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妄想好きの転生者。〜他人の職業を目覚めさせ、世界の理を覆す〜  作者: イソ3


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31/61

第31話 村の戦力

(共有スキル…。)


共有スキル

号令Lv1

統率Lv1


新たに二つのスキルが増えていたが、今はそんなことより、


「ハロルドさん…僕には、他者の職業を目覚めさせる力があります。今ハロルドさんに眠っていた職業を目覚めさせたので確認して下さい。」


ハロルドさんは突然のことに戸惑っているが、


「ハロルド村長、ソウの言うことは本当です。ステータスを確認して下さい。」


レオンの言葉に戸惑いながらもステータスを見る。


その顔は段々と驚きの顔に満ちた。


「……!?統率者…これが儂に眠っていた職業なのか!?全く信じられんわい。」


すぐさま冷静になり、


「ソウよ…礼を言う。儂に村を守る力を目覚めさせてくれてありがとう。そしてお願いがあるのじゃが、その力で村人の職業を目覚めさせてはくれんか?戦力は多いに越したことはないからのう。」


ハロルドさんは俺を見て頭を下げる。


「そうだなソウ…もう隠す必要はない。この数年でお前は強くなった。それに何かあれば俺たちがお前を守る。だから村のために力を貸してくれ。」


レオンは真っ直ぐ俺を見つめる。


(そんなの頼まれなくても決まっている!)


「生まれ育ったこの村が好きです。僕にできることなら全力で協力します!」


「そう言ってくれると頼もしいのう。では早速じゃが戦う意志のある村人のみを集めよう。強制では士気に関わるからのう。」


(本当に職業がなかったのか!?士気に関わるからとか急に統率者みたいじゃん!)


「さてと…スキル『号令』……村人の諸君、村長のハロルドじゃ。落ち着いて聞いて欲しい。実は魔物が近々村を襲ってくるかもしれん。そこで力を貸して欲しいのじゃ。もし、職業が無くても共に戦ってくれる者がいるなら教会へ集まって欲しい。職業を持っていて協力してくれる者はひとまず待機しておいてくれ。以上じゃ。」


(しかもさらっとスキルを使いこなしてる!?もう熟練じゃん!ハロルド村長、さすがです。)


俺は一点の迷いのない統率者へ敬意を表する。


(…って流す所だったけど号令って便利すぎないか!?遠くの人へ声を送れるのはかなり強いぞ。)


俺も試してみる。ハロルドさんの許可をとり隣の部屋へ。


「スキル『号令』……カイルも隣の部屋に来てくれ。」


すると、すぐにドアが開き、


「どうした?ソウ。」


カイルが顔を覗かせる。


「…カイル、今の聞こえた?」


「聞こえたから来たんだけど?」


「……めちゃくちゃ便利じゃん。」


「えっ!?なにが?」


カイルは付いて来れてないようだが置いておこう。


「そろそろ集まった頃か、教会へ向かおうかのう。」


ハロルドさんの言葉で、俺たちは教会へ移動する。


ドアを開くと五人の村人が待っていた。


五人に自己紹介をしてもらい名前や適性の有無を確認する。


俺の能力を説明して、一人ずつ並んでもらう。


「まずはマルクさんから。」


マルクさんはいつも村の入口で外を見張ってくれている。


俺は転想を発動する。


『想いを確認。』


『可能性を発露します。』


ステータスを見る。


適性 槍使い


「俺には職業がないけど、ずっと見守って来たんだ。この村の力になりたい!」


マルクさんの、力になりたいという想いが伝わってくる。


『共想中…。』


『完了。』


職業 槍使い


スキル

槍術Lv2

乱れ突きLv2

槍払いLv1


「本当に職業がある…槍使いになってる!これでもっと役に立てる!ありがとう!」


俺は頷きながら、


「次はトーマさん。」


俺は残りの人たちにも転想と共想を発動し想いを重ねていく。


第31話 終

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