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クロト  作者: 白玉
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Ep.46 迷宮探索2

迷宮内、3日目が終わった。


夕方には5階層まで辿り着いたが、最後までいけなかったので、迷路の途中で休息を取ることにした。

魔物はまだ見ていないが、一応3人で交代しながら寝る。急に罠が作動するかもしれないし、念の為だ。


私が起きて、前に火の番をしていたユニちゃんと交代する。


「むむ………ユニちゃん、そろそろ交代だよ。」

「うん。分かったよ。」

「………そういえばさ、ユニちゃんって私たちに罠の位置を知らせてくれるけど、どうやって分かるの?何かの魔法?」


「…うーん、まぁ私、カンが鋭いので!私の家、こういう魔物に対する罠を作ったりもしてたので、なんとなく分かるんですよね〜」

「へ〜。今度教えてよ。」

「えへへ、良いですよ。」



そう言うと、ユニちゃんは寝袋に入って寝てしまった。


次のタジ君まで、私が起きて火の番をする事になる。本当に迷宮を攻略出来るのかな、とか、地上はどうなってるのかな、などと考えつつ、夜は更けて行ったのだった。





4日目、一度5階層の最後で全員と合流する。


「よし、全員揃ってるな。それじゃあ今から6階層に入るんだが、ここから迷宮の形がまた大きく変わっている。注意する様に。」


『ハイ!』


階段を降りて6階層に降りると、上までとは全く違う景色が広がっていた。


それは、水晶が光り輝く洞窟。赤や紫、青、黄色など、様々な色に輝いている水晶が、そこら中から生えている。5階層までとは違い、洞窟をそのまま迷宮にした様な感じで、空気もひんやりしていた。


「おお〜!綺麗!」

「ホントっすね……。これ、持って帰ったら売れるかな…」

「魔力を含んでるな……魔石か。随分と質が良いな」

「魔道具の媒介になる物だね。リノ君に持って帰ってあげたら喜んでくれるかな?」


「ガッハッハ!酒でも呑みながら見たいのぉ!」

「絶対呑むなよ」


「…っと。」


天井から、2メートルくらいありそうなコウモリの群れが飛びかかって来た。


「フフ…ついに魔物のお出ましか。」

「やっとか!!待ちくたびれたわい!」


「気をつけてね」


とは言っても、私たちが出る幕など無い。ルミナスと焉麒さんが全部一刀両断して終わりだった。ルミナスはいつも通りの剣、いや刀かな。焉麒さんは、デカい大剣。一振りで数匹が消し飛ぶ。


ヤバすぎ。


あの2人、マジで戦闘狂だ。





その後も、魔物が出てくる様になる。少人数なら大変だが、A−以上が100人もいるのだ。余裕で対処出来る。


水晶の洞窟を奥まで進んでいくと、また階段になった。そのまま行くと崖になっていて、もっと深いところまで繋がっているようだが、普通に階段ですす進んでいく。



7階層。石で出来た、無機質な迷宮で、少しだけ迷路にはなっていたが、まぁ迷うことは無いレベルだ。


それよりも、魔物の数が増えているので、2人や3人ではなく20人単位で移動する。体力に余裕のある者は外側に、怪我をしているものや戦闘向きでは無い者は内側に、という感じで、ここも突破。



8、9階層も同様で、4日目の終わりには9階層の階段まで辿り着くことが出来た。


「ふぅ〜。少し小走りで来たけど、意外と行けたね。」

「ああ。だが、次は10階層。節目の階だし、何か起きても不思議じゃない。気をつけていこう。」


「それはそうと、一旦休憩だな!メシにしよう!」



私とルミナスの魔法空間に置いてあるキング・ボアの肉だが、まだまだ余っている。船の宴会で10万人に配って、残り6割といったところだ。迷宮組の100人に、干し肉にしたり保存食にしたりして配ったり、集まって食事するごとに分けているが、なくなる気配が無い。美味しすぎて飽きることはないんだけど。



タジ君とユニちゃんも、美味しそうにお肉を食べていた。


「このお肉、美味しいね〜。何のお肉なの?」

「えっとね、シベリアで倒したキング・ボアっていう魔物の肉で。」

「ふ〜ん。ボアのデカいやつかな?」

「そうだよ!山みたいにデカい猪だった。」

「そんなの居るんっすね…やべぇ」


就寝。

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