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アースガルズ・ガール  作者: カサノクロドミ
第4章・賢者モミジ
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賢者モミジ③

「……第5皇女はいい子だね」


「……そうですね」


そして2人は禁書庫に足を踏み入れる。


「……ここが禁書庫の内部……やっと入れたよ」


「うん?」


「……他の3人に『モミジは入ると出てこないからダメ!』と言われて、入れなかった……賢者3人相手だと力づくもできないしね」


「……う、うん」


最近、どっかの皇女様も力づくで入ろうとしてたね。


「……元々ここは、ある異世界人の能力でできた空間らしい。その異世界人は、亜空間に図書室を作り、異世界の本を取り寄せる能力を持っていたんだ。この世界を去る際に、能力だけ残してくれたんだ」


「へぇ~そうなんですか?」


「……じゃあ、ユウタ、そこに座って」


「うん?」


ユウタは床に座た。


「……じゃあ、私も」


「!?」


ユウタが胡坐をかくと、モミジはその膝の上にちょこんと座った。


「……じゃあ、この辺かな。……まあ、よく分からないけど」


モミジは魔法で本を何冊か引き寄せた。


「……準備できたね。それじゃ読んで」


完全に、小さな子を膝に乗せて読み聞かせるような格好になっていた。


「……モミジさん?この格好で読むんですか?」

「?……私とユウタの関係ならこの距離感は適切。問題ない」


この人距離感バグってないか?


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