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魔法使いは自衛隊で無双したい  作者: 賽の目四郎


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158/303

158◇荷馬車はゴトゴトしない

158◇荷馬車はゴトゴトしない

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さて、魔の森への出発当日である。

移動に丸一日かかるので思わず複座機があったらと思ってしまう。

管理棟に至る道は直線で平坦なので離着陸に使えそうだ。


まぁ今回は足回りチューン済みの荷馬車なんで前回よりマシだ。

護衛の3人が屋敷の車止めに置いてあった荷馬車に馬を付けて玄関の門の外に回していてくれた。

王都から大道具を持ち帰る時に使った黒っぽい旗布とロープ、ワイヤーと鍵も積んである。

護衛用の出張キャンプ用品みたいな椅子テーブル鍋ヤカンもまとめて箱に入れてあった。

誰も調理用食料を持っていないところを見ると、俺の出すアレを期待しているのがバレバレだな。

さすがに通常の携帯食は持っているみたいだが。


朝食後に平民の冒険者が着るような作業着風の服に着替え、革鎧も簡単なものだけ身に付ける。

護衛達もいかにも冒険者でございといった様なラフな格好にしている。

剣もちょっと荒っぽそうな刀身が幅広の物にしてあるな。

俺も短めの質素な剣をベルトに差している。


4人分の主力武器弾薬は俺の「ガレージ」に全部入れてある。

89式4丁に5.56mm弾各200発ずつだな。

30連マガジンもそれぞれ3本付けてある。

ついでにバレットM95もサプレッサー付きのを専用ケースに入れた物を放り込んである。

まぁこれは使う事は無いだろうけど。


9mm拳銃は常に脇下に吊るしてスペアマガジンは両ポケットに入れてあるので特に収納はしていない。

出しておかないと俺が気絶でもしたら丸腰になるもんな。

もちろん護衛は一定の射撃訓練を行なっているので盗賊程度の制圧は簡単だ。


「さて、御者は4人で交代でいいよね。」


「「「「3人で交代します!」」」


お、おう。

元気だな。

そんなにこの荷馬車のニューサスを試してみたいかね?

全員で頷いているな。

分かったわかった、好きにしたまへ。


早速じゃんけんして順番決めてるな。

マークの隊長としての威厳も何も無いな。

え?

今は冒険者だって?

はいはい、ソウデスネ。


早速出発する。

兄に知られると面倒な事になるので見送りはアンナ一人だ。

もちろん父親以外の他の家族にも内緒にしてもらっている。


出発してお決まりのスピード違反を3人連続でやらかした後に定常運転に入る。

3人ともお決まりの感動を俺に伝えてくるが、この馬車は俺んじゃないから護衛部隊にはやらんぞ。

その後は馬の体力温存のために少しゆっくり目に走らせる。

と言っても時速にして15km程度は出ているが。

俺も王都からの帰りに交代で御者をしたが、とかく尻に打撃のある荷馬車がシルキーな乗り心地に。

さすが王族御用達の足回りの荷馬車。

車輪の側面はモーリスが本体同色に塗りつぶしているが、造形までは隠せずどこか格調高い。

うん、後でガーソンに偽装してもらおう。


道中は夏の日差しで結構暑いが、乾燥しているので少し汗ばむ程度だ。

一応麦わら帽の様な幅広の帽子を全員被っている。

ちゃんと日射病や熱中症の概念もある様だ。


何事もなく中間地点の道横の空き地に着き、昼休憩をする。

3人で分担してあっという間にテーブルセットと石で作った簡易五徳が用意された。

そこから後はいつもの定番である。

500mlペットボトル水4本の水をヤカンに入れ、鍋にはウォーターで水を張る。

両方ファイアで沸かしてもらっている間にカ◯ヌ、缶詰2種、カ◯リーメイト、缶コーヒーを4セット出して準備する。

缶詰を鍋に投入して湯煎し、カ◯ヌに沸騰した湯を入れて3分待つ。

缶切りは俺の簡易工具を貸して温まった缶詰を片っ端から切ってもらう。

その後全員で「いただきます」。


うーん、俺的には毎回コレなので飽きてきた。

スキルでもっと違うものも出て来て欲しいものだ。

希望はレトルトカレーとパックご飯だな。

ボンかククレかは意見が分かれるところだが。

後はカップ焼きそばやフルーツ缶詰なども所望したい。

リクエストどこかで受け付けていないかな。


食後の後片付けで食べガラを地面に穴を掘って入れて粉砕魔法で砕いて土を掛け、、まるで猫みたいだな。

まぁそんなに頻繁にする訳でもないのでしばらくはこれでいいだろう。


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