第八百七十九話
椿は身長は低いものの、笑顔にあふれている上にスタイルは良いため、何を着ても似合う。
ブレザー型である沖野宮高校の制服をちょっと置いておき、セーラー服に着替えたり。動物がプリントされたTシャツを着たり(椿の胸がでかいのでパンダが凄いことになっていたが)、いろいろなタイプの水着だったり着物だったりドレスだったり、いろいろ着用してはエロいポーズをとってくれるのだ。
もちろん、場のセッティングはフォルノスがやったが、着せ替えなどと手伝ったりファッションショーを見ているのは生徒会の女性メンバーとアパレルショップの女性スタッフが行っている。
ちなみにセフィコットが鬼気迫る雰囲気(表情に変化はない。人形だからね)でカメラを構えている。
なお、生徒会メンバーの『これって大丈夫なの?』という雰囲気があったのだが、フォルノスの『私は神祖だぞ?そんじょそこらの者なら相手になっても問題はない。八代風香が強いことは認めるが、私にはかなわんよ』という力強い宣言を行ったことで、生徒会メンバーは『こいつが生徒会長になった一番のメリットだな』と思った。
さすがに国枝ではこの策を強行することはなかっただろう。だって死にたくないし。
それはともかく、このファッションショーのために特別な個室を用意して貸し切り状態にしており、日本円ではそこそこの出費になっているのだが、もちろん全て費用はフォルノスが全額負担である。ダンジョンに行って稼いできました。
日本円の方の出費に関しては問題はない。
「クックック……よし、これさえあれば大量のチケットを手に入れることができる」
そういって、セフィコットを待つフォルノス。
そんなフォルノスの傍に、一体のセフィコットが出現した。
とても質が高そうなアタッシュケースを運んでいる。
セフィコットは、フォルノスの前でアタッシュケースを開く。
束に分けられてびっしりと整理整頓された大量のポイントチケットがあった。
「よしよし、これで裏取引は成功だな」
なお、女子たちには『多目的なアパレルショップがあるから、そこで椿の服をみんなで選んできたらどうだ?椿は毎回同じ服着ているだろ』ということで企画したものだ。
別に椿が着せ替え人形になるかどうかはその場次第なのだ。結果は見えていたけどね。
ちなみに、上記の『これって大丈夫なの?』という感じのアレだが、それはフォルノスの真意に気が付いた一部のメンバーの疑問であり、多くの生徒会メンバーはそんなことは気にせず椿を着せ替え人形にしている。
「これだけあれば十分だ。さて、次に取り掛かろうか」
黒い笑みを浮かべて、フォルノスはこれからの構想を考え始めた。




