24話
クラン。それはtwins onlineの中で最大100人まで組める集まりのことだ。1パーティ2〜5人なのに対し、クランはフルパーティ20組が在籍することができる。
有名なものだと…《検証班》や《情報屋ツインズ》、最前線攻略班なら《ソリティア》や《祝福》など…。
ちなみに兼任は二つまでできるそうだ。
「僕は入ってない」
「私は打診はされたけどね…」
「「私たちも入ってないわ!」」
「…ならさ。」
よっぴーさんの目は少し愉快そうに笑ってた。
「規約を確認しても、公式チート複数名の同一クラン入会は禁止されていない…なら、勇者のスピートくんを盟主クランマスターにしてクランをつくらないかい?」
「…僕は別にいいけど、何で僕をクランマスターに?」
「…いいんじゃない?」
「賛成」
「右に同じく」
「スピートくんの懸念もわかる。多分、ここでの発言類は録音されてるから、僕がクランマスターになるって流れなら悪質な勧誘行為扱いでバンされる恐れがあると思った。」
「「えっ!」」
「そこまで考えてたんですね…けど、僕じゃなくてもいいのでは?」
すると彼はニヤリと笑った。
「勇者がリーダーなら士気も上がるとは思わないかい?」
「確かに」
「そこは笑おうよっ!」
あははははっ
誰かが笑い出したのを皮切りにみんな笑い出してきた。
* * * * *
「で、一通り笑い終わったとこだが。クランの理由は他にもある。これから多分、僕たちの知名度が上がり、クランへの勧誘が増える。」
「それは確かに。私は能力をフル活用したら逃げれなくはないけどめんどいな。」
「私は聖属性特化だから逃げるのは難しいわ。」
「そう。無所属なら間違いなく面倒な輩が増える。クランに入っているのなら組織の庇護があるからいいが、僕たちは全員入っていない。」
「けど…もう一つ枠があるからって言ってくる人は?」
「あっ!誰か、検証班への伝手を持ってないか?私は持ってない」
「…そういうことね。僕は伝手を持ってる。交渉してみるわ。うーん、今日は山の日だから…16日、みんなはイン出来る?16日の午後8時にここで結果伝える。いい?」
「「「「了解」」」」
…ということでクランに入る、いや、作ることが決まった。




