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アースガルズ・ガール  作者: カサノクロドミ
第3章・禁書庫と皇女様
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禁書庫と皇女様⑥

「……ここが禁書庫の扉ですか?」


「地獄の門?」


禁書庫に案内されてたどり着いた先には、禍々しい分厚い扉があった。


「……ねえ、シア? カードを差し込んだり、読み取らせたりする場所ある?」


「いえ、見当たらないです?」


二人でそれらしき場所を探したが、見当たらない。カードを持っているだけで開くタイプかとも思ったが、扉はびくともしなかった。


「!……ユウタ、こっちが光ったです。何か見たことない模様が……。もしかしたら文字かも?」


シアのいる場所に行くと、確かに文字が刻まれていた。そう、異世界語で。


「……なるほどね、ミハルさんが言ってた『自分で決めろ』って、そういうことか」


「ユウタ読めるですか?」


しかしこれを開けるにはシアに秘密を打ち明ける必要があるなぁ〜どうしよう。


「シア、こっからは冗談抜きで、真面目な話をする」


ただならぬユウタの雰囲気を感じ取り、シアは真剣な表情で答えた。


「なんですか?ユウタらしくもない」


「この扉を開けることはできるんだが、オレの重大な秘密を話すことになる。それを聞いたらもう後戻りできないし、今まで通りの関係でいられないかもしれない」


「!……それは」


「それに、ここに何が入っているかも書いてあって、正直シアが求めているものとは程遠いと思うんだ。オレからすると、リスク高い割に得られるものが少ないと思っている」


「私は……」


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