表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/4

脱出

更新しました。


今回はバトルがメインです。


描写の修正をいたしました。


軍事コロニーホワイトスター通路Side

クリスSide


通路にバイオモンスターがうじゃうじゃ居る少し厄介だわ? 奴らは仲間の血の匂をも遠くからでも嗅ぎ付けて群れでやって来る。だから仲間を呼ばれる前にさっさと殲滅しないと奴らの人海戦術で数押しされてしまう。


「レイラ、そっちの準備はどう?」


わたしはコマンダーのレイラ・ノアにインカムの通信機で呼び掛ける、すると、わたしより少し年下の物静かな女の子の声が聞こえる。


《そうね、【バス】の準備はおおむね出来たわ、後は【バス停】まで来てくれたら大丈夫よ》


【バス】とはわたし達が配備される事が決まっているフェアーリス級機動戦闘艦〔シルフ〕の事で【バス停】とはエアロック区画の事だ。そこに急いで向かえば無事合流することが出来る。


「了解、時間厳守で【バス停】に向かうわ、以上」


《そうね? クリス、グッドラック(貴女に幸運を)以上》


さて、何とかしないとね? チラッとアルとライルを見る、アイコンタクトで二人に【クラリス・マーガレット少尉】の援護を伝える。さて、遅れてきた二人には彼女の護りをお願いして、バイオモンスターはわたしが引き付けるだけ引き付けてリンやルミヤと合流しよう。


わたしは、このエリア内のバイオモンスター達の数を確認する。敵は約十体のリザードマンタイプで辺りをただうろついているだけのようね。


(さて……一気に片付けよう)


そう決めるとわたしは通路の曲がり角の死角(かげ)から、ダッシュで一匹のリザードマンの後頭部に目掛けてジャンプして急所を思いっ切り蹴り付ける、リザードマンは一瞬でぐったりなり床に倒れて動かなくなる、そして別のリザードマンの脇腹にパンチを叩き込みもう一体を脚払いで転倒させて床に落ちているアサルトライフルを拾い上げ単発射撃で止めを刺す。


(あと残り後四体……)


「アルとライルはみんなを護って、此処はわたし一人で十分よ」


わたしの叫び声を聞いたリザードマンはそれを挑発と受け取ったのかわたし一人に狙いを絞ると、それそれ個々に戦闘態勢に入る、一体のリザードマンは天井にへばり付いてから、わたし目掛けて飛び掛かってくる、なるほど、一匹は揺動ね? なら、わたしはエネルギーを左腕にチャージさせると飛び掛かって来たリザードマンにソレを放つと逆向きのくの次にリザードマンが折れ曲がって絶命する。残りの三体は正面から一気に突進して襲ってくる、アサルトライフルの発射装置を単発から連射に切り替えて素早く引き金を引いた、勢いよく弾丸が放たれ残りの三体も蜂の巣になり床に崩れ落ちる。


「もう弾切れ? このライフルの持ち主はかなり弾を使っていたようね? しかしリン達と合流する為の近道は此処しか無いから、こちらが時間稼ぎをしよう」


アサルトライフルを棄ててから、近くに有る隔壁の閉開装置を作動させて隔壁を閉じる。これでしばらくは時間は稼げる。その時金属のひしゃげる音がして天井から一体の怪物が現れた、外見は剛毛に覆われた人狼……ウェアウルフ……。


「チッ、パワーは向こうが上ね? なら、ヒット&ウェイトしか無いわ、アルとライルはエネルギーシールドを展開して敵を防いで」


「了解」


「クリス、無茶はするなよ」


二人の声に頷きわたしは拳を構えるとウェアウルフの出方を伺って様子を見ながら敵の攻撃に備える。

そして、ウェアウルフと対峙する

リン達がこの場に居てくれたら状況はこちらが有利なんたけど……。

※※※※

軍事コロニーホワイトスター第98通路Side

リンSide


あらかた片付いた所にレイラから通信が入る。クリスが苦戦中との事だったので折角降ろした隔壁を【エナジーブレード】で切り裂きながらクリスの居るポイントまで突き進んでいる。とにかく敵が多いから出来るだけ交戦は避けながらの行動をしている。途中、生き残りの隊員や職員を保護しながら合流点に向かって、あたし達は進んでいた。


「ああーっ、もうっ、クリス、無茶し過ぎだよ?」


短めのオレンジ色ショートボブを左手で掻きながら、次々と隔壁を走りつづける。その横で青色のセミロングの髪に緑色の瞳の女の子、ルミアは時々現れるリザードマンを容赦なく倒している。

これが終わったら、熱めのシャワーでゆっくりくつろぎたいよ。


「ダァーッ!」


「リン、あんまり、飛ばさないでね?」


ルミアがマシンガンを撃ちながら、あたしに注意をしてくる。あたし達バイオノイドは精神エナジーを【弾丸】や【刃物】の様に変化させて使う事が出来るけど使った後はものすごく疲れるから、余りあたしはエナジー系の技は使用しない。

だって使うとかなり疲れるし、出来れば【切り札】として温存しておきたいから。

そして、クリスの位置をバイザー状の端末機から割り出す、クリスはこの先の通路を左に曲がった所でウェアウルフと戦っている様ね?


「ルミア、少し【飛ばそう】か?」


「うん、どうやら、クリスの戦っている【奴】が最後らしいわね?」


身体の運動能力を強化させて、あたし達は【床】や【壁】を踏み台代わりにしてジャンプしなが、クリスの元に向かう。


※※※

軍事コロニーホワイトスター第68通路Side

アルSide


僕はライルと保護対象者のクラリスと一緒に脱出ポイントまで向かっている。途中何度かリザードマンが襲って来たけど所詮は僕等の相手では無かった。


「あ、あの、クリスさんは大丈夫でしょうか?」


クラリス少尉が不安げに尋ねてくる、彼女からすれば、いや、一人でマンハントを難無くこなすクリスを心配しろと言われても、いや、だからか、彼女は何時も仮装シュミレートでリスクの高いミッションを選んでいたからな?


「そうだね、でも、今は僕等が生き残って脱出しないと、クリスの判断が無駄になるよ、それに、リン達も直ぐに合流するそうだから、大丈夫だよ」


別に根拠があった訳では無いけど、クラリス少尉から、かなり動揺しているのが解る。その時ライルが目的の物を確認した。


「よし、脱出ポッドだ、まだ、壊れていないな?」


彼は素早く、脱出ポッドのハッチを開けたとき、敵のバイオモンスターがかなり現れた、数はほとんど反則レベルの、五百だ。しかも、ウェアウルフと確認できた。


「悪いけど、お前等の相手をしているヒマはないからな?」


そう、ライルが迫り来るウェアウルフ達の群れに向かって叫び、脱出ポッドのハッチを閉めると射出ボタンをたたき付け、僕等の乗るポッドが宇宙空間に射出される。



《これより、脱出ポッドの回収とコロニーの外壁を破壊します、誘導機動射出!》


そして、物凄い加速でコロニーの外壁から離れていく、対人衝撃吸収装置が無が有るから出来る加速だ。距離がかなり離れた所でコロニーの外壁に向けて〔シルフ〕から機雷が放たれ、外壁に接着すると接着した範囲が一瞬で爆発する。


「相変わらず、レイラは徹底しているな?」


「ああ、まあ、あいつ等に【外】に出られたら少し厄介だしね?」


それに生存者のフリをして救援艦に乗り込まれたら、目も当てられないからな?

たまに生存者に紛れ込んで救助艦が地獄絵図になることも稀にあるらしい。

僕等を乗せた脱出ポッドは無事に回収された、後はクリス達を回収するだけだ。

※※※

軍事コロニーホワイトスター第68通路Side

クリスSide


「ぐっ…… 流石は人狼タイプね? リザードマンの上位タイプの指揮官クラスだけは有るわね?」


何とかウェアウルフの爪の直撃を避けながら、反撃に出ようとするけど、わたしの攻撃は次々と防がれて後ろの壁まで追い詰められた。


<降伏シロ、命ノ安全ハ保証シテヤル>


片言の人語を話ながら、ジリジリとわたしに詰め寄って来る。多分こいつは【外】から、このコロニーに持ち込まれた可能性がある。リザードマンは活動時間がまだ短いから雑魚レベルだけど、こいつの戦い方は明らかに違う。


「生憎、あんた達を信用する気は無いわよ!」


脚を素早く、こいつの顎に向かって蹴り上げるが逆に右手で脚を掴まれる、そして持ち上げられたと思ったら、急に床にたたき付けられそうになったので、受け身の体制を取り姿勢を立て直そうとした時首を締め上げられながら壁に押し付けられる。


<並バ、此処デ、シネ>


「あぐっあっ! ぐっ…… そ、その台詞…… そのまんま、アンタに還すわよ…… ぐぁっ……」


意識が朦朧として来たとき、リン達が物凄い加速で人狼に突進して、エナジーブレードで首を跳ね飛ばした。


<ナ……ニィ……?>


「クリスから放れろーーっ!」


胴体がダラリと床に崩れ落ちて、わたしは自由の身になり、むせ返りながらリン達にお礼を言う。


「ごほっ! げほっ! リン、ありがとう……」


「全く、リーダーの自覚が足りないわよ? クリス?」


そう言いながら、ルミアはわたしの身体を支えながら文句を言う、わたし達は近くのエア・ロックまで脱出ポッドに乗り込むと射出ボタンを押して宇宙に脱出した〔シルフ〕が私達を回収するのと同時に、無数のビームやミサイルの雨嵐がホワイトスターに降り注ぎ、ホワイトスターは爆発しながら崩壊していく。

軍の大規模な宇宙艦隊の一斉攻撃が始まるが、余りにもタイミングがいい、どうやら最初からこの状況を知っていて業と遅れてやって来た見たいだ。


「多分…… 証拠の隠滅ね?」


「多分ね? でも、ううん、これ以上この件を深く考えても仕方の無いことね?」


「ちぇーっ、嫌な感じ」


わたしの呟きに、ルミアが相槌を打ち、リンはほとんど無差別攻撃じみた攻撃をしている艦隊に【べー】と舌を出している。


なお、公式記録では、今回の事件は【コロニーの反応炉】の【暴走事故】と発表されている。

次回不定期ですが更新頑張ります。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ