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ミコの影帽子 夢心背話(ゆめうらせばなし)  作者: 心環一乃(ここのわ むの)
第9話 夭折した母の残した詞――思い出したいつかの誓い
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第9話_はじまり

ミコちゃんシリーズ第9話です。

「ノイマン家編」の後半になります。一体どうやってミコちゃんはこのノイマン家を再生させるのか。その過程と結果がこの9話で明らかになります。

そして同時にこの9話は続く「神様(決着)編」への入口でもあります。神様達との対決も秒読み&もう次って段階に入りました。

いや〜神様達って相当古い存在って設定ですから地の文からして難しい漢字だったり古めかしい読み方だったりやりまくっているので読者のみなさまが一番読むのに苦労されるところですよと、前書きで予告しときます。

そう、これは前書き。なのでまずはノイマン家とキティちゃんのその後を御覧くださいまし〜。

みなさまの心になにか響かせられれば幸いです。

 はじまり

 

 その世界には、神様がいた。

 

 神様は人間に問題を与えた。

 

「私達の大切なものを盗めたら、新たな神様にしてあげましょう」と。

 

 人として知らぬ者のいないその問題に、多くの人間が挑んでいった。

 

 だが、今まで誰一人、神様の場所に辿り着くことすらできなかった。

 

 やがて人々が諦め、問題を知っていても無視するようになった時代。

 

 一人の女の子が問題を解いてしまった。

 

 しかも、神が一人死んでしまった。

 

 人々も、神様も揺れた。割れた。驚いた。

 

 なぜか――その女の子が事実を一切明かさずに姿をくらませたから。

 

 出会った人々は納得し、神様は宣戦布告し去って行く。

 

 多くを盗んだ女の子から、神様らしく取り返すために。

 

 これは、それを知りつつ旅をする一人の女の子の物語。

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