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第5改:ギルドでの手のひら返し

【お知らせ】


いつも読みに来ていただきありがとうございます!


※「スカッとした!」「続きが気になる!」と思っていただけたら、ぜひページ下部から【ブックマーク】をお願いします!

翌朝。


最高級ホテルのフカフカなベッドで目を覚ました俺は、ソフィアが用意してくれた洗練された高級服に身を包み、冒険者ギルドへと足を運んでいた。


目的はひとつ。

SSSSランクダンジョン『絶望の奈落』で【神眼】を使い、カオスドラゴンから回収した素材と金貨の換金だ。


ギルドの重厚な扉を開けると、朝の喧騒に包まれた館内が一瞬で静まり返った。


「おい……あれ、昨日ローゼンベルク公爵令嬢の呪いを一瞬で治したっていう奴じゃないか……?」


「マジかよ、ただの雑用係みたいな格好から一変して、めちゃくちゃ高級そうな服着てるぞ……」


ひそひそと囁き合う冒険者たちを横目に、俺は空いている受付カウンターへと向かった。


カウンターにいたのは、いかにも性格の悪そうなニヤニヤ顔の男受付、タッドだった。

昔からアレスたち勇者パーティにおもねり、雑用係の俺をバカにしてきた奴だ。


「やあやあ、これはこれは……『元』アレスパーティの雑用係、レオン君じゃないか。公爵様に買収でもされたのかい? 急にいい服を着ちゃってさ」


タッドは嫌味な笑みを浮かべ、嘲るように肩をすくめる。


「何の用だい? 君みたいな戦闘力ゼロの雑用係に回せる仕事なんて、ドブ掃除くらいしかないよ?」


「換金をお願いしたい。昨日ダンジョンで手に入れた素材だ」


俺がそう言って、腰のストレージポーチに手を伸ばすと、隣のテーブルにいた強面(こわもて)のAランク冒険者・ゴルドが割り込んできた。


「ハッ! 雑用係の換金だと? おいおい、どうせ道端で拾った『ゴブリンの角』か『スライムの核』だろ! ギルドの受付をそんなゴミで塞ぐんじゃねえよ!」


ギャハハ、と周囲のイキリ冒険者たちが下品な爆笑をあげる。


「聞いたかタッド! ゴミ雑用が換金だってよ! ガキの小遣い稼ぎなら他所でやりな!」


ゴルドがバカにしたように俺の肩を小突き、横柄な態度で唾を吐き捨てる。


俺はため息をひとつ吐くと、静かに【神眼】を発動させた。


(ゴルドの装備……【Aランク:巨岩の重鎧】 > 【書き換え:豆腐でできたハリボテの鎧】)


(タッドの受領印……【ギルド公式印】 > 【ただのイモ判】)


「おいゴルド、あんまりいじめてやるなよ〜。で、レオン君? そのゴミ素材ってのはどこに——」


「これだが」


俺はストレージから、ドンッ! と受付カウンターに『それ』を取り出した。


ズシィィィン……!!


ギルド全体が揺れるほどの衝撃。

カウンターの上に鎮座したのは、美しくも禍々しい虹色の光沢を放つ巨大な宝玉——SSSSランクモンスター『カオスドラゴンの心臓(極上級)』だった。


「「「………………は?」」」


ギルド内の全冒険者、そしてタッドの動きがピタリと止まる。


「な、なんだこの狂ったような魔力量は……!? 息をするのも苦しいぞ……!?」


「ま、まさか……SSSSランク『カオスドラゴン』の素材……!? 嘘だろ、現存する人類で討伐された記録すらねえぞ!?」


「ひっ……!? え、え……!?」


タッドが泡を吹きそうになりながら悲鳴をあげる。


「おいタッド、査定を頼む。あと、ついでにこれも換金してくれ」


俺が追加でストレージから、山のような『神級金属オリハルコンの塊』と『純金貨10000枚』をぶちまけると、ジャラジャラジャラッ! と眩い金色の山がギルドの床を埋め尽くした。


「ぎゃあああああ!? き、金貨数万枚分!? オリハルコンだとぉぉぉ!?」


タッドは腰を抜かしてひっくり返り、冷や汗を滝のように流しながらガタガタと震え出した。


「お、お願いですレオン様! 査定します! すぐに査定しますのでぇぇ!」


タッドがパニックになりながら証明書に印鑑を押そうとするが——ぽすっ。


「……え?」


手に持ったスタンプを押した瞬間、ペシャッと潰れたのは【ただの煮たサツマイモ】だった。


「ひぎゃあ!? い、印鑑がイモに!? なんで!?」


「おいおいタッド、まともに仕事もできないのか?」


俺が冷たく言い放つと、横で固まっていたAランク冒険者のゴルドが、青ざめた顔で俺に掴みかかろうとした。


「て、手品だ! こんなのインチキに決まって……ぶふっ!?」


ガバッと動いた瞬間、ゴルドが身に着けていた厳めしい重鎧が、バシャッ! と一瞬で『ぐちゃぐちゃの白い豆腐』へと弾け飛んだ。


「ぐえぇぇっ!? 俺の重鎧が豆腐にいいい!? ぬるぬるするぅぅぅ!!」


パンツ一丁で豆腐まみれになり、床でのたうち回るAランク冒険者。


「な、なにが起きてるんだ……!? レオンは……レオンはただの雑用係じゃなかったのか……!?」


静まり返るギルドの中で、俺は呆然と立ち尽くすタッドから、速攻で準備された『白金貨の詰まった袋』を受け取った。


「あ、ありがとうレオン様ぁぁ! またのお越しをお待ちしておりますぅぅ!」


ペコペコと頭を床に擦り付けるタッドと、豆腐まみれで泣叫ぶゴルドを背に、俺は優雅にギルドを後にしたのだった。

最後までお読みいただきありがとうございます!


バカにしてきた受付とイキリ冒険者を一瞬で全滅&恥をかかせる手のひら返し、スカッとしていただけましたでしょうか(笑)

鎧が豆腐になる絶望感と、イモ判でパニックになる受付タッド、ザマァ満載でお送りしました!


「豆腐ざまぁ草」「手のひら返し爽快!」「次回も楽しみ!」と思ってくださった方は、ページ下部の【ブックマーク】と【評価(★★★★★)】をポチッと押していただけると非常に励みになります!


次回の「第6改」は「伝説の素材を『ただの雑用』で錬成する」。

街の頑固な伝説の鍛冶屋が登場!絶対に手に入らないはずの激レア素材をレオンがその場で爆速錬成し、伝説の職人が涙目で弟子入りを志願してくる無双回です!


次の更新もぜひ楽しみにお待ちください!


投稿が完了したら、いつでも「第6改を出して」とお気軽にお知らせください!

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