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賢者モミジ③
「……第5皇女はいい子だね」
「……そうですね」
そして2人は禁書庫に足を踏み入れる。
「……ここが禁書庫の内部……やっと入れたよ」
「うん?」
「……他の3人に『モミジは入ると出てこないからダメ!』と言われて、入れなかった……賢者3人相手だと力づくもできないしね」
「……う、うん」
最近、どっかの皇女様も力づくで入ろうとしてたね。
「……元々ここは、ある異世界人の能力でできた空間らしい。その異世界人は、亜空間に図書室を作り、異世界の本を取り寄せる能力を持っていたんだ。この世界を去る際に、能力だけ残してくれたんだ」
「へぇ~そうなんですか?」
「……じゃあ、ユウタ、そこに座って」
「うん?」
ユウタは床に座た。
「……じゃあ、私も」
「!?」
ユウタが胡坐をかくと、モミジはその膝の上にちょこんと座った。
「……じゃあ、この辺かな。……まあ、よく分からないけど」
モミジは魔法で本を何冊か引き寄せた。
「……準備できたね。それじゃ読んで」
完全に、小さな子を膝に乗せて読み聞かせるような格好になっていた。
「……モミジさん?この格好で読むんですか?」
「?……私とユウタの関係ならこの距離感は適切。問題ない」
この人距離感バグってないか?




