接ご指名依頼である
これは滅多にないが、その街に危機が迫った場合、街を守る為にギルドから依頼が出される出すこともあるらしい
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森に入って1時間ほど経って結構深く入ると奥の方から
ヴォァーーーー
というモンスターの鳴き声が聞こえてきた鳴き声と一緒に地響きも伝わって来る
………あっ、近づいてきてますね
嫌な予感がしますね
地球で培った『危機的状況感知能力』は伊達ではない
不安そうに俺の顔を見てくるミーシャとユナ。
ゴメンね、ミーシャ、ユナ。
君達を俺の不幸な運命に巻き込んじゃったみたいだよ
腹を決め、年長者として毅然とした態度でいようと前を向いた
何があっても逃げない
地球にいる頃からずっと思っていた
死に際くらいは立派でありたい
と。
地球では結果としては無駄死にとなり、自称優秀な女神様に怒れたが、逃げなかった
今回も逃げない!
と決めた時、森の木々の間から
「「お願いします!助けて下さい!」」
と言いながら二人の少女が飛び出してきた
何かと少女達の背後を見ると40体ほどのゲームでは初級者から中級者へなる為の関門の1つとも言われていたオーガらしき集団が追いかけてきていた。
こいつらが地響きの原因か
頷ける。だが、こんな集団でこうどうするっけ?
と考えを巡らせていると急に後ろから
「「白虎くん!(さん!)前!前っ!
」」
という可愛らしい声が二つ聞こえてきたかと思うと、体が宙を舞った
またか。
これ、一度体験したことあるな
初日も似たような展開だったな
まぁ、いいさ。
俺は可愛い女の子4人の身代わりになって飛んでいくのさ。
この、青い空を
何処までも、何処までも
この広い空を
何時までも
さぁ、みんなで叫ぼう!
I can fly!!
四人の少女の目が俺を追っている
泣くな、ユナ。
君達は元気に生きるんだよ
楽しい楽しい空中浮遊体験も終わりに近づき地面が近づいてくる
せめてあの娘達の為になれねば…
「ウォーターボール、ウォーターボール、ウォーターボール!!!!」
と、オーガ達が進むであろう進行方向に打ち込む。
これで地面が多少は緩くなってオーガの突進は緩まり、戦いやすくなるだろう
これで俺の役目は終わった。
少女達の壁になり、少女達が戦いやすい様にオーガ達の足下をゆるくして戦力を半減させた。
十分だ。
出来ることはやったさ
good night.
良い夢みろよ。
ッ!ガハッ!!!
地面に叩きつけられ、背中に衝撃をモロ受けた形で俺は地上に帰還した
ユナが急いで近づいてきてヒールの魔法を掛けてくれる
ミーシャが範囲攻撃魔法の『火炎放射』で倒している逃げて来た二人もそれぞれの武器で闘っているのが見える
彼女らなら大丈夫だろう
俺は安心して目を閉じた
ご閲覧頂き、ありがとうございます
長くなりそうだったんで無理やり白虎に目を閉じさせました笑
今後とも、よろしくお願いします!




