表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/4

オープニング

オープニングです。


もう少しマンハンととか、いろいろ出したかったのですが次話に回す事にしました。


描写と加筆修正を行いました。

生体兵器研究エリア調整ラボSide

クリスSide


わたしはカプセルタンクの中で眠っている。わたしは生体兵器として生み出された。いわゆる【バイオノイド】と言う存在で人間じゃない。と言ってもわたしは自然にお母さんから生まれたらしいけれどお母さんに関しては詳しい事は機密なのでわたしも詳しくは知らない。調整室はスリープ用のカプセルタンクが並んでいるだけであまり面白みに欠ける場所でもある。


(ヒマね、一番【わたし達】が眠っているのが一番平和なのだけど……)


そう、わたし達が目覚める時は人間では対処出来ない事態の時だけで、それ以外は何時もカプセルタンクと言うゆりかごの中で眠らされている。

それも今から、約二十年前にある軍事コロニーで起きた生体兵器の暴走事故が原因で、その時はコロニーを最終的に放棄して現在は軍の厳重な監視体制の元立ち入りは禁止されている。

不意に培養液が排出され、わたしのコールドスリープが解除された光りがうっすらと薄く開けたまぶたに当たる。


「クリスおはよう」


わたしに話し掛けてきたのは長い水色の髪に紫の瞳で、外見はごく普通の人間の少女だが、彼女はれっきとした大人の女性だ名前は確か。


「カレン……ノア……博士?」


「そう♪ と言いたいけど、少し違うわ、私は【リゲル・ノア】マスターカレンの後継者ね、改めてよろしく、クリス、ところで身体のどこかに異常は有るかな? 有ればこのままメディカルチェックをするけれど?」


わたしは長い事眠っていたので金髪の長いロングヘアーが、だらりと目元まで垂れ下がって青い瞳が隠れてしまっている、いっその事バッサリと髪をカットしたい、それに今のわたしの服はバイオノイドの調整用のスーツで背中や手首足首にコネクタープラグが付いている。


「特に身体には異常はないです、ただ前髪が目に当たって痛いです」


「そう、良かった。なら、髪を整えるのは私に任せてよ♪ リボンとか色々似合いそうだしね」


この展開は(パターン)間違いなくわたしをおもちゃにする気だ、カレン博士はそんな事はしてこなかったけれど、この女性ひとは間違いなくする気だ。

でも、よくよく考えたら、最近の流行りとかには疎いのでこの際黙って付いて行く事にした。

わたしはカプセルタンクから身を起こして隔離研究エリアの彼女の自室に付いて行く、彼女の自室はかなり女の子の部屋で巨大なクマのぬいぐるみがその存在感を余すことなくアピールしている。


「さぁ、そこの鏡台の椅子に座って、座って♪ クリスはせっかくの美少女何だから、少しおめかししないとね?」


「え、ええ、あの、これでいいでしょうか?」


言われるままに鏡台の椅子に座っていたら、リゲルがブラシを手に素早くわたしの髪の毛を整えていく、そして、あまりの気持ち良さに眠ってしまいそうになる。


「はい、終わったよ♪」


「えっ、これが…… わたし? 可愛いです」


そうわたしの金髪の長いロングヘアーからポニーテールに纏められて、白いリボンで髪を止められている。その後、案の定、真新しい女の服を色々試着してみた。デキレバ、お仕事柄結構地味な服でもよかったとか考えたりもする。


「リゲル・ノア、まさかわたしにブラッシングを施す為に態々スリープから目覚めさせただけですか?」


「うーん、そうなら人類は恒久平和な世界になっているわ、じゃあ本題に入りましょうか?」


※※※

軍事コロニーホワイトスター管制室Side

クラリスSide


アタシはこの軍事コロニー【ホワイトスター】に配属されて、約三ヶ月の新人オペレーターで仕事は主に各区画の状況の管理等が主な仕事なの、オレンジ髪の毛のセミロングと赤い瞳がチャームポイントかな?


「ええ……と、特に、この区画の異常は無いから、次の区画のチェックをします、クリスさん、このシフトが終わったら、次の休憩時間一緒にお茶をしませんか?」


「クラリス・マーガレット少尉、わたしの名前はクリス・ウォーロック中尉です。あと、一応貴女の上官なので言葉遣いに気をつけてください」


淡々と自分の仕事を熟しているクリスさん、彼女は最近【隔離研究エリア】からこちらの通常エリア管理部に異動してきた人で余り自分の事については話してくれない、それ以外はいい人なのだけど?

意外と口数も少なくて、物静なので人見知りするタイプなのかもしれないわね? さてと、今はそんな事より、お仕事、お仕事。


「しかし、クリス…… いえ、ウォーロック中尉、先月まで隔離研究エリアに勤務して居たんですよね? でも、友達に聞いたらウォーロック中尉何て知らないって言うんですよ?」


「クラリス・マーガレット少尉、今は仕事中で私語は慎みなさい、これは上官命令です!」


しまった、怒らせてしまった。どうやら、クリスさんは事規律に関しては厳しい人みたいだから、休憩時間に質問すればよかったな? アタシは淡々と退屈な職務をこなしていく、これならお茶くみ係もよかったかもしれない。


「すみません、以後気をつけます」


アタシがそう言った時突然けたたましい警報が鳴り響き、あちこちのモニターがノイズの海に変わっていく。え、何これ、非常事態の演習? 今日はそんな予定は入ってなかった筈なのだけれど……。

その時、緊迫した音声が通信機からこの管制室に響き渡った。


《こ、こちら警備班! ば、バイオモンスターが……うぁっ!》


《に、逃げろーーっ!》


《きゃぁぁぁっ!》


えっ! な、何が起きてるの? 頭が一瞬の出来事について行けずに真っ白になる。


「みんな、緊急事態につき、全エリアの封鎖、急いでっ」


「は、はい、コロニー全域に緊急事態非常事態発生! 直ちに警備班は非戦闘職員の退避を優先し、各エリアに侵入した正体不明のバイオモンスターの迎撃を開始せよっ」


他のオペレーターは素早く非常事態に対処している、クリスさんも素早く各区画への指示を出した後、何処かと連絡を取り合っている見たいだ。でも、アタシもそんな事に構っている余裕が無い、とにかく各エリアの職員の退避を確認後次々と隔壁を閉鎖していく。


「そう、ルミアはバイオモンスターの排除を最優先で、リンは非戦闘職員の安全を最優先して、ライルとアルはこちらの支援に! 出来るだけ急いでっ」


「あ、あの、ウォーロック中尉、エリア57とエリア23のバイオモンスターの反応が僅か十秒で消えました…… あとこちらにもバイオモンスターが沢山来ます……」


多分此方の裏をかいて別ルートから侵入してきた別動隊だと思う、此処の部署にはガードロボも警備兵も居ない、今、バイオモンスターが現れたら、達は一瞬で食べられるか殺されるかのどちらしか無い、そんな時天井一部が膨れる、それを見た彼女クリスが反射的に叫んだ。


「皆っ、床に伏せてっ」


「えっ」


その言葉に、他のみんなは反射的に端末機の陰に隠れたがアタシが遅れて固まってしまう、大きな天井がアタシに落下してきた瞬間、クリスさんが手刀で落下してきた残骸を見事に切断してしまう。


「う、嘘!?」


<グガァァァッ>


トカゲの怪物の様なバイオモンスターが三体現れたが、クリスさんがそいつらをまるで何事も無かったかの様に信じられないことに手刀で次々と切り倒していく、そして辺りにはそいつらの青黒い液体が散らばっていた。


「みんな無事?」


「は、はい、無事です」


「な、何とか……」


そして、アタシの肩に液体……水滴? なんかベタベタしている……まさか!? 恐る恐る、天井を見るとそこに蝙蝠が人型になったような怪物がアタシに向かって大きな口を開けていた。

怖い、怖い、怖い、あんな牙で噛まれたらアタシなんか簡単に引き裂かれてしまうだろう。

もう、恐怖で思考が止まって数秒後には、ただの血まみれの肉塊になる自分しか想像できなかった。

そして、怖さのあまりに、情けないくらい大きな声で悲鳴を上げた。


「きゃぁぁぁっーーっ! こ、来ないで!」


<ギシャァァーーッ>


そして、もう一匹のトカゲの化け物がアタシに馬乗り被さる様に落下してきた、アタシは咄嗟に両腕をクロスさせて顔を守り腰に携帯している拳銃を何とか取り出し、その引き金を引いたが不発だった。


「な、なんで? 昨日ちゃんと拳銃の手入れをしたのに、なんで弾が? なんで、こんな時にッ!」


<ガァァァァッ>


化け物がアタシに噛み付こうとした時、突然化け物が壁に吹き飛ばされて壁に叩き付けられる、クリスさんがプロレス技のドロップキックを化け物に食らわした。


<ぐきっ!>


無様に壁に叩き付けられる、リザードマン、よろよろと立ち上がりながら体勢を立て直す前にクリスさんの掌底打ちが首に炸裂し化け物はクリスさんに首を折られて動かなくなる。


「クラリス・マーガレット少尉、拳銃はセイフティ(安全装置)を掛けたままだと弾丸は発射されないのよ? これは、銃を撃つときの基本だけれど、まぁ、こんな状況じゃあ、仕方がないわね」


「あっ、す、すみません、あ、アタシ、あ、あの、わ、わたし」


化け物に襲われたショックで頭の中がぐしゃぐしゃに混乱していて、取り乱したアタシをクラリスさんが抱きしめて。


「もう大丈夫よ? 怖い怪物はみんな居ないから安心して」


「ぐずっ、うぅ…… こ、怖かった、怖かったです! うぁぁぁん!」


思わず泣き出したアタシがいた、そして誰かが区画管理部のコントロールルームに入って来る。


「済まない、クリス遅れて」


「そっちは大丈夫か? こっちは、あらかた片付けたぞ」


管制室に入って来たのは、アタシと同年齢の男の子が二人で、一人は金髪のショートカットに緑の瞳の男の子でもう一人は黒髪に赤紫の瞳の男の子だった。


「遅いわよ? アル、ライル、後十秒遅かったら、此処でも死人が何人か出ていた筈よっ」


クリスさんが激昂して二人を怒鳴り付ける、そこへ通信のアラームが鳴りクリスさんが不機嫌そうに応対した。


《クリス、そっちは大丈夫かな? こっちはほとんど片付けたわよ?》


「大丈夫じゃなかったわよ、それよりも、こちら、クリス、リン貴女、今何処のエリアに居るの? 貴女にはE-14ブロックを任せた筈よ?」


《はい~♪ はい~♪ みんなのアイドルのリンもルミアと一緒だよ? あたしの所が早く終わったからルミアを手伝っていたんだよ~》


マイペースな女の子とやたら元気な女の子の声が聞こえる、二人ともクリスさんの知り合いかな?


「はぁ、そう言う事なら、私達も貴女達と合流するから、二人で退路の確保をお願い、次、勝手に持ち場を離れたら、おやつ抜きね」


《了解》


《ひどっ! クリスのオニオニアクマ、ブーブーっ》


「こほん、それじゃあ、みんな早いとこ、こっから脱出しようぜ? よく言うだろ? 三十六計逃げるに如かずだったけ?」


ライルさんの声にみんなが頷いた。そしてアタシ達は急いで区画管理部のコントロールルームを後にした。

次回不定期更新ですが、これからも頑張って更新してまいります。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ