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僕らは、
ショッピングモール内のカフェを出ると、
その広い広いショッピングモールを、
しばし、ブラブラして、
帰宅の途に就いた。
帰りの車内で、
兄が言う。
「もって、1年かな…。」
「なにが?」と僕は尋ねる。
「あのカフェだよ。
値段のわりに、あの味ではな…。」
そこは、
まるっきり兄と同意見の僕であったが、
僕は敢えて、
こう兄に言った。
「『不思議の国のアリス』の世界に、
迷いこんだみたいなカフェだったじゃん♪」
それに対して、
兄は何も答えなかった。
車は、空いている道路を、
スムーズに進んで行く。
沈黙が気まずい僕の口から、
言葉が出た。
「兄さん、
僕、『自宅でアナタもスーパーマッスル!』っていうトレーニング機器を買ったんだ♪通販で。来週には、うちに届いて、
僕は変わるよ…!」
「もって、5日…いや、3日かな…。」
「なんでだよ( ̄□ ̄;)!!
僕、トレーニングをしまくるよ!!
来年の今頃、
僕は凄いマッチョで、
兄さんは、
今日の、あのカフェに恋人とアフタヌーンティーだ!!」
「そうだな♪」と兄さんは、
確かに、そう言って、
ほどなく僕らの乗った車は、
自宅に到着した。




