第二部 第三章
「どんな相談なんですか? 」
「ダイヤモンドグループの<ラピスラズリ>って知ってますか? 」
「ああ、有名ですね」
俺がアリアーネ嬢に答えた。
大体、クラスで言うとプラチナグループの上のダイヤモンドグループそして、その上の最上位のジェイドグループがある。
ジェイドグループはもう伝説級の冒険者チームにしか与えられないのでわが国には3組しかない。
そして、プラチナグループからダイヤモンドグループに上がるのも壁があると言われていて、それで10組程度しかダイヤモンドグループにはいない。
で<ラピスラズリ>が有名なのは、あまりに少人数グループである事。
普通は10人程度のグループになる事も珍しくないのだが、なんと<ラピスラズリ>はたった3人である。
リーダーのルッテン伯爵の3男のパウル・ローデヴェイク・ルッテンを中心にして、2人の魔術師の女性のアンナ・マウト・マハテルト・ヤンセンとロザンネ・レイスベト・ムーレンハウトのグループだ。
このグループの変則的な事は盾役がいない。
リーダーのパウルが剣士として魔術師を守りながら、アンナとロザンネの二人の連続の魔法攻撃によってモンスターなどを倒すと言う非常に高い攻撃力を武器にしたグループだ。
多分、個々の能力で言うと、このギルドキングダムでも屈指の戦闘力を持つ3人が攻撃優先で連続攻撃で一気に圧倒してモンスターとかを倒すのだ。
また、アンナとロザンナは防御魔法にも一応精通しているだけでなく、リーダーのパウルも魔法攻撃の特に防御を使えて3人がランダムにもしもの時は防御を使ったり攻撃を変わったりして、変幻自在のチームワークの強さで売りをしている。
その<ラピスラズリ>が相談とか、もう先が読めた。
「それはパスじゃ駄目ですか? 」
俺が爽やかに話す。
「いや、貴方指定なんですよ」
「指定なんかできる訳ないじゃないですか。特定できないんですよね。コードネームがモレモレしているとは言え、アチアチカップルのアニサキスが誰かは分かんないはずですし」
そう俺が力説した。
「いや、ルッテン伯爵ってサポーター制度に関わってたんで、大体知ってると思いますよ。その息子さんですし、その辺はいろいろと聞いているんじゃないですか? 」
「いやいや、家族でも話したら駄目でしょ。極秘でしょ? コードネームは極秘のはず」
「でも、<ラピスラズリ>ってビッグネームですし」
「いや、そんなの理由にならないじゃないですか。相手がビッグネームなら許されちゃうんですか? 」
「うちのギルドとしても、サポーター制度に関わっているルッテン伯爵にいろいろと文句言われると困るんで……監督している貴族様の希望は聞きたいなと……」
そうアリアーネ嬢が良くわかんないけど、無茶苦茶を言っている。
それって完全にルッテン伯爵の公私混同やんか。
そんな馬鹿な話ってあるの?
俺がギルドの為に犠牲になるとか。
アリアーネ嬢はほほ笑んだままだ。
文句は許さないと言いたいのだろうか?
最悪や。




