18/32
禁書庫と皇女様②
「ユウタさん!聞いてください!」
司書長さんが話しかけてくる。
「シアさんに『禁書庫に入れろ』と迫られて困っています。私たちは図書棟を管理していますが、禁書庫への入室許可は出せないのです」
「……だそうだよシア?」
「だから力技で入ろうとしてるのですが?」
何を当たり前のことを、とでも言いたげな顔でシアが答えた。
「司書長さん?許可を出せるのはミハルさんで間違いないですか?」
「!……はい。学園長であるミハル様の許可が必要です」
「……あの女なんか私とユウタで扱いが違うんじゃないですか?」
「多分シアが悪いよ?」
「まぁいいです。それじゃあミハル様のとこに行きましょうか?……ユウタ?何してるです?行きますよ」
んん?オレもついて行くの?




