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〝バキッ!〟〝ドカッ!〟
至近距離でティン・ホイッスルやバグパイプを演奏していた連中が五月蠅かったのでブン殴っておいた(マネしないでね)。代わりにサ●゛エさんのBGMでも流しておこう。
軽快なリズムのおかげで足も軽やかだ。だがせっかく稼いだお金が入った財布を忘れないようにしないと……お魚咥えたドラ猫にも気を付けよう。
と、その時!
〝ドシンッ〟
「にゃー」
何やら大きな魔物にぶつかった。
「あ、すみません」
「貴様ー! 何するんだニャー」
うわっ、まだ何のスキルも持っていないのに魔物に絡まれた! しかも初めてのバトルにしてはレベル高そう。
「オレ様はなぁー、魔獣・ドラネーコだ」
まさかドラ猫に気を付けようがフラグになるとは……しっかりお魚咥えてるし。
「あ、あの! ボクは転生したばかりの一般人で……」
こりゃ詰んだな。すると目の前にゲームの画面が表示された。
逃げる
謝る
笑いをとる
体で払う
戦うという選択肢は……当然ないな。
谷村君なら「体で払う」がオススメね……続くよー!




