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約束22ー茶会ー

夜勤明けの休日なのに休めなかった…ですがせめて1話❗投稿です、どうぞー❗

騒然とする貴族たちの中を、ルルシル騎士団長のエスコートを受け

優雅に歩きぬけるミリア


(まさかあの娘がルルシル推薦のフィオ候補か?・・・一画の侍女服を着ているが、確か報告では三画の厨房で下働きをしているとかいっていた庶民・・・なんだ茶髪に黒目ではないか)

憮然とこちらへ近づいてくる娘をみるアルレシオ


陛下の傍で、こちらへ向かってくるいきなり現れた少女を見つめる候補者たちの目線は

ニーナ嬢はなんの感情も見えず

クルル嬢も何の、いや歯牙にもかけていない様子

ミュレは、むっとし憎悪を隠そうともしない


周りの貴族たちは、ミリアが通り過ぎるとヒソヒソと

「なぁにあの娘・・・」

「あれ侍女服よね・・・」

「それより候補ってどういう事?あの子茶髪よ?」

「えぇ、それに茶色?黒の目だわ!」

「あぁんな平凡顔でフィオレンティーナ様だなんて・・・」


(えぇえぇそうでしょうとも!私は平凡で茶髪黒目よ!でもねフィオレンティーナだけどフィオレンティーナは一度死んだのよ?確かに陛下の御色はそのまま受け継がれてるけど、前例はそれだけじゃない!まったく、それで決めつけられるなんて、理不尽だわ!)


ルルシルのエスコートだから直接何か仕掛けられる事はないだろうけど、やはり貴族社会は陰険だわ・・と

考えつつ歩みを進める


だがミリアの聞こえない所では

(おい、ついに真打登場だな!我らが三画のフィオレンティーナ様)

(だなぁ!それにしても庭園の警護を勝ち取れるなんてなんてラッキー!)

(な!俺ら第三からはこういうパーティとかって大抵隊長、副隊長ペアだもんなぁ!)

(ま、今回は候補者が多くその警護に隊長クラスが回されてるから、俺らにも回ってきたってもんよ)

(世紀の瞬間だ!とっくとみて皆に伝えなきゃな!)

と好意的な会話が繰り広げられていたり


(ミリア様だわ!あーん、あっちの子達何か言われたのよ!とてもうれしそう!)

(ミリア様がフィオレンティーナ様候補ってこと?)

(納得よ!だって見て、あの凛とした御姿・・・茶髪が何よ!しぐさで同じ事が出来るのかって感じよね!)

(そうよ!まったく、これだから親から離れられない子達ってダメよね~)

(ね~!私はミリア様に一票入れるわよ!クルル様も捨てがたいけど、やはりあの采配のセンスは前世フィオレンティーナ様だからこそよ!)

(そうよね!私も)

(私も)

って、投票制ではないのだが、一画の侍女たちのミリア押しがすごかったのである。



陛下の元へたどり着く

「陛下、こちらにお連れしましたのがフィオレンティーナ様の生まれ変わりであられるミリア様でございます」

「ふぅ、そうか、やっとそろったか、さて、ではフィオレンティーナ候補者たちとの茶会を始めよう」

流された言葉に愕然としつつアルレシオを見るルルシル

「陛下・・・」

自身が今どんな無礼な態度を取ったのか、王と言う立場であるからこそ

気にも留めずに勧めるアルレシオ

こちらを見るルルシルの表情に、怪訝な顔をするアルレシオ

「どうしたルルシル?」


「・・・いえ」

ぐっと眉間に皺をよせ、痛みに耐えるルルシル

その脇腹を容赦なくつねり上げるミリア

(そ~おいう態度を取るなら、こっちにだって考えがあるのよアルレシオ?)


今フィオレンティーナを探す、もとい振るい落としの為の茶会がスタートする。


いよいよ佳境❗まぁしょうがないよねアルレシオ、不憫なルルシル…アウレンティーニ陛下はいずこに?

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