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アースガルズ・ガール  作者: カサノクロドミ
第3章・禁書庫と皇女様
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禁書庫と皇女様④

「ユウタ!諦めちゃダメです!権力に屈してはいけません!」


おっと、皇女様が何か言い始めたぞ。


「……というわけで、ミハル様!禁書庫に入る許可をください!」


「ダメだよ♪」


「ぐぁ!」


崩れ落ちるシア。しかし諦めない。


「もしユウタが入りたいと言ったら?」


「えっ!……そうだな、条件次第かな?」


「ミハル様?」


「嘘嘘、冗談だよミケ」


「私は将来、国を担う立場になるです。そのために、ありとあらゆる知識を持っておきたいのです!たとえ禁書の知識でも、国を救う手段の一つになるのなら、私はそれを欲するのです!」


「……シア」


シアの母親である王妃は、西の国の出身だ。西の国は50年前、古代竜が亡くなったことで滅亡の危機に陥っていた。


「分かったよ、シアちゃん。チャンスをあげるよ……」


「?」


「ユウタくん、入れるかどうかは、君が自分で決めるんだ」


「どういうことですか?」


「行けばわかるよ。はい、許可証。ユウタくんのカードだけど、同伴者1人までOKだよ!」


「……なんで私の許可証がなくて、ユウタの許可証があるです?」


シアがすごく羨ましそうに見てくるけど、これって卒業後に手伝わせると言ってた件の準備の一環だよな。


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