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呪われた装備でハック&スラッシュ! ~異世界で神すら把握できないスキル使って呪い装備のコーディネートします~  作者: 馬ノ やすら
第四章~

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【第102話】破格の性能

俺が夕飯の支度をしているとサーシャ達とアリスが揃って帰宅する。

「お帰りなさい。」

「あ、ススム君!ただいま!というかおかえり?」

「確かに、この場合どちらなんでしょうね?でもひとまずはただいま帰りました。」

「あはは。じゃあ僕も、一応ただいま。」

「「おかえりなさい!」」


食事時に今日のあったことを報告し合う。

「穴熊亭はもう大丈夫かな。サーシャの手伝いもあってかなり軌道に乗れたので後は安定して運営できるかかな?」

「そうですね。私視点で見ても穴熊亭の人気はかなりのものだと見ております。治安についてもススムさんのアイデアの巡回兵達への無料の支援が功を奏したようで定期的に見回りがきてくれるお陰でトラブルも一切ありませんよ。」

「それは良かった。」

「ススム君はどうだったの?」

「いやあ、初めてちょっと苦戦はしたけど無事に帰ってこれたよ。」


それを聞いたサーシャ達が一斉にそわそわしだす。

「・・・。戦利品の話は食事が終わってからね?」

「わかりました!」

全くこの娘は・・・。

というか最近分かったのだがサーシャの影響からかセリルもナナリーもかなり【呪われた装備】が好きなんだということが理解できた。

まあ、そうでもなきゃここまで付いては来ないよな。


食後になるとサーシャ達は鑑定の準備をすると言い、片付けは俺達だけで行うことになる。

俺達が片付け終わる頃にはリビングに何時ものようにずらーっと鑑定道具一式が並んでいる。

「さあ、やりましょう!」

そう言いながら目を輝かせている非常に残念モードのサーシャだった。


「・・・。まあいいや。今日は見て貰いたい物が実は二つあるんだよね。」

「二つもですか!?」

「一つは、よっと。これなんだけど見たことある?」

それは以下の様な物でゴーレムから得た戦利品だった。


素材:オリハルコンゴーレムの外殻


「拝見します。おおお!!!オリハルコン!!!??」

「そうなんだよね。実は今日倒したゴーレムがどうやらオリハルコン製だったみたいなんだ。それで随分と苦戦しちゃってさ。」

「なるほどー!素晴らしいですー!文書では読んだことはありますが実物を見るのは初めてかも知れないです!」

「そんなにレアな素材なのか。」

「それはもう!」

「ふーむ・・・。じゃあ一応サーシャさんが紹介してくれる商店ででも一度見てもらおうかな。どの程度の価値になるのか知っておきたいし。」

「それは良いですね!」

「それでこっちがメインなんだけど。」

俺はそう言いながら今日の戦利品のメインとなる偉大なる大召喚者の首飾りを取り出す。

やはりレジェンドになると輝きも一段と増して神々しい。


「おおおおおお!!」

サーシャのテンションが凄いことになってきたので早々に上級鑑定を行ってもらうと以下のような性能となった。


【レジェンド:偉大なる大召喚者の首飾り(加護)】

効果:HP+10、MP+20、AGI+4、MND+15、INT+18、LUK-13

鑑定効果:【召喚魔法】の詠唱に成功した際、その召喚魔法は【大召喚】となり各属性に合わせた【精霊神】を任意のタイミングで召喚する。なお、【大召喚】は【究極魔法】属性も帯びる。【召喚】属性の威力が20%増加する。【大召喚】の再使用間隔(リキャスト)300秒。

加護効果:【召喚】属性の威力が15%増加する。

加護:女神ヴェリティアの加護

空きスロット:無し


「こ、これは・・・。」

俺は初めてのスキルに非常に困惑した。

召喚魔法系が何かしらの辺があるのではないかと名前から察するものがあったが、召喚魔法そのものが完全に上位のものに置き換わるという代物のようだ。

少なくとも今まで自分が嗜んできた【ハックアンドスラッシュ】のゲームの中では見たことがない代物だった。

「ススムさん!レジェンドですよ!レジェンド!!びっくりですね!!」

「あ、ああ・・・。」

俺は確かに等級のことでも驚いていた。

それはあまりに等級と性能が噛み合っていないからだ。

以前から薄々思っていたのだが、この世界の等級と性能が正直見合っていない気がしてならない。

この性能ならば等級は更に1個上の『ミスティック』だと言われても納得の性能だ。

下手をすれば外れ性能の『ゴッズ』よりも上かも知れない。

これはLUKが低い代償なのか。

それとも【呪われた装備】はこの世界の理から外れてしまった【バグった装備】なのか・・・。

一度本格的に調べてみる必要はありそうだ。


俺は自室に戻り、ゴロンと寝転がりレベル40になった【スキルボード】を眺める。

現状残りSPは5ある。

これはレベルが40になると解禁される【究極魔法】のスキルを得るために敢えて消費せず貯めていた分だ。

なので俺は迷わずスキルを振る。


終焉崩壊(アポカリプス・レイ)(LV5):無属性の【究極魔法】。全てを崩壊させる直線攻撃。現在MPの全てを消費する。再使用間隔300秒。この魔法は現在最大LVである。なお、究極魔法はレベルを上げても詠唱が省略されることはない。』


このスキルは単純にレベルだけを上げることが可能で、他の魔法のように性質変化や強化といった物は存在しない。

故にシンプルな魔法だということだろう。

問題はここからだ。

先日手に入れた、『ルーン』のアッセ=シャンが非常に相性がいい。

というのもこのルーンは『【基本魔法】が当たると【奥義】または【究極】スキルの再使用時間(リキャスト)を1秒短縮する。』と言ったものだ。

終焉崩壊(アポカリプス・レイ)も先程手に入ったばかりの『大召喚』も【究極】属性である。

つまり、両スキルともデフォルトでは再使用間隔300秒と非常に長いものだが、初心忘れずの帽子(加護)のスキルに『全ての魔法属性が【基本魔法】の属性を帯びる。』というこれもまたバグのような性能がついている。

つまりどの魔法でも良いから当てれば当てるだけ『アッセ=シャン』の効果が発動し、当たった分だけ再使用時間(リキャスト)が短くなるという寸法だ。

ただ問題は終焉崩壊(アポカリプス・レイ)も『大召喚』もどの程度の威力なのかがわからないという事だ。

この館のダンジョンを攻略した際に、手に入れたばかりの太陽落焔(たいようらくえん)の杖を局所で使い、危うく自分の魔法で巻き込まれて死にかけるという失態を犯したばかりだ。

そのためにも一度何処か開けた場所で威力を試す必要がある。


「まあ、開けたダンジョンなら崩壊の恐れもないし一度試し打ちしても良いかもな。秘匿性もあるし。」

そうは言うが内心では早く使ってみたいという気持ちで溢れかえっている。

人間は欲深いもので新しいものを手に入れたらそれを使ってみたいという衝動が抑えきれない動物なのだ。


「まあでも、とりあえずは今度はサーシャと買い物デートか。」

40歳にもなるおっさんが人生でまだ片手で数えるくらいしか無い女性とデートというのが頭から離れず緊張して夜も寝れないという困った状態になるのであった。


現在の【ステータス】


名前:ススム

二つ名:呪われた亡霊(カースド・ファントム)

職業:魔法使い

年齢:20才

出身地:不明

種族:ヒューマン

レベル:40

残りSP:0

各ステータス:HP:41(±)0、MP:108(+50)、STR:48(+8)、VIT:50(+11)、AGI:44(±0)、MND:87(+32)、INT:138(+72)、LUK:-67(-57)

初期スキル:言語理解、ハックアンドスラッシュ

装備済み:【呪】初心忘れずの帽子(加護)、【呪】太陽落焔(たいようらくえん)の杖、鉄の腕輪、【呪】鉄のバックラー(ミル=ゼィ)、【呪】ホーンラビットの皮の手袋、【呪】魔術師のローブ、【呪】魔術師のズボン(加護)、【呪】偉大なる大召喚者の首飾り(加護)

ペット:ポチ(ヴェリデヴォルフ:女神ヴェリティアの加護)

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