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命の誕生

ダリアンの性別を書くの忘れてました、

27日追加しました、

「はっ!やっ!はぁ!」


ガルドとの相談から数日後、


ウインディア領の街から少し離れた森の入り口付近、


シルフィードは鎖を振り回していた、


鎖の先端部分には氷龍と虎炎が取り付けられている、


鎖術さじゅつ幽霊さんはそう呼んでいる、


氷龍と虎炎の秘密の一つがこの鎖だ、


一つ、この鎖は切れない、


過去にこの鎖を張った入り口にトラックが全速力で突っ込んでもトラックが大破した、


入り口には少しヒビが入っただけだった、


腕に巻きつけておくと簡単な籠手の変わりになる、


もう一つはなぜか伸びる、


原理は不明、


伸びろと念じていたらどこまでも伸びる、


伸ばしても強度は変わらない、


試しに陸上競技場のトラック(400メートル)に不法侵入で入りどこまで伸びるか試した、


結果100週したあたりで幽霊さんは飽きた、


どこぞの無限な拳をも凌駕するかもしれない鎖、


山に閉じこもっている間、


鎖を張り巡らせて罠や壁を作ることができた、


しかし欠点は太さが変えられない、


一般的な鎖と変わらない太さ、


使用していて特に問題ない、


ただ欠点をあげるとしたら太さが変えられないとしか言えない、


なぜ幽霊さんはシルフィードにそんな事を教えているのか、


鎖は意外と便利だからだ、


罠に使うもよし、


今のシルフィードのように振り回して攻撃するもよし、


敵の首に巻きつけて絞め殺すもよし、


拘束するもよし、


物を束ねるにも使える、


他にも色々と使える、


今後戦いや狩り、野宿をする、


幽霊さんがいなくなるかもしれない、


そんなことになっても生きていけれるように幽霊さんはシルフィードに教える、


しかし、幽霊さんはシルフィードについて一つ気になることがある、


(シルフィの物覚えが恐ろしいくらいいい、)


本日初めて鎖術を教えた幽霊さん、


一度構えを見せて注意点を教えるとすぐに自分の物にする、


それは今までもそうだった、


この歳の子供は吸収力が良いとTVで言ってた記憶があるがあまりにも良すぎる、


(今度試してみるか、)


幽霊さんが何か企んでいると街の方から数人の少年少女が走ってきた、


「シルフィード!

またこんなところにいたのか!?」


リグトルと愉快な仲間たちだった、


「うん、ちょっと修行してたの、」


シルフィードは鎖を短くして腰に巻きつける、

「修行ってシルフィちゃん、

まだ強くなるの?」


ムースがそう聞いてきた、


他の子供から見たらちょっと異常かもしれないシルフィードの修行、


シルフィード本人は気にしていないが幽霊さんはそこら辺を気にしていた時期があった、


いくら生きるためとはいえ同年代の子供と遊ぶ時間を奪っている気がしたからだ、


だが楽しそうに修行をしているシルフィードを見ているとそんな考えが無くなってきた、


「シルフィード、冒険者になるのか?」


ツーゲンがシルフィードにそう尋ねてくる、


「そうじゃないの、

この前師匠にその事聞いたらこの世の中で生きていくために教えてるんだって言ったの、」


変なこと言わないか少しハラハラしている幽霊さん、


そんなことも気付かずシルフィードは続ける、


「どういう事?って聞くと師匠が私が10歳になると身売り売られるからその前に家を出て1人で生きていけるようにって言ったの、」


シルフィードの言葉に皆が驚愕する、


「シルフィ、身売りに行くのか!?」


カトルがそうシルフィードに聞く、


「行きたくないもん、だから修行してるもん、」


誰も好き好んで身売りになりたい奴なんていない、


幽霊さんがそう思っていると


(あ、1人いた、)


「クシュン!」


「アリサ、風邪か?」


「うんん、誰か私のお話をしたみたいです、」


幽霊さんがアリサの過去話をなぜ知っているかは置いておき、


「それよりどうしたの、

私を探してたの?」


シルフィードが皆にそうたずねる、


「そう、リグトルくんがまたシルフィと全力かけっこをしたいって言うの、

しかも私達も走るぞって言うの、

午後からお手伝いあるのに、」


あの冒険者の事件の後リグトルがシルフィードに


「タチアニャ、私は良いよ、

でもタチアニャはやめといて、

アリサさん、もう少しで生まれるからタチアニャがお手伝いできないとガルドさんとターニャさんが大変な目にあっちゃう、」


アリサの治癒魔法の一つ、

出産日がおおよそわかるらしい、

ただ誤差が1日から10日前後と大きい、


もう予定日の10日前のためアリサは酒場を休んでいる、


「アリサさん、

もうすぐ子供産まれるの?」


ムースがタチアナに聞いてきた、


「そうだよ、言ってなかったっけ?」


「言ってないぞタチアナ!」


サリバンがタチアナに言う、


「タチアニャ、みんなに言わないとダメだよ、」


「うぅ、ごめんなさい、」


はたから見たら妹に怒られる姉みたいな状態、


その時シルフィードが何かを閃いた顔をした、


「そうだ、みんなでお店を手伝おうよ、」


シルフィードの言葉に皆がえって顔をする、


「日頃のガルドさんやアリサさん、

それにターニャさんに感謝を込めて赤ちゃんが生まれてくるまでの間お店を手伝おうよ、」


純粋なシルフィードの提案、


リグトル達は考えた、


よくお店に来てはよくしてくれている、


何かお礼をしたいと考えた時もあった、


シルフィードがそのお礼のチャンスを作ってくれる、


「どうかな?」


シルフィードがみんなに聞いてくる、


みんなの答えは決まっている、


「俺は賛成だ、

ガルドさんにはいつもみんなしてよくしてくれている、

だからその恩返しをしたい、」


リグトルが言うと他のみんなも頷く、


「それじゃ決まりだね、

タチアニャ、みんな、行こう、」


「うん、リグトルくん、

シルフィ、みんなもありがとう、」


タチアナは嬉しそうにみんなにそう言う、


みんなは酒場に来た、


「ガルドさん、

お手伝いしにきました、」


ガルドはなにを言っていると言う顔をする


「シルフィード、

いきなりすぎてわからん、

一から説明してくれ、」


ガルドが説明を求めている、


そこにリグトルがシルフィードの前に出る、


「俺たちガルドさんにお礼をしたいためにここにきました、」


「礼?何のだ?」


「ガルドさんはいつも私達によくしてくれました、

そのお礼がしたいんです!」


ムースがリグトルに続いて言う、


「しかしだな、」


『お願いします!』


リグトル達全員が頭を下げる、


ガルドがうろたえる、


「私からもお願いします!」


シルフィードも頭を下げる、


他から見たら子供に頭を下げさせている大人に見える、


客からの視線が痛い、


ガルドはため息をして、


「わかった、

ただし、

シルフィード以外は全員配膳の方に回ってくれ、

シルフィード、

おまえは厨房を頼む、

ターニャがいるから手伝ってやってくれ、」


「わかりました!」


ガルドの言葉に皆が散開、


各持ち場に着く、


ガルド達の負担が減り、


夕方まで仕事が続く、


「みんな、今日はありがとう、」


ターニャがリグトル達を労う、


「明日からこの時間に店を閉める、

アリサに付き添っていたいからな、」


「そうしてください、

それに明日も手伝いに来ます、」


「助かる、シルフィード、」


その日からリグトルと愉快な仲間達とシルフィードは酒場の手伝いに忙しかった、


ガルドとターニャの負担は減った、


だが日に日にガルドはピリピリとした空気を醸し出している、


(心配なら見に行けば良いのに、)


幽霊さんがガルドを見てそう思う、


そして、


その日が来た、


シルフィードとリグトル達はガルドに許可をもらいガルドの家に入れてもらう、


アリサは助産師と共に個室に入っている、


ガルドもそれに付き添っている、


シルフィードとタチアナ、ターニャ、リグトル達は部屋の外で待っている、


皆は黙って設けられた椅子に座っている、


座ってから誰も喋っていない


幽霊さんは外に出ている、


あの空気に耐えられないと言った理由はあるが他に理由がある、


幽霊さんが外にいると遠くから5人組の人影が見えた、


幽霊さんはこっそり近ずく、


見えないからこっそりもクソもないが、


「兄貴、本当に行くんですか?

あの店は荒熊が経営している店でっせ、」


いかにも下っ端ですという感じの男がリーダーらしき男に言う、


店を定休になっていると知り、


物取りに入ろうとしている奴らだろう、


最近かなり儲かっているから、


幽霊さんの料理で、


だが幽霊さんの予想は違っていた


「あぁ、怖じ気付いてんじゃねーぞ、

いかに荒熊だろうとこの人数じゃ手足も出ないだろうが、

それにあいつの嫁も今は子供を産んでる最中だ、

あいつも連れ添っているはず、

そんな場所に武器なんて持っていかねーぜ、

さらにあいつの子供達も人質にすれば本当に手も足も出ないだろうよ、

あいつの娘は上物だぜ、

売るもよし、

ヤルもよしだ、」


(ゲスが、)


男達の会話を聞いてそう呟く幽霊さん、


直ぐにシルフィードの元に戻る、


(シルフィ、そのまま聞いとけ、

決して取り乱すなよ、)


いきなりの念話に驚いたが直ぐに平常心になる、


(今外を見たら男どもがここを襲おうとしている計画を立てていた、

ガルドに恨みを持っているやつだろう、

タチアナやターニャを人質にするとも言ってた、)


シルフィードはそこまで聞くと拳を強く握っていく、


(シルフィ、撃退しに行くぞ、

幸せを、

新しい命を守るために、)


(はい!師匠!)


シルフィードは幽霊さんにそう返事をして、


「ターニャさん、」


横に座っていたターニャにシルフィードは小声で声をかける、


「どうしたのシルフィちゃん?」


「ここに盗賊が来ます、」


いきなりの言葉についていけないターニャ、そして、


「えっ?どういう事?」


「盗賊が来ます、」


「いやそうじゃなくて、

なんでわかるの?」


(ごもっともな疑問です、)


氷龍が的確に言う、


「先ほどからこちらに近ずいてきている人がいます、

足の裏からその人達の振動が伝わってきます、」


これは本当の事、


幽霊さんはシルフィードに素足でよく街の広場の真ん中に立ってもらう、


微かな振動が足から伝わる感覚を覚えさせるためだ、


そのおかげで距離と人数がわかるようになった、


だが男か女かはわからない、


「ターニャさん、

私は今からその人達を撃退してきます、」


「な、何言ってるの?

そんな事させるわけないじゃない、

直ぐにお父さんにその事を伝えて向かってもらうわ、」


ターニャが立ち上がろうとしたがシルフィードが腕を掴んで止める、


「ガルドさんはアリサに付き添ってあげて欲しいの、

それに私は負けない、」


ターニャはそれを聞いて戸惑うも急いで立ち上がろうとする、


しかし、


立ち上がれなかった、


シルフィードが立ち上がる事を阻止している、


子供とは思えない力にターニャは驚いている、


シルフィードはターニャを見つめる、


ターニャは小さなため息を吐き座り直す、


「私の負けよ、シルフィードちゃん、

心苦しいけどお願いできる?」


「はい!」


シルフィードはターニャの言葉に小さく返事をして他の皆に気づかれないように外に出た、


(来たか、)


(遅れてすいません、師匠、)


酒場の入り口から外に出ると斜め上に幽霊さんが浮いていた事に気づく、


(大丈夫だ、

敵もまだここに到着していない、)


幽霊さんは前方を見ながらシルフィードにそう伝える、


(シルフィ、今回は撃退だ、

決して殺すなよ、)


(どうしてです?)


シルフィードは首をかしげる、


(おまえ、血の付いた手で赤子を抱き上げるのか?)


幽霊さんの言いたい事がわかりシルフィードは納得する、


(アリサが子供を産むまで殺し方を教えないつもりだったからな、

今回は今まで教えてきた技を全て使うつもりでいけ、

ダメなところは終わったら教える、

ついでに複数の敵と戦う練習もしておこう、

複数人と戦う場合は各個撃破、

確実に1人づつ潰していけ、

1人の相手をしている間周りに気を配れ、

他からの攻撃は避けるんだ、

上手く避ける事ができたら敵同士自滅する、

魔法の対処はまだ考えていないが撃ってきたら考える、

もし危なかったら俺が変わる、

やれるな?)


説明が終わり幽霊さんはシルフィードに確認のために尋ねる、


(行けます!

見ていてください師匠!)


シルフィードは拳を握りしめて真っ直ぐ男達が歩いてくる方向を見る、


男の5人の内4人が胸部を隠すような鎧、


1人は全身鎧で包まれていておまけにフルフェイスの仮面もつけている、


(4人は鎧のつけていない所と顔を狙う、

あの鎧さんは脇や関節部分の隙間を狙うかアレを使用するでいいかな?)


いきなり向かうのではなく相手の弱点を探る、


これも生き残るために必要な事だ、


男達がシルフィードに気付く、


「なんだ?嬢ちゃんこの店の子かい?」


1人の男がシルフィードに聞いてくる、


男と呼んでいたら誰かわからないのでA、B、C、D、鎧でいいか、


「ここは今日お休みです、他をあたってください、」


この言葉で素直に帰ってくれないとわかっていても言ってしまうシルフィード、


「そんな事は分かっているぜ、

俺たちはここを襲いに来たんだ、」


Cがストレートに言うためか、


「馬鹿野郎!

なに本当の事言ってんだ!」


Aに怒られてる、アホなのか、


「いいじゃないっすか、

どーせこの子も捕まえて売り飛ばせばいいんですから、」


Cがドヤ顔で言う、


幽霊さんはイラッとした、


「それもそうだな、

そんなわけで嬢ちゃん、

すまんが俺たちのために売られてくれ?」


Aが薄気味悪い顔をしながらシルフィードに近づいてくる、


他の4人も近づいてくる、


シルフィードは動こうとしない、


男たちは怖くて動けないと勘違いしたのかゆっくり近づいてくる、


距離は5メートルを切った時、


シルフィードが動いた


シルフィードが男達の目の前から姿を消した、


男達が驚いていると端っこにいたBがシルフィードの蹴りを膝裏にくらいバランスを崩して片膝を付く、


そのあとシルフィードの空中回し蹴りがBのこめかみに直撃してBは白目を剥き倒れる、


男達はまだ思考が追いついていない、


シルフィードは倒れたBを台にして飛び隣にいたDの脇に飛び蹴りをかます、


Dからミシッて音がしたがシルフィードは気にしない、


地面に着地したシルフィードは勢いをつけてDの脇めがけて両手で双掌打をぶちかます、


何かが折れる音と同時にDは隣の鎧のところまで吹き飛び脇腹の骨が折れた事による痛みに耐え切れず気絶する、


Dを飛び蹴りしていた頃に他の男達は覚醒していた、


鎧はDを支えたため一時的に行動不能、


AとCはナイフを構えて左右から仕掛けてくる、


シルフィードは少し前に出てA、


シルフィード、Cと直線上になるようにした、


Aがシルフィードにナイフを突き刺そうと突進してくる、


Cも同じく突進してくる、


その間に鎧が剣を抜く、


シルフィードは腰に巻いていた鎖をスカートの下から10メートル位伸ばして出してAに向かって投げつける、


スカートが捲れ上がった事に気付かない(男はスカートが捲れ上がったためかシルフィードの下着に目がいった)


鎖はAの手に巻きついた、


Aは気付くのに遅れたが遅かった、


シルフィードは鎖の長さを勢いよく戻す、


Aはバランスを崩しながらシルフィードに向かってくる、


シルフィードは鎖を勢いよく引っ張り自分はAの足元にスライディングをする、


その際鎖を長くしてゆとりを持たせる、


Aはスライディングにより中に浮く感じでずっこける、


その際Aの持っていたナイフがCに刺さる、


どこに刺さったか確認する、


腕に刺さっている事を確認、


Aは頭からダイブしたため気絶、


シルフィードは起き上がりCに向かって回し蹴りをする(下着が丸見えになるが気にしない、)


こめかみに当たりCは倒れる、


シルフィードは一度距離を取り鎧を見る、


ただの子供ではないとわかったのだろう、


いきなり攻めてくる事はない、


鎧は剣を構えたまま動かない、


シルフィードは一度小さく息を整える、


そして動き出す


シルフィードは一直線に走り出す、


鎧は上段構えをする、


シルフィードはかまわず走る、


鎧はシルフィードが攻撃範囲内に入ったところを見計らい振り下ろす、


(お前の敗因は、)


幽霊さんが2人を見ながら語る


(その仮面だ、)


鎧は勝利を確信した、


だが、


ありえない事が起きた、


鎧の目の前からシルフィードが消えたのだ、


(フルフェイスの仮面はとにかく視界が悪い、

ほぼ前しか見る事が出来ない、

そんな中、

切られる寸前に横に飛び視界から消えれば突然消えたと錯覚できるだろう、)


幽霊さんの語りどうりシルフィードはどのように避けた、


そして、鎧の懐に潜った、


シルフィードは脇や関節を確認する、


隙間がなかった、


それを確認したシルフィードは拳を握りしめて、


「はっ!」



鎧を殴る、


突然だが、


寺などにある大きな鐘を見たことがあるだろうか、


その中に入り外から鐘を突かれたらさぞ体が悲鳴をあげるだろう、


鐘の中で反響して身体中を振動が駆け巡り立つのが辛いはず、


それも鎧バージョンをしたのだ、


更にフルフェイスのため振動はもちろん音もなかなか逃げないだろう、


鎧は地に膝をつく、


その際シルフィードを見る、


表情はわからないがその仮面から悔しそうな声が聞こえた、


「化け物が!」


前のシルフィードはその言葉で取り乱しているだろう、


だが、


「化け物でいいよ、」


鎧に向けて言う


「それで大切な友達や大切な人を守れるなら私は化け物でもいい、」


その表情は7歳の子供には出せない大人びた表情だった、


優しく微笑むような、大人の魅力が出ている、


そのような顔だった、


そして、シルフィードは鎧の顔に向かって回し蹴りをする、


強い衝撃が仮面を通して鎧の脳に響く、


鎧はついに倒れた、


シルフィードは鎖で男達を縛る、


(お疲れ、シルフィ、)


幽霊さんは終わったと同時に声をかける、


(師匠、私、上手く戦えていましたか?)


(じゅうぶんだ、強くなったな、

ここは俺が見ておくからシルフィはみんなのところに戻って赤子を見てこいよ、)


幽霊さんの言葉にシルフィードは頷いて店の中に戻った、


(強くなりましたね、シルフィードは、)


(そうだな、)


(スピードと持久力はマスター超えてんで、)


幽霊さん、氷龍、虎炎がシルフィードについて話している、


(そうだな、だがまだまだだ、

あれくらいで満足はさせない、)


(シルフィをどこまで育てるつもりや?)


(この世界に敵う奴がいなくなるまで?)


(マスター、なぜ疑問系ですか?)


そんな下らない話をしている最中、


店から赤子の産声が聞こえてきた、


シルフィードがみんなの元に戻ってきた直後聞こえてきた、


「お姉ちゃん!」


「タチアナ!」


2人は扉を開けて中に入った、


いきなり入るのはどうかと思うが待ちきれないのだろう、


シルフィードとリグトル達は部屋の前で待っていた、


そして、


「みんな、入っていいぞ、」


ガルドの言葉に皆が一斉に入っていく、


そこにはベットに横になっているアリサとその横で一緒になって眠っている赤子、


椅子に座っているタチアナとターニャがいた、


皆は赤子を見て目をキラキラさせている、


おそらく赤子を見た事がないのだろう、


「女の子ですか?」


サリバンがアリサに尋ねる、


「そうよ、」


「アリサさん、この子のお名前は?」


今度はシルフィードがアリサに尋ねた、


皆がアリサに視線を向ける、


アリサはニコニコしながら答えた、


「ダリアンよ、」


「ダリアン?」


シルフィードが思わず聞き返した?


「そう、ダリアン、」


アリサが答えると赤子のダリアンは声に反応したのか目を開けて笑みを浮かべる、


シルフィード達は微笑ましく見ていると、


「シルフィード、」


ガルドがシルフィードを呼んだ、


「はい?」


シルフィードはガルドの元に行った、


「ターニャから聞いた、また無茶をしたようだな、」


シルフィードは苦笑いをする、


「気持ちは嬉しいがそれは大人の仕事だ、

シルフィード、無茶をしないでくれ、」


「はい、わかりました、」


シルフィードが落ち込んだ、


「だが、ありがとう、」


ガルドは優しくシルフィードの頭を撫でた。

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