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禁書庫と皇女様④
「ユウタ!諦めちゃダメです!権力に屈してはいけません!」
おっと、皇女様が何か言い始めたぞ。
「……というわけで、ミハル様!禁書庫に入る許可をください!」
「ダメだよ♪」
「ぐぁ!」
崩れ落ちるシア。しかし諦めない。
「もしユウタが入りたいと言ったら?」
「えっ!……そうだな、条件次第かな?」
「ミハル様?」
「嘘嘘、冗談だよミケ」
「私は将来、国を担う立場になるです。そのために、ありとあらゆる知識を持っておきたいのです!たとえ禁書の知識でも、国を救う手段の一つになるのなら、私はそれを欲するのです!」
「……シア」
シアの母親である王妃は、西の国の出身だ。西の国は50年前、古代竜が亡くなったことで滅亡の危機に陥っていた。
「分かったよ、シアちゃん。チャンスをあげるよ……」
「?」
「ユウタくん、入れるかどうかは、君が自分で決めるんだ」
「どういうことですか?」
「行けばわかるよ。はい、許可証。ユウタくんのカードだけど、同伴者1人までOKだよ!」
「……なんで私の許可証がなくて、ユウタの許可証があるです?」
シアがすごく羨ましそうに見てくるけど、これって卒業後に手伝わせると言ってた件の準備の一環だよな。




