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魔法使いは自衛隊で無双したい  作者: 賽の目四郎


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98◇魔道銃評価

98◇魔道銃評価

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その後の俺の扱いは中将に一任されることになった。

軍部としても最大の功績者が学園の1年生だとは対外的に言い辛いのだろう。

俺の希望どおりに情報局が盾になってくれることになったので非常にありがたい。


「上手く丸め込んだな。まぁそれが君にとっても最上だということはよく分かるよ。」


「いえ、私もちょっと調子に乗り過ぎた事は反省しています。けど、今回は全てが上手く嵌りましたねぇ。」


「私もそれは思った。一つでも順番がずれたり時期が遅れたりしたら今頃国境地帯は激戦区になっていただろうな。」


よし、ここで魔道銃だ。

自国の国軍の被害を最小限に抑える手段であることを強調しよう。

戦国時代でも火縄銃の3段戦法は防衛としては有効だったしな。

勿論、異論はあったことは知っている。

だが、弓矢で威力と精度を上げるには才能と多大な訓練が必要なのに対し、銃なら数ヶ月程度の訓練で体力の無い兵士でも戦力となる。

戦いがあれば戦死して熟練者が減る事は避けられないので、それに代わる有効な戦力をいかに早く補充出来るかが勝利の鍵となる。


ってなことを図解しながら中将に説明し、預けておいた魔道銃8丁の評価を聞いてみる。


「うむ。君の護衛の2人に指導してもらいながら情報局の技術士官に訓練させてみた。兵士の訓練をろくに受けていないひょろっとしたウチの技術士官でも1日あれば的に当たる様になったな。弓矢で同じ結果を出そうと思ったら最低でも半年は要るし、何より才能が無いと訓練してもあまり効果がない。」


「そうなんですよ。正にそこが魔道銃のメリットと言えますね。今回の国境紛争でもこの魔道銃が50丁もあれば味方の損耗は半分くらいになったと思います。」


アウトレンジ攻撃だもんな。

弓矢は木の盾で防げるが、魔道銃の弾丸は貫通する。

また金属鎧もかなりの割合で貫通するので、装甲兵相手にも有効だ。

先込めの手間さえ用法の工夫で何とかすれば、指揮官にとっては夢のワンサイドゲームも可能となる。


「うむ。用法を含めた魔道銃の利点は十分に理解した。あの8丁は情報局で買い取ろう。弾薬も追加で発注しよう。」


「ありがとうございます。あの8丁は技術サンプルですのでお代は要りません。ですが、弾薬の発火魔石を使った発射薬についてはランバート領での生産が必須となります。そもそも良質の発火魔石自体がランバート領にしか産出しませんし、精錬方法と最適な配合方法は秘中の秘としています。これに関しては父が全てを管理していますのでお尋ねいただけますでしょうか。」


俺は魔道銃の運用に必要な部材を紙に書き、弾丸は鉛を溶かして鋳型に入れて自作出来ること、鋳型も提供出来ること、1発辺りに必要な発火魔石配合発射薬は9gで、他に密閉用のフェルトが要ることを伝える。

ランバート領でハンスがマニュアルを作っていたはずなので次回調達時に貰っておこう。


「元帥にも進言したいから、あともう20丁ほど調達出来ないかね?そういえば1丁あたりの単価をまだ聞いていなかった様だが、1丁の時と20丁の時のそれぞれの見積もりを貰う事は出来ないかね。同時に発射薬や弾丸を作る道具も別に見積もってくれるとありがたい。」


「はい、ランバート領でも量産に入ったばかりなのでまだ数が揃えられません。今現在なら20丁くらいの在庫はあったと思いますので、父に伝書鳩便で聞いてみます。」


「よろしく頼むよ。これは登録はしてるんだよね?」


「もちろんです。試作してすぐに登録はしてあります。用途を理解してもらうのに少々時間がかかりましたが。」


まぁ王族直轄の魔法部隊には純粋に魔法の力だけで直径10cmくらいの砲弾を発射する大砲があるらしいので、それを小型化して誰でも使える様にしたという説明で何とか通った。

その「魔道砲」というのは物理的な爆発力を使っていないとのことで色々想定してみたが、砲身内面にウィンド魔法の魔石を並べて次々に動作させる事により砲弾を加速するくらいしか思いつかなかった。

そんなもんで実用的な初速が出るのかと思うが、実際に配備されているらしいので一応使えるんだろ。

電磁加速レールガンの魔力版みたいだな。


「ところで、軍部の工場で3人乗りの魔道エアクラフトを作っているとお聞きしているのですが、状況はいかがでしょう?」


「耳が早いな。君のスカンクワークスだっけ?彼らが凄い意欲でね。ぜひともに言うので開発は任せているところだよ。だが少し苦戦しているみたいなんで、一度見に行ってもらえないかな。」


ランバート領との運輸定期便として使える機体にならないかなと思ってるんだけどね。

3人と言わず、6人くらい乗れれば輸送機としても使える。

だが、そろそろハンググライダーベースでは限界に近いことも事実なんだよな。

どうしよう。

とりあえず3人乗りタイプを完成させて貨物兼用構造にしよう。

おそらく主翼の空力構造で詰まってるんだろな。

もしくは、コントロールハンドルの操作性か、エンジンの多発化かな?


中将に先ほど言われた高高度偵察機をどうするかもあったな。

こっちの方が簡単そうだから先にやるか。


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