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魔法使いは自衛隊で無双したい  作者: 賽の目四郎


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170/284

170◇CQB

170◇CQB

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さて、89式はマーク主導の自主練でいいとして、護衛達に9mm拳銃の近接戦闘のトレーニングをしておきたいな。

ザンドとデビッドには叔父宅地下射場で色々教えて早速帰省時に役に立ったし。

殺すのは簡単だけど手足を撃って無力化するのも大事だと思うんだよ。

誤解などで誤って相手を撃っても殺さなければリカバリ可能だし。

何より撃った本人の精神的安定性に大いに寄与する。

やはり殺すと自責の念に囚われる人は多いと思うんだよな。

まぁ殺られる寸前になってまで遠慮することはないので、その時は必殺で急所にぶち込めと教えるが。


そして、帰省してからハンスと色々調べてやっと見つけた魔法陣、魔道ウィンドエバキュレーターである。

まさかハンスの持つ蔵書の中にあるとは思わなかった。

これを丈夫な紙に描いて9mm拳銃のトリガーガードの前のフレーム下部に曲げて貼り付ける。

貼る時に発動方向を銃口の方に合わせて貼る。

その下に大豆くらいの魔石を4個魔法陣の上に接触する様に一列に固定する。

それに重ねる様に魔力ブースターの魔法陣を丈夫な紙に描いて曲げて貼り付ける。

これで9mm拳銃を握って生活魔法レベルの魔力を流すと俺が少し弱めにウィンドエバキュレーターを発動したくらいの消音効果となり、耳栓無しでも耳へのダメージ無しで撃てる様になった。

但し魔力ブースターで無理矢理発動させているので魔石の消費が大きく、連続5分くらいを過ぎると徐々に消音効果が薄れていく。

まぁ撃つ時に狙いを付けると同時に魔力を流して発動させ、1発撃ち終わったらすぐに停止させれば5秒も使わないので60回程度は使える。

それに60回を過ぎても徐々に消音効果が落ちて更に20発撃つと半減するくらいなので分かりやすい。

常に予備の魔石を持っておき、魔力ブースターの紙を水で容易に剥がせる様にしておけば交換は簡単だ。

もっと魔石を大きくすれば発動時間も長くなるが、そうすると現在のホルスターに収まらなくなる。

まぁそのうち魔法陣を改良するなりホルスターを改造するなりはしてみよう。


これをマーク、ミラー、ザンドのウィンドエバキュレーターが使えない3人の9mm拳銃に加工して使わせてみた。

9mm弾は俺がたっぷり出してやったので喜んでバンバン撃っていたな。


「マーティン様、これはいいですね!耳栓無しでもそのまま撃てるので緊急時でも対応し易いです。何より耳栓を使わないので会話が普通に出来るのがいいですね!」


「帰省時に盗賊団を撃った時には耳栓を付ける間も無かったので非常に耳が痛かったですが、あの時にこれがあったらと思いましたよ!」


マークとザンドの意見はよく分かる。

特にあの時はザンドが近くでそのまま撃ったので、俺とデビッドのウィンドエバキュレーターが使える2人の耳にもダメージがあったしな。

これで他の護衛も問題なく9mm拳銃を使わせる様になったので毎日5セットずつ出す。

9mm拳銃:200

9mm実包100発:70

9mm拳銃用スペアマガジン:10

ガンベルト(ホルスター、ポーチ付き)]:50

ランク1武器:合計330魔力消費

9mm拳銃セット×5=1650

5.56mm実包はその間出すのは休みだ。

今9mm拳銃を持っていない護衛は14人なので3日で揃うな。

余った1丁は予備として故障時に備える。


トレーニングは俺が総監督となってザンドとデビッドが補助をする。

最初に現在9mm拳銃を持っていて、ある程度撃ち慣れているマーク、ミラー、スティーブ、ルークに指導する。

マンターゲットを紙に描いて射場の的の付近に吊るし、足の部分も紙を細く切ってその下に貼り付ける。

まず相手に対して動かない様に警告し、動くと魔法の石礫を撃ち込むと言う。

その後相手が無視して接近したとし、足に向けて2発撃つ。

当たらない様なら更に2発撃つ。

それでも武器を振り翳して接近する様ならボディ中央に2発撃つ。

それでも止まらない場合はヘッドに2発撃ち込む。

これで8発撃ち、9mm拳銃の装弾数は9発なので残り1発となる。

ここで素早くマガジンチェンジして次の目標に備える。

チャンバーに実包が残っていてスライドストップしていないので次弾がすぐに発射可能であることを認識させ、1人で複数人の対応をすることも訓練とする。

まぁ相手の数があまりにも多くて殺る気満々な場合は最初から胸上部かヘッドを狙う事も教えておく。

相手が勢いよく迫って来たら警告する間も無いもんな。


あまり複雑な動きを教えても練習量がそれほど取れないので簡略化して、これくらいで十分だろう。

相手が銃器を持っていないので十分対抗出来るはずだ。


次の日から俺とハンスで出した9mm拳銃に「魔道ウィンドエバキュレーター」加工を施していく。

まぁ魔法陣2枚と小粒の魔石4個を貼り付けるだけなんでさほど手間はかからなかったが。

3日後に15丁の静音加工済み9mm拳銃が揃い、護衛の残り14人にまず基本トレーニングからしていく。

ザンドとデビッドが任せろと言ったので9mm弾を1000発出して応援しておく。

安全教育は徹底させて事故の無い様にする。

他の護衛は89式は使い慣れているだろうが、片手で振り回せるハンドガンの危険性については認識していないだろう。

だからテーブルの上に置く時の銃口の向きやチャンバーへの装填状態の確認、デコッキングの意味やダブルアクションの原理も教え込む。

思い込みが事故の元なので必ず目視確認を徹底させて、誰一人怪我の無い様にしたいな。


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