表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔法使いは自衛隊で無双したい  作者: 賽の目四郎


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
204/230

204◇40mm砲3

204◇40mm砲3

===========================


10発撃って砲自体の確認をするが、どこも損傷していない。

まぁ口径からしたら少な目の発射薬なので当然の事かもしれない。

発射薬の爆発効果も安定している様で、量をきちんと計って使えば弾着も安定している。

これはガーソン工房製の高精度鉛玉の効果も大きいだろう。


次に50cm角の木の板を的の前に土魔法で台を作って固めて置く。

後ろは板の周囲を支える様な構造の土の土台をアース魔法で作って板だけが吹き飛ぶのを防止する。

かなり頑丈に作り、バックストップからも支えの支柱を伸ばしている。


最初は厚さ2cm程度の板を置いたが、これは軽く貫通した。

だんだんと板厚を厚い物に交換していき、厚さ6cmくらいで弾きだした。

そこで発火魔石の量を増やしてみる。

今までは10倍だったので15倍にする。

90gが135gになるな。

これが魔道銃の比率では本来の量だ。

もちろん構造が違うのでそのまま比較は出来ないのだが、鍛造銃身を分厚い青銅の鋳造部分で覆ってあるので大丈夫だろう。

ダメならまず真っ先に尾栓が吹き飛ぶだろうし。


15倍の135gで撃つと一際大きな発射音がする。

的には変化が無い。

どうやら初速が上がって上に逸れた様だな。

またもや的の上端をボアサイトと同じ狙いの簡易サイトに合わせ、試し撃ちをする。

今度は的の下の数cm辺りに着弾した。

10倍の時は1.5mくらいドロップしたのが今度は1mちょっとくらいのドロップに減少した。

弾道がフラットに近くなったということだな。

その分初速と威力が上がったということになる。


改めてその分を補正して狙いを付ける。

6cm厚の板は一瞬で四散した。

厚みがあるだけに突き抜けずに割れる方向で力が働いたのだろう。

次に厚さ10cmほどもある建材の一部と思われる幅30cm長さ1mほどの板を置いて撃ってみる。

1発目は外れた。

さすがにこの幅では当たらない場合もあるか。

2発目はちょうどど真ん中に当たり、真っ二つに折れた。

うーん、これも抜けずに折れるんだな。

威力の判定としてはどうもいまいちだな。


そこでアース系魔法のアースシールドで土板を作り、これを5cm程度の隙間を空けて何枚も重ねて撃つ方法を思いつく。

これは前世の動画サイトなどの実銃検証動画でやっていた方法だ。

均一な厚さ1cm程度のコンクリート床材や安価なべニア板、スレート瓦や果てはフライパンなど、10枚以上を5~10cm程度の間隔で並べてその端から狙って撃って何枚貫通出来るかを試していたな。

アースシールドなら俺の得意技なので少ない魔力でいくらでも作れる。

厚さも大きさも強度も自由自在だ。


「命中精度はだいたい分かったけど、これでは威力の確認が定量的に出来ないね。そこで一定の板を並べてそれを何枚貫通出来るかで試そうと思うんだけど、他に何かいい方法を思いつかないかな?」


「粘土の塊に打ち込むのはどうでしょう?どこまで弾が潜り込んだかで威力が分かるかと。」


「水に打ち込むのはどうでしょう?小さな溜池を作り、そこから流し出す木製の水門を撃ってどれくらい水中を進むかを見れば威力が分かるかと思いますがどうでしょう?水門には板を2枚差し込める溝を彫っておけばすぐに新し板を差し込んで水の流出は止められますよね。」


デビッドとザンドがアイデアを出す。

ハンスは俺と同じ意見だった様だ。


粘土の代わりに透明ゲルの塊に横から撃ちこむのも前世の動画にあったな。

透明であれば弾が抜ける弾道も見えるが、粘土はいちいち掘り出さないと到達距離が分からない。


水に撃ちこむのも動画にあった。

分厚いアクリル製の水槽の側面の一部を交換可能にしておき、そこに割れやすい板を挿してその真ん中に撃ちこむ。

それを横から高速度カメラで撮って弾がどういう水の中の進み方をするかを見せるというものだ。

これなら弾が水底に落ちた場所を威力に換算出来るが、ちょっとお手軽に出来そうにない。


結局多数決と俺の得意技ということで「アースシールド板貫通枚数テスト」にする事にした。

これなら俺は50cm四方で厚さ1cmの程よく強化したアースシールド板を大量に生成するだけで、他の3人が板ホルダーに並べてくれる。

その板ホルダーもアースシールドの応用で地面から生えさせればいいし。


「では威力確認で板を出すからもっと的に近くに行くよ。距離も的から10サブキロム(m)まで近寄って撃つからまず外れないだろうし。」


威力確認なんで距離を10m程度取れば十分だろう。

あまり近いと弾が出た後の爆風で板が倒れそうだし。


とりあえず砲撃セットを馬車に積み、40mm砲自体は馬車の後ろにロープで括って的の方に移動する。

的から10mの所に馬車を停めて砲撃準備をしてもらう。


その間俺は的の方に行き、木の板や柱をストレージに片っ端に放り込んで掃除する。

散々撃ちこんだので木屑が散乱していたのだ。

的もかなり穴だらけになっているのでこれも放り込む。


的の台座にしている土の塊を一旦崩し、アースシールドで板ホルダーを作る。

板の中心が40mm砲を水平に向けた砲口と同じくらいの80cmくらいの高さになる様にし、完全な水平撃ちが出来る様にする。

40mm砲に付けた車輪が直径1.2mなので、その半分の車軸より少しだけ高い位置に砲の中心を合わせてあるのでこの高さになっている。

本当は車軸と砲中心を同じ位置にしたかったが、台座の製作の都合でこうなった。

左右の車輪をつなぐ車軸が通らないと強度が十分出ないということだ。


次にアースシールドで50cm四方の大きさで厚さが1cm、強度は両端を支えて俺が上に飛び乗れば割れる程度にする。

前世のスレート屋根板程度の強度だな。

これを流れ作業的に20枚ほど作った。

3人に板ホルダーに並べて立ててもらう。

とりあえず10枚とした。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ