みっつの仮想粒子
相対性理論と量子論に疑問を持つ場合、素粒子論もまた疑問が持たれる。
そこで、思考の足がかりとしてみっつの仮想粒子の存在を仮定する。あくまで仮想上のものであり、思考実験のためのものである。
みっつの仮想粒子を、negaton、positon、neutonとする。negatonは電子、positonは陽電子、neutonは電荷をもたない粒子でneuton+positonで陽子、neuton+negatonで反陽子、neuton+positon+negatonで中性子を構成する。この他にpositon+negatonで中性微粒子を構成すると考える。
それぞれの仮想粒子は、みっつの領域により構成される。ひとつは排他的領域、もうひとつは排他的に見える領域、最後は排他的でない領域である。
排他的領域とは、現在の物理学で粒子の大きさと考えられている部分である。
排他的でない領域とは、電荷を持つ粒子の場合周囲に形成される電場、質量を持つ粒子の場合周囲に形成される重力場であると定義する。
排他的に見える領域とは、排他的領域外で粒子がそれ以上近づくことができない領域のことで、最終的には排他的領域の存在を必要としない理論体系の構築を目標としたい。
仮想粒子の大きさは、排他的でない領域を含めて考えるとき無限大であると定義できる。
また、遠隔作用が存在しない場合、仮想粒子の周囲に形成される場には形成速度(日本語として適切な言葉ではないが、仮にこう呼ぶことにする)が存在する。
仮想粒子を中心として場は一定速度で同心円(球)状に広がっていく。(電磁気学において光の速度が定数となるのは、電場の変化をこの同心円状に広がるものとして定義したためではないかと考えているが、確証はない。)
電荷を持つ仮想粒子に関しては、慣性電荷の存在を仮定する。これは質量に対する慣性質量の存在に対応するもので、明確に否定されるまで存在するものとしてあつかう。
定速度運動する電荷を持った仮想粒子のまわりに形成される電場について、negatonを例として考える。
ある時間Tにおいて、速度vで定速度運動するnegatonを考える。記述のために、デカルト座標x,y,zを想定し、negatonはz軸方向に運動しているとする。このとき、時間Tを基準として過去に向かう時間をtとする。現在の位置を(0,0,0)とするとき、t時間前の位置は(0,0,-vt)となる。
遠隔作用が存在しない場合、電場の形成速度(変化速度)をVeとすると、時間Tにおいて形成されている電場は
(Ve・t)^2=x^2+y^2+(z-vt)^2
の式をみたす形で、かつクーロンの法則をみたすように定義される。
空間全体としては、tをt=0から∞まで変化させて記述される。
ただし、t=0にかんしては、厳密に言えば0で成立するか不明確であるため保留する。
なお、質量を持つ物質にかんして、重力場の形成速度(変化速度)をVgとして同様に重力場が記述される。また、便宜上今後はVe≠Vgとして考えるが、等しい場合を完全に否定するものではない。ただし、常時等しいことはありえない。
時間Tの変化に伴う仮想粒子の移動による電場の変化を考える。
仮想粒子は排他的もしくは排他的に見える領域と接触した場合は粒子として、排他的でない領域と接触した場合は波として観測される。
このとき観測される排他的でない領域における電場の波を、代替ドブロイ波(Alternative de Broglie wave)と呼ぶことにする。
ここで、エネルギー保存則は物理学における経験則であるが、現状ではその定義を書き換える必要がある。
つまり、等速運動する電荷の周囲には電場の波が発生するが、「この波のエネルギーとはどういうものなのか?」、「波の発生により運動は減速されるのか?」を考えねばならない。
(ここで、例えば陽子のまわりを周回する電子が発生する電場の波の場合との本質的な違いが何かを考える必要も存在する。)




