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約束5

昼間の続きです

どうぞー

あれは昨日の事だ。


私は料理長に頼まれ二画で行われるパーティーの下準備要因として

料理長と二画の厨房へと来ていた。


ここでもなんで私が!と反抗したが、

「三画の厨房でもお偉方の舌にあう料理や盛り付けができるのは副料理長と私くらいだが、お前も知ってのとおり副料理長は今産気づいてる奥さんについててそれどころじゃない、どうせもう第二騎士達も、それこそ騎士長クラスがお前の料理を食べてるんだ、今更だろ」

と言われ連れてこられてしまった。


そして私は見つけてしまった

流石に王族が口にする食材は触れないが、遠目にも見えるあの真っ赤な木の実は・・・

「クフォの実・・・」

「どうしたミリア?」

怪訝な顔をしてみてくる料理長に


「あの・・・あの実はクフォの実ですか?」

「ん?あぁーあのでっかい赤いのか、そうだぞ?クフォの実だ、よくわかったな?と、いうか毎度毎度なぜ高級食材を知ってるんだよ」

「あー、えっと以前も言ったじゃありませんか!辺境近くだと時々話のタネに遠くから仕入れてきた食材とか見せてくれる商人がいたって!ま、勿論買えませんでしたけど」

とごまかすが勿論嘘だ

(あれ、甘いのよね・・・ちょっと独特なクセがあって、なんでもおいしく食べるアルがあのクフォだけは涙目、いえ泣いて食べてたわすっごい顔して)

ふふっと思い出し笑いをしていたミリアに目をひらく料理長

(普段はあまり笑わないのにな・・・何か楽しい思い出でもあったか)と思っていると。



「あ!!」

「どうした?!」

「あの・・・あの料理って、今日王様も試食されるんですよね?」

「あぁ、そうだが」怪訝な顔をする二画の料理人に向かっていくミリア


「あ、あの(どうしようきっとまたアルが泣いてしまうかも)」

ミリアの中では64.5くらいのちら見したアルレシオでは無く12.3頃のアルが浮かんでいる。



「そ、そういえばーその・・・」ふと見た先、かすかに漂う嫌な臭い・・・

「あの鍋に先ほど入れていた薬草(・・)とはクフォの実は合わないと聞いた事があります!せっかくのお料理ですのでお出しするデザートを変更してはどうでしょう?そう!私の町に来ていた薬師さんと八百屋さんのお話ですのできっと遠い地の食べ合わせ!というものですわ!」


突然王への料理に口を出すミリアに二画の料理人が怒りの為かすごい顔をしている

「ミリア・・・」少し困った様子の料理長

「あ・・・その、ごめんなさい」今の自分を思い出し

なんでもないですと、料理長と三画の厨房へ戻ってきたのだったが


事態が動いたのはその夜だ

王へ出すはずだった食事から毒が見つかり、捨てるのをもったいないと思い食べた者が倒れたという

ミリアは知らなかったが「クフォの実」は彼女が思っているより貴重なものであり

食べ合わせなどっと思っていた二画の料理人も念を入れて作っていたスープの方を破棄し

クフォの実をデザートに出す事にした結果の出来事である。


王の口に毒を入れなくて済んだことはよかったが

では誰が毒のスープを作ったのかとの話があり

三画の料理人が手伝いに来ていた話、毒が入っていたスープを出すようにと

発言していた娘がいたとのことが兵へ伝わり

あれよあれよと言う間にミリアは捕まってしまったのだった。



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