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賢者モミジ④
「……だいぶ読みましたね?」
「……そう?」
「えぇ、今日はこれくらいにしましょう」
「……わかった。楽しい時間はあっという間」
モミジは魔法で本を元の場所に戻したが、まだユウタの膝の上に座ったままだった。
「……あの?モミジさん?」
「……確認したいことがある。私の頭を撫でてほしい」
「わかりました」
ユウタはモミジの頭を優しく撫でた。
「っ!……すごい、気持ちいい……」
「モミジさん?何の確認ですか?」
「……もう少し撫でて?」
「はい」
しばらくして、モミジが口を開いた。
「……ありがとう。ユウタ」
そう言うと、モミジは立ち上がった。
「……じゃあ帰ろうか」
「?……ええ」
そして、2人は図書棟を出て、学園長室に戻った。
「……ん?えっ!もう戻ってきたの!?禁書庫期待外れだった?」
ミハルは驚いて、声を張り上げた。
「……ううん。今日は満足したから帰って来た。ユウタ?」
「なんでしょう?」
「……また一緒に過ごせる?」
「ええ! そのうち、また……」
「……そう、ありがとう。ユウタは南の国に来る気はない? 今なら私の補佐官の席が空いている。ユウタ限定で」
「前向きに検討します」
なんかまたスカウトが来た……




