第五部 第六章
などと一人でコーヒーを飲みながら、いろいろと思った。
ぶっちゃけ、なんで思い出しをしていたかと言うと、光の属性とか出そうな時が会ったかなぁと思い出す為である。
単純にあまりにスキルコミニュケーターが、俺のような小悪党で小市民には使い勝手が良すぎるのだ。
相手が騙す気なら、先にそれを読めるし。
それのやり方を調べて、先回りも出来る。
武道自体は末端の騎士階級は最前線で戦うので、厳しくいろんな場所で教え込まれたから、そこそこ出来るし。
さらに、もうぶっちゃけてしまうと、戦いそうだなって相手の技をスキルコミニュケーターで調べて、奥の手みたいなのが分かったら、それを調べて倒す方法を用意しておく。
大体、それで殺し合いになってしまうと、あっさり勝ててしまう。
何を仕掛けて来るか先に知ってんだから、そら、まず負けない。
そりゃ、光の属性がライトノベルのギルドキングダムで主人公に現れたようにピンチになる事が無いのだ。
こりゃどうしょうもないね。
それでスキルコミニュケーターで調査対象を調べるから報告書も精密だし、そりゃいろんな話が来るので、そちらに忙しい。
まあ、そのおかげで順調に出世してって言うよりは末端のサポーターでも、コードネームは基本的に持つので、それでアチアチカップルのアニサキスと決めたら、あっという間に凄い出世が始まった。
良く考えると、最初からアリアーネ嬢がついてたから、ある意味監視されてたのかもしれない。
それで結局、あっという間のゴールドサポーターとテンフィンガーである。
本当に命を懸けないように戦っているから、光の属性が出てくるところが無い。
ここは進藤結衣の作った世界だから、余計にそういうものは命がけの時に出るものなんだろう。
どうしょうか?
困ったな。
真面目に命がけなんて、ベアトリクス・フォン・アレクスト女王陛下に追っかけられた時くらいだが、殺し合いとかする相手でも無いし。
そもそも俺のインチキは相手が先に分かっている時だけに効く。
だから、ゼス皇帝の配下とかなら、何の情報も無いから、いきなり戦っても勝てる気がしない。
それを利用して光の属性を……などとは、俺は絶対には考えない。
まずは命が大事である。
問題は、その事をアドリアヌス・ラウレンス・ヘールツ伯爵とかは知らないから、俺の戦歴を見て、あいつは強いから大丈夫だろうと思われても困るんだよな。
実際はインチキチートなだけだから。
俺が単独で神聖帝国の密偵の件を調べるのを誰も止めなかったのは、強いと思っているからなんだろう。
それはインチキですから。
そんなに強かったら、苦労せんわ。
だからこそ、俺は強いと言う評価だから、ベアトリクス・フォン・アレクスト女王陛下が実は光の属性を持っているか聞いてきたんだろう。
馬鹿な話である。
ちょっと考えれば、卑怯な事が出来まくる能力だからなぁ。
逆に言うと、そう言う評価もあって、やばい状況になっても強いからで行かされると困る。
そして、問題なのは無能が嫌いなのがベアトリクス・フォン・アレクスト女王陛下なんで、実は戦いはインチキしていたから、弱いので助けてくださいとか言えるわけもなく。
調査だから<疾風>さんがついて来るかどうか分からないしなぁ。
光の属性は何とかして獲得するとして、目の前の調査も気をつけないと。
などと考えていたら、アリアーネ嬢が喫茶店にやっと来た。
「遅くなりすいません。ここが<ワールハイドゥ>のたまり場だそうです」
そうメモをくれた。
飲み屋かなんかかと思ったら、剣の訓練をする訓練場だった。
どんだけ真面目やねん。
正気か?




