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約束7

もう一話っ時間気にせず投稿してますので、飛ばし読みにご注意を!

寝ぼけたミリア、さてどうなる!

「・・・何を、言って」

まさか・・・

「ごめんなさい、私がもう少し早く思い出していれば・・・あんなにあんなに危ないって怒られた記憶なのに、私がもっと早く思い出していれば苦しむ方もいなくてすんだのに、あぁでも死んでしまった方がいなくてよかった・・・私、わたしはただアルがあんまりにもすごい顔をしながら、それでもがんばって食べていたから、でもすごく嫌だったのよきっとだって泣くほどだから、だからクフォの実にばかり気持ちが向いてしまって・・・あぁ、良かった料理人の方がちゃんと、ただの娘が言った事を考慮するほどきちんと考えてくれてる人たちで・・・ほんとに・・・ほんと に よかった・・・」

フワリと牢の中で倒れこむミリア


「っつ!?」

格子に自身の身体を思い切りぶつけながら隙間から腕を伸ばし

ミリアの頭をそっと下へおろ・・・せない

(もし、この娘が、この方が・・・牢屋へ入れて、こんな牢屋に寝かせたなんて知れたらっ!)

「スースー」

どうやら寝てしまったようだ


そう言えば話している間も眠たそうなしぐさをしていた。と現実逃避しかけるルルシル。


(そんな・・・そんな事ありえないだろう、だって茶髪だった、黒い瞳のどこにでもいる様な・・・)

打ちつけた肩の痛みも伸ばした腕のしびれも気にすることなどできない、ただ茫然と牢ので眠る娘を見る

(こんなに近くにいるのに、厨房で飯を作っているなんて・・・誰が思う、誰が考えるんだ、この子がフィオレンティーナ様だなん・・・て。。。。そんな馬鹿な!!)

両手が自由になれば最近毛量が気になってきた頭をかきむしってしまっていたかもしれないルルシル

眠気のセイかオカゲか、どうやらやっと彼女が誰であるか気づく者が出来たようだ。


*********************************************

その頃、王城の一画



「アルレシオ!なんでこの書類が私のところにきている!!」

バンっと開け放たれた扉を呆然とみる文官

そんな彼らを視界にとらえ

御年65歳のアルレシオ王は嘆息する

「父上・・・扉はもう少し静かに開けてくださいませ、容姿に似会った行いは困ります」

ふわふわとした金の髪、今は少し怒りに染まった緑の瞳、控えめに言って美少年だ、青年とのはざまの不思議な色香もあるが、大体が勝気なその性格からくる行動にすべてが霧散するようだ

「アルレシオっ」

「あー、お前たちはもう下がりなさい」

と文官へ言葉をかけた王は立ち上がり、隣の部屋へと向かう

「父上、こちらへ」

「・・・はぁ、わかった」


二人が向かうのは執務室の隣にある小さな部屋、王の休憩室だ

ソファーに向かいあって座り

「この事はすでにお前に任せたはずだ」と静かに握りしめていた書類を机に置くアウレンティーニ

「父上」

「あぁ、お前の考えていることは分かる、この頃私に仕事を回し過ぎだ・・・今この国は安定しているしお前はよく勤めている私がいなくても大丈夫だろう、、、私はティーナを探しに行きたい」

真摯にアルレシオを見つめる少年

(あぁ、その姿でもあなたの瞳の強さは変わらない)


謁見の間、王家の色彩をもった子供が父親に連れられてきた

最初にお会いした時はその御姿にびっくりしたが、自身がアウレンティーニであると明かした時の

あの瞳の強さと、記憶に残る父の瞳と・・・


前例がないため、フィオを探す導は父をもとに考えるしかない

が、そうすると城へと集められた少女、正確には詰めかけてきた少女達の中で

彼女の魂、その王家に近い色彩を持つ者は自ずと高位貴族に近い存在ばかりになってしまっていた。

今城へとどまっている辺境伯の紫の髪の娘と、昔降嫁した王家の姫の覚醒遺伝か緑の瞳を持つと名乗りでた町の商家の娘と、そして薄紫の髪にハシバミ色の瞳の公爵令嬢

「父上、ニーナ嬢とはお会いに?」

「あぁ、公爵と一緒に茶会をした、確かに色合いはにているが・・・」

「記憶は・・・」

「私があった時は何も」

「そうですか、彼女の魂がまだ目覚めてないだけでは?候補の少女達とあまり話すこともしてないと聞きますが・・・」

50年、生きてきた人生は短くはない

父が、そしてかつて自分が幸せにしようとした少女が、これ以上すれ違わない様に

そして今でも思い出す

精霊だろう存在が漏らした言葉を「幸せになれる」つぶやくアルレシオ

今度こそ、幸せになってほしい、二人とも自身の大切な家族なのだから。


だからこそ、少しでも可能性があるなら、

父にはまずは城へ招いた少女達と会って、きちんと話をしてほしい

招いた三人の少女の中に彼女の魂を持つものがいると信じて




真剣に語り合う二人だが、まさか城の下層ともいわれる三画の厨房にいるとは思うまい

しかも今は牢屋の中である



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