205◇40mm砲4
205◇40mm砲4
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「アースシールド板貫通枚数テスト」の準備が出来たので早速撃つ用意をする。
40mm砲の狙いは一応簡易サイトで付けられるが、ボアサイトとの距離があるのでそれでどれくらいずれるかは撃ってみないと分からない。
あと、距離10mでは明らかに距離が近く、破片が飛んでくる可能性があるので20mにした。
これくらいなら跳ね返って来た破片も当たらないだろう。
念のため馬車と馬は更に20m後退させたが。
「用意は出来たよ。撃ってみて。」
発火魔石込め、フェルト込め、弾丸込め、照準合わせ、発火魔法陣セットは3人に任せてあるので俺は指示するだけだ。
装填完了し、4人で4枚の盾に隠れてデビッドがトリガー代わりのロープを引く。
一応ハンスとデビッドで毎回ウィンドエバキュレーターは発動してあるので、バレットM95の生の発射音よりは小さい。
それでも腹に響く爆音はする。
口径が大きい分、低周波音が多いんだろうな。
発射の煙が収まらないうちに的を確認に行く。
的の板のほぼ中心に当たった様で、5枚貫通して6枚目で止まっていた。
丸い40mm弾がひしゃげて6枚目に貼り付いている。
うーん、貫通力を上げるには以前に思いついた鉄心弾も試してみる必要があるな。
いや、鉄の玉を作るのは困難なので青銅の玉でいいか。
これなら容易に鋳造出来る。
直径30mmくらいの青銅芯弾を作り、これに5mm厚の鉛を巻き付けて40mm弾とする。
比率は要研究だろう。
貫通力を上げるにはどの比率が最適かは実射で試してみないと分からない。
また、青銅心弾を作っても中心が少しでもずれると弾の重心も偏り、真っ直ぐ飛ばなくなるだろう。
製造コストもそれなりに高くなるしな。
では鉛弾の材質そのものを硬い物にすれば良いか。
幸い、銅というふんだんに使える材料はある。
砲身そのものは鍛造鉄なので摩耗には強い。
銅弾を使ってもそれほど摩耗はしまい。
比重も鉛の11に対して銅は9なので鉄の7.8よりは重い。
コストが鉛よりも高くなるが、まぁ戦争の道具なので無視しても良かろう。
問題は砲身と砲弾の精度によっては詰め込めなく場合もあるという事だな。
これは寸法公差をプラス目にするしかあるまい。
いくらフェルトで押すと言っても隙間があると威力は落ちるが、これは手作りする以上仕方が無い事だな。
結局は青銅芯の鉛ジャケット弾がベストなのかもしれない。
とりあえずはシンプルに鉛弾で量産まで漕ぎつけることにする。
とにかく数を揃えないと戦力にはならないしな。
その後、「アースシールド板貫通枚数テスト」のテストを繰り返した。
板は俺がすぐに作って補給するし、割れた板はそれを原料に新たに板を作るから永久機関だな。
常に20枚くらいのストックを作ってそれを回してもらっている。
土や石の比重は2.5くらいなので、俺の作る板は体積から1枚6kgちょいはある。
重いという程ではないが軽くもないので3人には重労働を強いているな。
昼に近くなった事だし、ちょっと昼飯にしよう。
「昼になったんで何か食べよう。何がいい?」
聞くまでもなかった。
カ〇プヌードル、缶詰2種、カ〇リーメイト、缶コーヒーの黄金セットだ。
必要に応じてお代わり有りと言うとちょっとだけ歓声が上がった。
どんだけ好きなんだよ。
先に折畳テーブルと椅子をストレージから出す。
ナベとヤカンも出す。
野外用の2口五徳も出す。
さすがに地べたではファイア魔法で炙りにくいしな。
とりあえずリクエストされたものを人数分1個ずつ召喚する。
ついでにカ〇ヌ用の500mlペットボトル水も4本出す。
ウォーターで出した水はまずいのだ。
缶詰の湯煎用には問題無いのでハンスが鍋に魔法で入れていた。
そこに缶詰を8個投入する。
もう全員やる事は分かっているので俺が召喚した瞬間に分業で用意を始める。
ハンスとデビッドがファイア魔法でナベとヤカンを炙って湯を沸かし、ザンドがカ〇ヌのシュリンクを剥がして蓋をめくる。
俺はいつも持っている携帯カトラリーセットからフォークを4本出す。
皿はお上品に食うわけではないので缶直で食べるのだ。
缶切りはもう全員に召喚した簡易工具を渡しているので自分で切れるしな。
10分も経たないうちに湯は沸騰し、先にカ〇ヌに注ぎ込む。
3分経って皆が一斉にズソーという音をたてて食べ始める。
うん、いつものシーフード味だ。
たまにはカレー味も食べたいんだが、今の所いつもシーフード味しか出て来ない。
缶詰レーションは思った物を召喚出来る様になったので肉系の味付けハンバーグとウィンナーばっかりだな。
他の白飯や赤飯、漬物類は出してもたぶん誰も食べないだろうし。
俺?
たまに出して食ってるよ。
やはり元日本人としては自衛隊レーションのラインナップはありがたい。
しいたけ飯とか鳥飯、たくあん漬やまぐろ味付け、福神漬けなどが刺さるな。
だが福神漬けを食べるとカレーが欲しくなるんだよな。
カモン、カレー!
そのうち香辛料を集めて作ってみよう。
こっちに米があるかどうか分からないが、いざという時は白飯缶があるしな。
湯煎から上がった缶詰はさっさと自分で缶切りし、皆すごい勢いで喰っている。
早速カ〇ヌと缶詰2種をお代わりされた。
俺自身はちょっと飽きて来たこともあってこれで打ち止めだな。
大食いではないので、この後カ〇リーメイトを食べて缶コーヒーを飲むと腹いっぱいになると思うんだよね。
3人用にそれぞれヌードル+缶2個セットを召喚し、後は自分でやらせる。
俺は缶コーヒーで一服だな。




