表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔法使いは自衛隊で無双したい  作者: 賽の目四郎


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
216/230

216◇自分語り

216◇自分語り

===========================


「まず、今の私の意識は異世界の事故で死んだ認識があります。異世界の馬車に相当するものに轢かれたのですね。それがこちらで馬車に轢かれたマーティンの意識と入れ替わったとしか思えないのです。偶然なのか、何か人知を超えた者の仕業なのかはわかりませんが。」


皆を見渡す。

半分くらいは信じられないという顔をしているな。

父親は既に納得しているので軽くうなずいている。


「そういう事で、いわゆる転生という事になると思います。これからは異世界の事を前世と言います。前世で私は25歳の技術職でした。こちらで言うところの魔法陣を扱う職種と時計の様な機械を扱う職種の両方を担当していました。但し、前世ではこちらの魔法に相当する物は一切無く、その代わりに極端に進化した科学技術でこちらの魔法以上の事を実現していました。」


やっぱり前世は35歳とは言えないよなぁ。

なにせ親父殿やここに居る全員よりも年上だもんな。

これは嘘を通させてもらおう。

そして十分発達した科学技術は魔法と区別が付かないんだよなぁ。

だから逆に十分発達した科学技術を魔法で再現しているという逆転現象になってるんだよな。


「また、仕事の延長で銃器関係の取扱や射撃の訓練もしていました。私が銃器に詳しいのはその時の経験からですね。」


これも趣味ではなく仕事に延長という事にしておこう。

まさか趣味でやっていた奴にあれこれ指示されてると思われるよりもマシだろう。


「スキルに関しては、前世に住んでいた国の軍隊の装備品を出せる様です。なぜ出せる様になったのかは私にも全く分かりませんが、ステータスを自分で出せる様になった時に一番下に表示されていたので使える様になりました。」


ここで少しどよめきが起きる。

ステータスなんて協会で神像からの神託でしか見られないものだというのがこの世界の常識だからだ。

俺自身もなぜ出せるのか理由が分からないし。


「そこで私はそのステータスを見ながら前世の魔法に関する知識を元に自分のランクを鍛える事にしました。最初はこの世界の平均的な12歳のステータスでしたが、今はちょっと他言出来ない事になっています。」


そこで俺は目の前にステータスを表示させて読み上げる。

「ステータス表示」(13歳6ヵ月)

「名前:マーティン・ランバート」,「年齢:13歳」,「性別:男」

「レベル:64」,「体力:1280」,「魔力:3140」,「精神力:1450」

「攻撃力:1240」,「防御力:1160」,「素早さ:1030」,「器用さ:1540」,「賢さ:1670」,「運の良さ:1220」


「以上が今私の目の前に表示されているステータスの内容です。この内容ですので実は素手で盗賊団くらいは倒せたんですがね。」


どよめきが更に大きくなる。

マークにだけは魔の森ハンティングに行く前に魔道具経由で見せていたので驚いてはいないな。

親父殿もまさかという顔をしている。

まぁこれは当時12歳だったからこそ鍛えて伸びたんだろうと思う。

ここに居る人たちは今からやっても無理だろうな。


「ということで、私は人が見ている時はかなり抑えた動きをしています。しかし、私のストレージ魔法のガレージや探知魔法の有効範囲はそのまま使っているので何となく感付いた人は居ると思います。」


あ、マークとミラーとスティーブが魔の森ハンティングの時に見ているので納得した顔をしているな。



「次に魔道銃について説明したいと思います。これも前世の知識で、そこでは500年くらい前から使われていた武器になります。これをこちらでも作れる様にアレンジしてガーソンに試作してもらったところ、実用になるのが分かったので現在量産してもらっています。これは王都の軍部関係にも紹介済みで、現在注文を貰っています。弾の発射に当領独自の発火魔石を調整して使っていますので、たとえ銃そのものを王都や他領で真似されて作られても発火魔石の供給を抑える事で優位に立てると思います。そして、今回追加で開発した40ミル砲も原理は魔道銃と同じで、単に大きくしただけですね。」


ハンスが手を上げる。


「マーティン様、前世でも発火魔石を粉にして使っていたのですか?」


「いや、前世は違う物で爆発させて撃っていたよ。こちらにあるかどうかは分からないけど、黒色火薬と言って、硝石75%、木炭15%、硫黄10%という比率で粉末化して混合したものなんだ。これに火を点けるとシュッと燃えるし、圧縮して点火すると爆発する。まさに発火魔石の粉と同じ効果なんだよね。だから簡単に使える様になったんだ。」


まぁ火縄銃と構造は同じなんだが発火させる原理がまるで違うんだが。

そのうちこちらでも硝石(硝酸カリウム)が採掘出来るのかどうか確認しよう。

硫黄はこちらでもあるので、硝石さえあれば本物の火縄銃が作れ、発火魔石の消費を抑える事が出来る。

まぁトイレ周りから出る物からでも作れるんだが、残念な事に詳しい方法までは覚えていないんだよな。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ