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妄想好きの高校生、想スキルで異世界攻略する。  作者: イソ3


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第9話 想いの力

窓から朝日が差し込む。


昨日のことが気になり何度もステータスを開く。


しかし変化はない。


「絶対何かあると思うんだけどなぁ…。」


今日もヒントを探すため、家を飛び出す。


村人を見るたびに識想を発動する。


戦士なのに戦士適性がない人。


農民なのに治癒士の適性を持つ人。


職業と適性は必ずしも一致しない。


識想を試していると、ティアが一人で木の枝を振って魔法使いの真似をしている。


「えいっ!」


もちろん何も起こらない。


(ティアに魔法が使えれば。)


俺は強く願う。


その瞬間【想】が光る。


識想とは違う。


時間が止まったような感覚。


ティアの周囲に風が吹き、光が集まる。


まるで何かに応えたようにほんの一瞬だけ…。


しかしすぐに霧散する。


(なんだ今のは?)


ティアは気づかず木の枝を振っている。


頭の中で、あの声が響いた。


『新たな派生スキルの条件を満たしました。』


スキル 想


派生スキル 識想 Lv1

      ???



「願いや想いに想が反応した?」


第9話 終

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