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魔法使いは自衛隊で無双したい  作者: 賽の目四郎


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156◇魔の森ハンティング

156◇魔の森ハンティング

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さて、物作りは面白いんだが手間暇時間がかかり、気晴らしという事にはならないんだよな。

ならばハンティングだ。

魔の森に久しぶりに行ってみようと思う。

もちろん、自衛隊装備満載で撃ち放題である。

早速父上に申請だ。


夕食の後、自室に戻ろうとする父親に声をかける。

部屋に入り、メイドにはお茶を出してもらって出て行ってもらう。


「父上、少し相談があるのですがよろしいでしょうか。」


「何だ、また何か作るのか?」


「いえ、久しぶりに魔の森に入ってみたいと思いまして。今回は見回りではなく、冒険者と同じ様に獲物を狩って持ち帰りたいと思います。」


「うむ、お前の戦力は知っておるし、護衛も同様の武器を使えるので特に危険性は無いだろうな。行くのは許可するが、まず計画書を出しなさい。護衛の中で連れて行きたい者の選定もあるしな。だが、獲物を持ち帰ると言ったが、どうやって持ち帰るのだ?」


「実は私はストレージ魔法の「ガレージ」が使えます。寸法は縦横高さはいずれも5サブキロム(m)で、時間遅延が100分の1なのです。これを数日間程度なら保持できますので、これに狩った獲物を入れれば丸ごと持ち帰れます。」


「驚いたな。いつの間にそんな魔法が使える様になったのだ?」


「実はハンスに色々手解きしてもらいまして、王都に行く前には既に習得していました。ただ、入れる物の重量で消費魔力量が劇的に増えますので、当時の私の魔力量ではレッサーベアーを1頭入れただけで1日持ちませんでした。今はあれからかなり魔力量が増えましたので、5頭くらいなら数日間は持ちます。」


ハンスに聞いたところによると、「ガレージ」は以下の魔力量を1日当たり必要とするらしい。

空:200

1タン(t):600

2タン:1000

3タン:1400

4タン:1800

5タン:2200

だいたい1タン当たり400といったところだ。

俺の現在の魔力量は3000を超えているので、余裕で5トンは保持出来る。

また、魔の森は魔力濃度が高いので就寝時の魔力回復効率が高く、一晩で3000程度は復活するので5トンをずっと保持出来ることになる。

レッサーベアー1頭はヒグマより少し大きい程度なので500kgもあるまい。

ならば10頭くらいならずっと保持出来るな。

しかし父親には少な目に言っておく。

これに目を付けられて「輸送屋」なんてさせられてもかなわないし。


まぁ実のところ鍛造機や送風機程度なら10セットくらいなら余裕で運べるんですがね。

200kg+60kg=260kg

260kg×10=2600kg

俺がガレージに放り込んで3座機でひとっ飛びすれば宅配便も真っ青な即日配達が可能だ。

だがこれを1回でもやってしまうと次から俺に依存するし、上の方から強制されかねない。

だから俺は今までガレージは使えないものとして暮らして来た。


「そこで、解体業者を予め予約しておきたいのですが、どこか心当たりはありませんでしょうか?」


「それなら冒険者協会に聞いてみるがよい。あそこには冒険者の持ち帰った獲物を買い取って解体する部署があったはずだ。護衛の中には冒険者の登録証を持っている者も複数居たと思うから聞いてみてはどうだ?」


「ありがとうございます。そこら辺も含めて調べて計画書を作ってお持ちします。」


そうか、冒険者協会か。

でも登録は15歳からなんだよな。

まぁ護衛の誰かの登録証で買い取って貰えばいいか。



次の日の朝食後に護衛詰所に行き、隊長のマークと話す。


「マークに相談があるんだけど、護衛部隊で冒険者の登録証を持っている人はいないかな?」


「かなり居ますよ。半数くらいは持っているんじゃないですかね。私、ミラー、ザンド、スティーブ、デビッド、ルークも持っていますよ。」


「近い内に魔の森に獲物狩りに行こうと思うんだよ。でも14歳以下は冒険者登録出来ないので獲物を冒険者協会で売る時に代理で売ってほしいと思って。」


「え、それはマーティン様が主体となって狩りがしたいという事でしょうか?」


「そうだね。僕が主体となって、僕の秘密を守れる仲間と共に、僕の全能力を解放して狩りをしてみたいんだよ。父上にはかなりのレベルで僕の能力は伝えてあるので、計画書を出せば許可は出すと言ってもらってるんだ。」


「ちょっと待ってください。マーティン様の全能力ってどういうものでしょうか?」


そこで俺は最近覚えた「ステータス転写魔法」でステータス画面をイメージショットの魔石に転写し、それを第三者に見せる「イメージスタンプ」で紙に一時的に浮かび上がらせてマークに見せる。


「ステータス表示」(13歳6ヵ月)

「名前:マーティン・ランバート」,「年齢:13歳」,「性別:男」

「レベル:64」,「体力:1280」,「魔力:3140」,「精神力:1450」

「攻撃力:1240」,「防御力:1160」,「素早さ:1030」,「器用さ:1540」,「賢さ:1670」,「運の良さ:1220」


「僕のステータスはこんな感じだね。使える魔法の種類はこれには記載されていないけど、かなりの種類がそれなりのレベルで使えるよ。」


魔法を武器として使うとすると以下が有効かな。

ステータスを写した下に書き出す。

ライトニングショットは20m以内の目標にレッサーベアーが瞬時に気絶するくらいの落雷を落とせる。

ウィンドエバキュレーターは20m以内の任意の位置に直径3m程度の真空の球を発生させて窒息させられる。

ファイアやアースの放出系も使えるが、89式の威力の前には霞むしな。


「どう?戦力になるかな?」


「いやいやいや、これミスリルクラスの冒険者並みのステータスですよ。この領都にも1人しか居ませんし、王都にも10人も居なかったと思います。」


「それってすごいの?」


「すごいってもんじゃないですよ!素手でレッサーベアーを倒し、ミスリルが2人いれば上位魔獣のブラックタイガーも倒せると言われてますし。」


うーん、そんな自覚は無いからたぶんステータス以外にも厳しい修練の結果とかそんなんと合わせてのミスリルクラスなんだろと言うと、マークもそうかと思い直していた。

そして明後日ならマークとミラーとスティーブが参加可能との返事をもらった。


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