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クロト  作者: 白玉
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Ep.37 船内探索

夕方の宴会を終えて、自分の部屋に案内される。1人用の部屋かルミナスと一緒の部屋かを選ばさせられて、ルミナスと同じ部屋にした。中に入って驚いたのは、10メートル×10メートルくらいの大きさがあった事。多少魔法で空間を広げてはいるらしいが、船が大きいと部屋も大きいみたいで。



それと、気になったことがあったので聞いてみた。


「ねぇルミナス。魔人ちゃんってどうしたの?」

「ここにいるぞ。」


私のベットの下から、ひょこっと顔を出す。


「変なことをしないように、この部屋から出られないようにしておいた。だがまあ、時間をかけて完全に魔力をゼロにしたから、持って行きたければ持っていってもいいぞ。盾くらいにはなるだろうし。」

「しないよ…。」

「それと、私はこれから作戦決めに行く。お前もついてくるか?」


「う〜ん…別にいいや。多分暇だし。魔人ちゃんと船の中とか、周りとか探索してくるよ。」

「良いけど、迷うなよ。離れすぎてもダメだからな。」

「分かってるよ〜。」



そう話すと、ルミナスは部屋から出ていった。鍵は二つあるのでOKだ。


私も軽く明日の準備をする。武器に、薬に、食料に…。水も居るかな。あとは、お菓子。


「それじゃあ魔人ちゃん、行こうか。」




魔人ちゃんと2人で、船内を探索する。少しおしゃれな絵が飾ってあったり、水が流れていたりしていて、廊下は落ち着く空間だ。



「そういえば、魔人ちゃん魔人ちゃんって言ってるけど、呼びにくいよね。名前つけてあげようか?」

「えっ…いいのか?」


「うん。私はルミナスに名前つけて貰ったし、誰かを名付けようと思ってたんだよね〜」


うーん、と考える。日本人的な名前か、ドイツにいたからドイツっぽい名前がいいかな?


「どんな名前がいい?」

「なんでもいいよ」

「それじゃあそうだな〜…ん?」


通路の奥から、何かが何かを引きずっている音が聞こえる。薄暗くて怖い…。何がいるのか、魔法で照らしながら進んでみると。




なんと、ティアちゃんだった。そして、引きずっているのはシュネーさん。いやいや。


「ちょ、ちょっと!ティアちゃん、何してるの!?」

「あ、クロトちゃん!と、おんなのこ!」

「な…なんでシュネーさんの髪の毛を引っ張ってるの…?」


「このこ、ろうかでねてたから、つれてきてあげたの。」

「廊下で…そう。ちょっと、私が担ぐから、貸してくれる?」

「うん、いいよ!」


ぐったりして寝ているシュネーさんを背中に担いで、ティアちゃんに話を聞く。


「何してたの?」

「カミュちゃんがどこかにいっちゃったから、おへやのそとにでてみたら、まよっちゃった。それで、このこがたおれてたから、ひっぱっておへやをさがしてたの。」

「そっか。ありがとうね。でも、髪の毛を引っ張るのはやめてあげようね。」

「わかった!!」


「…zzz……」


それはそうと、なぜ廊下で寝てたんだ…。誰も部屋に運んでくれなかったのかな。

※一応イメージ。

ティアちゃん 身長125センチ、黒い犬耳と犬の尻尾が付いている。少し犬歯が長い。分からないことがあったら自分から突撃しに行く。


シュネー 身長154センチ。長い、薄いクリーム色の髪で、腰くらいまで届く。いつも寝ているが、アルマやリノ、カミュなどに交代で世話をして貰っている。寝相は良い。眠たそうなタレ目。透き通った青い眼。

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