試験…本気出してごめんなさい
あ?もう僕?嘘でしょ?
1人1分のペースで撃破されてきて最後の僕…え?強くね?
「それでは最後のお前だ…うん?ほう、受付のアリスが言ってただけあるじゃねぇか…強者の才覚がある…俺の名前はガランス、冒険者ギルドの…あれ?俺自己紹介した?」
全員が一斉にかぶりを振る。
「おぅ、悪いな。俺は冒険者ギルドウォーリア支部ギルドマスターのガランスだ。このギルドのトップだ。覚えておけ」
え?冒険者がやるんじゃないの?
「それでは始めよう。いざ、参る!」
「よろしくお願いします!」
「この模擬戦場ではすべてのダメージが気絶までに抑え込まれるぞ!」
「まじかよ」
「先手は譲ろう。お前が強いのはわかってる。どこまでの強さなのか知りたい。全身全霊の一撃を加えてみろ!MPポーションは気にするな。あとで支給してやる。あ、見学のお前らもな。早く帰らずに全員見てるのは偉いぜ?」
先手は譲ってくれるのか。よーし。
…関係ないけど、チュートリアルでは経験値入ってなかったけどさ、これ人との模擬戦は入るんじゃない?なら気合いを入れないと。
「《魔法付与…ファイアボール》」
これで30×1.5ー41×0.1…41×0.1とはMP使用軽減量…で丁度40MP。残り60MP。
…ヒールって結局は光属性魔法の魔力が篭ってるのかな?この仮説が間違っていたらミス。合ってたら成功。
「《魔法付与…ヒール》」
すると目の前にウインドウが出てくる。
ーーーーーーーーーー
《警告》
この武器は付与魔法を二つかけるのに適していません。確率は半減、詠唱失敗すると武器が破壊され、中に封じ込められた魔力があなたに刃向かう可能性があります。それでもよろしいですか?
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YES。だろ。ガランスさんは「全身全霊の一撃を加えてみろ」と言った。なら、賭けに出るのも《全身全霊》だろ!
《成功》
ふぅっと息を吐く。
「な、なに?《セカンダリ》だと?」
そして、さらに。
「《魔法付与…フラッシュ【残存MP全て】》」
すると目の前にウインドウが出てくる。
ーーーーーーーーーー
《警告》
この武器は付与魔法を三つかけるのに全く適していません。確率は更に1/3、詠唱失敗すると武器が破壊され、中に封じ込められた魔力が3倍増しであなたに刃向かう可能性が極めて高いです。それでもよろしいですか?
ーーーーーーーーーー
YES。
《成功》
残り魔力、10。
思ってたんだ。初めはファイアボールだけ付与していたら、火の魔力が解放されていた。ファイアボールに見えたけど、《ファイアボール》じゃなかった。じゃあ…《《複数の属性で分けたら》》?
答えは…
「行きます!」
「《サーダリ》だって??…いいぜ。俺はかつて《絶壁》と呼ばれた…絶壁としての実力、見せてやろう。《聖天の碧璧》ィ!」
「《刺突》うぉおおおお!」
そして、駆け出す。一撃は受けてもらえるのだ。有効活用してやる。
「こい!」
「はいっ!《魔力解…》」
すると急に時間が長くなったかのように感じられる…動きは正常なはず。なんで?
するための前にムービーが流れ始める。あれ?僕?これ。
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《ワールドアナウンス!》
キャラクター《スピート》が全サーバーで初めて《複合魔法》の顕現に成功しました!
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《個人アナウンス》
使用可能魔法に《複合魔法》が加わりました。
《混沌神の加護、聖神の加護》がつきました。次回戦闘から反映します。
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そして、魔法剣が眩く光り始め…
「《解ッ放》!」
そして模擬戦場を眩い光…《複合初級魔法…ホーリーフレイムII》が覆う…。
手元でパキッという音がする。ガランスギルマスさんの周りの結界?に触れた瞬間、剣が壊れた。あぁ。レイピアぁ…
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「ぐっ、はぁっ、か、かはっ、なんとか、耐えぬいでやっ、だぜ。ごれが…S級だ。お前はそこを目指ぜ。なんで模擬戦でダメージ受けてんだ俺。あ、魔力結晶が…崩れたのか。初心者の魔法で…合格だ。特別にC級から始めてもらおう。よく…やった…お、まえら…受付の人…よんで…こ…い…。」
バタリ。
ランガスさんは倒れた…やばいっ!誰か、救急車とMPポーション!




