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第3改:助けた美少女は公爵令嬢でした

【お知らせ】


いつも読みに来ていただきありがとうございます!


※「続きが気になる!」「スカッとした!」と思っていただけたら、ぜひページ下部から【ブックマーク】をお願いします!

アレスたちの見苦しい叫び声を背に受けながら、俺は冒険者ギルドへと向かって街を歩いていた。


「さて、まずは冒険者ランクの更新と、ストレージに入れた素材の換金だな」


今持っているのはSSSSランクモンスター『カオスドラゴン』の素材や、神級金属オリハルコン。

どれか一つでもギルドに出せば、一瞬で金貨の山ができる。


だが、ギルドへ向かう大通りに差し掛かったところで、周囲がにわかに騒がしくなった。


「おい、見ろよ! 『白銀の騎士団』の馬車だ!」


「ってことは、あの『氷雪の姫君』様が戻られたのか!?」


「でも……なんだか様子がおかしくないか?」


野次馬たちの視線の先。

ギルド前の広場に、ボロボロになった豪華な馬車と、手負いの騎士たちが雪崩れ込んできていた。


馬車の扉が開き、一人の少女が吐血しながら倒れこむ。


艶やかな銀髪に、吸い込まれそうな青い瞳。

完璧な造形をした美貌の少女——だがその顔色は死人のように蒼白で、胸元には黒い瘴気が渦巻いていた。


「ソフィア様っ! しっかりしてください!」


「くそっ、SSSSランクの呪い『深淵の腐食』だ! 聖導士の回復魔法でも抑えきれないぞ!」


周囲の騎士たちが悲痛な叫びをあげる。


(ソフィア・ローゼンベルク……確か、17歳でSランクに到達した天才剣士で、公爵家の令嬢だったか)


『氷雪の姫君』と称される彼女だが、ダンジョン奥地で強力な呪いを受け、命の灯火が消えかけているようだった。


「誰か……誰か上位の神聖魔法を使える者はいないのか! 馬車ごと、いや我が公爵家の全財産を支払っても構わん! ソフィア様をお救いしろ!」


騎士隊長が血走った目で周囲の冒険者たちに叫ぶ。

しかし、集まった冒険者たちは首を振るばかりだった。


「無理だ……『深淵の腐食』は侵食されたら終わりだ。解呪できるのは国家最高峰の『大司教』クラスだけだぞ……」


「王都から大司教を呼ぶなんて、あと数時間はかかる。とても持たない……!」


絶望が広場を支配する。

銀髪の美少女ソフィアは、うわ言のように小さく吐息を漏らしていた。


「……お父様……私、ここまで、ですの……?」


その姿を見つめながら、俺は静かに【神眼】を発動させた。


視界に浮かび上がる彼女のテキスト情報。


【ソフィア・ローゼンベルク】


・状態:『深淵の腐食(即死級の呪い)』により、残り寿命【120秒】


・状態詳細:全身の細胞が壊死中。現代の魔法では解呪不可能。


(なるほど。現代の魔法じゃ治せない、か)


俺は人ごみを押し分け、ゆっくりと倒れるソフィアの元へと歩み寄った。


「おい、そこの君! 危険だ、下がっていなさい!」


騎士隊長が制止しようとするが、俺はそれを無視してソフィアの前にしゃがみ込む。


「ちょっと失礼するよ」


「な……何を——」


俺は彼女の胸元、黒い瘴気が渦巻く場所にそっと手をかざした。


【神眼】発動。


(書き換え——【深淵の腐食】 > 【全快&呪い耐性(極)】)


指先から、淡い黄金の光が溢れ出す。


次の瞬間。


絶望的な黒い瘴気が、まるで春の陽気に溶ける雪のように一瞬で消滅した。

壊死しかけていた彼女の肌が瞬時にツルスベの透き通るような白肌へと戻り、途絶えかけていた息遣いが力強く脈打ち始める。


「……え……?」


ソフィアがゆっくりと目を開けた。

蒼白だった頬には血色が戻り、さっきまでの瀕死状態が嘘のように生き生きとした瞳で俺を見上げてくる。


「傷が……呪いが……消えて……? あなたは……?」


「おいおい……嘘だろ……!? 大司教でも治せない『深淵の腐食』が一瞬で……!?」


「なんだあの光は!? どんな神聖魔法なんだ!?」


静まり返っていた広場が、爆発的な歓声とどよめきに包まれる。

騎士隊長は開いた口が塞がらない様子で、膝から崩れ落ちた。


「お、命の恩人よ……! なんとお礼を申し上げればいいか……! あなたのお名前は!?」


「レオンだ。通りすがりの、ただの元・雑用係だよ」


俺がそう言って立ち上がると、ソフィアが慌てて俺の袖をギュッと掴んできた。

その顔は真っ赤に染まっている。


「待ってください……レオン様! 私の命を救ってくださったお方……! 私、ソフィア・ローゼンベルクは、このご恩を生涯忘れません! どうか……どうか私に、あなた様をお手伝いさせてくださいませ!」


Sランク冒険者にして公爵令嬢の『氷雪の姫君』が、潤んだ瞳で俺を必死に見つめていた。

最後までお読みいただきありがとうございます!


ついにヒロイン1号の公爵令嬢ソフィアが登場しました!

一瞬で呪いを解除されて赤面する姫様、楽しんでいただけましたでしょうか!


「ソフィア様かわいい!」「手のひら返し爽快!」「次回も全裸待機!」と思ってくださった方は、ページ下部の【ブックマーク】と【評価(★★★★★)】をポチッと押していただけると非常に励みになります!


次回の【第4改】は「一方、勇者パーティは……」

レオンという『陰の支柱』を失ったアレスたちが、簡単な依頼で地獄を見るザマァ回です!


次の更新もぜひ楽しみにお待ちください!

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