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第十話 最初の弟子 ⑬
学校を出て、アンナリーゼに教えてもらったアランの故郷の近くを通る転送門まで二人で歩いていく。
左手がアランの右手に触れる。
ためらっていたらアランが私の手を掴んでくれた。
いつもと同じひんやりとした感触が伝わる。
「アラン」
「なんだい?」
「愛してる」
「ありがとう。私もだよ」
「言葉にして」
「愛しているよ、エミーリア」
「うん」
誰かに、それもすでに亡くなっている人に対抗する必要はない。
今の、私と彼がどうであるか、だ。
私にはそれだけでよかった。






