約束11
今日は夜勤16時間の為1話だけです❗
楽しんで頂ければ嬉しいです❗
評価等頂ければもっと頑張れます!!まぁ人間欲が強い作者ですな、ではどうぞー
「父上!」
アルレシオを見つめ
「これまで待ったのだ、早くティーナを見つけたい茶会だのなんだの・・・これではっきりするではないか」とどこか憔悴した様子のアウレンティーニ
ふと前を見つめ
「さて、ニーナ公爵令嬢、クルル伯爵令嬢、ミュレ嬢あなた方は確かにフィオレンティーナの色彩に似ている色をもつ、王家と似たその色を、しかしやはり会っても私にはあなた方の中に私のティーナがいるとは思えない」
「そんな・・・」
「陛下!私があなたのっ」
「今生の王は我が息子アルレシオである!」
「あ・・・(だって宰相閣下は陛下と呼べっていったのに)」とミュレが唇を噛む
「ミュレ嬢、ニーナ嬢」
ひたと二人を見つめ
「先ほど約束を思い出したと言ったな・・・今お聞かせ願おうか、私とティーナがした約束を」
「それは・・・」ごくりと喉を鳴らし前へ一歩出るニーナ
真剣に繰り広げられるその様子に一人
(わたしの・・・私のティーナですって?!なんなのその甘い言葉は!あぁ、陛下を見れないわ)
悶えている少女がいたのだった。
勇気を出して続けようとしたニーナだが
「て、庭園の東屋で・・・」
アウレンティーニの瞳には怒りが見える
王家の血筋に強く出る精霊の加護だ
その力の事は公爵令嬢であるニーナもよく言い聞かせられていた
父のつてを使い、約束をした場所は庭園の東屋であると分かった、だが、もう少し小出しにしていくつもりだったのだ
まだ約束の内容は分かっていない
ただの小娘(自分も似た様な歳は棚上げし)に前王陛下との茶会だと聞かされ
自身は親同伴だったため余計な話もできずにいたのにと、
この小娘がっとつい頭にきてしまって・・・
(あぁ、このままでは城にいられなくなってしまう・・・いるかどうかもわからない娘に代わるなんて簡単だと思ったのに、王妃教育という難題をこなしやっと、手に入れたかった王太子殿下を射止められなかった私にもチャンスがやっとめぐって来たと、このために私はと・・・)
明らかに怯えが見える娘たちを前に、これではいけないとアルレシオがアウレンティーニの方へ手をかける
「父上、お気持ちを抑えください」
「ふぅ、もういい、ティーナは・・・どこかで幸せに暮らしているだろうか、私が・・・」
グッと握りこまれた拳が白く染まる
心配そうなアルレシオの顔をみて、ふと力をぬくと
「すまない」
そういって踵をかえそうとする
辛そうな、苦しそうなその姿に(あぁ、私はなにをしているの?この方の幸せが、この方といることだけを想ってここに来たのに・・・)
「アウレンティーニ様・・・」そっと前へでようとしたミリアの声をかき消して
「待ってください!アウレンティーニ様・・・わたし、私は貴方を想い続けております、こんな姿になってしまっては、もう御前出ることもできないと、申し訳、ありません」
静かに涙を流すクルル伯爵令嬢
「以前の御姿と変わらぬアウレンティーニ様を見かけるたびに・・・貴方様が褒めてなでて下さった髪色も・・・もう」
その姿は生前のフィオレンティーナを思い出させる
「フィオ?」
ふとしたアルレシオの呟き
呆然とミリアとクルルを見比べるルルシル
「・・・っ、もう私にはわからぬ」
「アウレンティーニ様・・・」
そっと近づき、自分ではない者へ手を伸ばす
「フィオレンティーナ、なのか?」
(は?)
そっと紫の髪に触れるアウレンティーニ様
「アウレンティーニ様」
しずかに見つめるクルル
眼が据わるミリア
{誰でも良いなら、別に私が名乗り出なくてもよいですよね?両陛下に私の事は言わないでください、キチンと気持ちの整理が出来ましたら私から会いに参ります}とルルシルへささやき下がるミリア
そんなミリアの零度な視線に気づき
「陛下!アウレンティーニ様!そういえば、大臣が大切なお話があると!」
「ルルシル?今はそれどころではな」
「いえ!国の一大事との話で!」
「なに?」
フワリとその身をひるがえす姿が視界の端に入る
一人冷や汗が止まらぬルルシルであったが頭に響く声が、陛下たちを警護しつつ連れて執務室へともどるのだった
「お三方との話はまた次回という事で!今は国の大事ゆえ!」
と
ポカンとした令嬢達を残して




