↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔法使いは自衛隊で無双したい  作者: 賽の目四郎


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
327/337

327◇海軍関連打ち合わせ

327◇海軍関連打ち合わせ

===========================


バンバン撃っていると時間を忘れるな。

俺も2人のついでに100発ほど撃っていた。

途中からショルダーホルスターからのクイックドローみたいな早撃ちも交えて撃ち始め、的も中心だけではなく上下左右の的ぎりぎりの位置にも正確に撃ち込む練習をした。

確かに100発も連続で撃つと少し手の平が痛い。

俺も筋力強化はしているが、熊を殴る時と違って銃はしっかり握らないとならないので手の平に強化魔法を纏う訳にはいかない。

なので今後は薄手の皮グローブをして練習するのがいいだろう。

これは2人にも王都に帰ってから言っておこう。


「では昼になったので昼食を摂り、その後は帰って来た後続の人達と合流して打ち合わせの続きをしましょうか。」


2人とも今はもう撃ちたくない様なので素直に頷いていた。

中将はショルダーホルスターを上着の下に装着して外から見えない様にし、団長もスカートの飾り布で腰ベルトのホルスターを覆って付けているのが分からない様にしている。

重量に慣れてもらうのに実弾を抜いたマガジンを装着し、ホルスターに挿していてもらう。

9mm拳銃は空で800g、9発込めて900gちょっとあるのでかなり重たいのだ。

たぶん最初の何日かはかなり違和感があるだろう。

安全の為に今は9mm弾は渡さないと言い、王都に帰って叔父宅に行った時に渡すと言うと納得してくれた。

今の状態では実弾を持つのはあまりにも危険過ぎる。

2人とも装填する誘惑に勝てない可能性もあるしな。

そんな状態で事故でも起こせば2人の経歴にも傷が付く。

それくらいなら1000発訓練が済むまでは実弾は持たせない方が良いだろう。


射撃場の後片付けは護衛達にまかせ、俺達3人は談話室に戻る。

ちょうど後続組も到着したところだったみたいでにぎやかになっていた。


「さて、皆さん揃いましたので昼食にしましょう。セバスチャン、始めてもらえるかな。」


親父殿が音頭を取り、昼食が始まる。

情報局からは中将を始めその部下の文官5人、魔法団は団長と護衛兼任の部下2人、そして俺と親父殿である。

スカイコンドルや自領の文官は平民なので別室で食事だ。

もちろん執事とメイド長も今は使用人としての立場なので同席はせずに給仕側に回っている。

貴族社会なのでこういう決まりは守らないとならないのが面倒だな。

食事が済むとメイド達が食器を片づけて昨日の打ち合わせの続きだ。

30分ほど食休めとしてお茶を出し、その間に執事とメイド長は食事を摂る。

その後ランバート領の文官も執事に呼んで貰い、打ち合わせに必要な全員が揃う。


打ち合わせは情報局の各部担当の文官5人と、ランバート領の執事とメイド長、技術担当のハンスと税収と購買担当のアイリス、その他に土地管理と建築管理の担当官が同席する。

打ち合わせ内容は主に事務方の相互同意と費用見積もり、運用コストの試算だ。

大枠は決めてあるのでそれに従って細部を詰めていく。

俺と親父殿、中将はたまに聞かれて判断するだけでどんどん作業は進んでいった。

改めてその打ち合わせ現場に同席していると、いかに文官の仕事が大変かが分かる。

俺なんか王都の商業者協会本部の「商業者新規商品保護登録」を出すだけでヒーヒー言っているのに、目の前の文官達は非常に粘り強く細部まで詰めていく。

俺には到底出来ないな。


4時間ほど打ち合わせは続いたが、やっと合意に至った様だ。

結果を見て中将と親父殿も納得していたな。


具体的には以下になる。

・ランバート領シラハマの東方海岸部にカルダナイト王国軍部の海軍本部を置く。

・海軍官舎として100人規模の居住可能な建物をランバート領の大工を派遣して建てる。

・その後王都より西の隣領、タスマライト王国からの海軍経験者及び船大工を派遣してもらう。

・隣領派遣者にはまず海軍官舎と遠浅の海の上に大型船が接岸出来る桟橋を建設してもらう。

・その後、半沈没させた5隻の海賊船の引き上げと修復をしてもらい、同時にランバート領の大工とシラハマの船大工に大型船に対応する教育もしてもらう。

・新に装備する物として40ミル砲と推進器を用意し、それをランバート領技官主導で元海賊船に設置する。

・費用は基本的に全額軍部が出すが、ランバート領から派遣した領民の生活費は領で負担してもらう。

・元海賊船の5隻についてはとりあえず修復完了した時点から軍が拠出した修理費を差し引いてレンタル扱いとし、定額を軍部がランバート領に支払う。

ざっとこんなもんだな。

抜けもあるだろうが、それは今後具体的な動きになった時に再度打ち合わせという事で合意した。


「ランバート伯爵、今日は有意義な打ち合わせとなりました。感謝します。今後もマーティン君を含めて緊密な関係を続けて行きたいものですな。」


「モーガン中将、私も軍部が全面的に支援していただけるという事で安心しました。これで海賊の襲撃に怯えることもなく、またシラハマの港町の繁栄にも寄与する事が出来て感謝いたします。」


打ち合わせ内容は全て文書にされ、相互に複製を持って署名していた。

これで俺のシラハマの港でしでかした様々な所業がいい結果に落ち着いたな。

バレットM95と9mm拳銃の事が中将と団長にバレたが、今となってはいい方向に収まった。

親父殿も知ってはいるが、少し距離を置きたいみたいで俺に全振りして来ている。

うん、これで次のステージに移れるな。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。