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クロト  作者: 白玉
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Ep.25 ミンスク

次に目指すはベラルーシのミンスク!と言われたが、ミンスクの名前は知らない。ベラルーシの首都らしい。知らない…


「魔人ちゃん。ベラルーシは?何かあるの?」

「さぁ…分からないです。シベリアに近いのに、わざわざベラルーシに居る理由が無いですから」

「ん。それもそっか。」

「またつまらん場所か…。クロトの戦闘練習に、何か強そうな魔人が居てくれても良いんだが…」


などとルミナスは言っているが、ベルリンを出た後にA−が一体、B+が二体、魔人と戦っている。

というか、ルミナスに戦わされている。


「剣術もある程度身についてきたな。剣術がA−、魔法がAと言ったところか。シベリアで安全に移動するには、まだ少し足りないが…」


「てかその、AとかA−とか、どうやって分かるのさ?適当?」

「いいや。知力、技、力、落ち着いた状況判断、動き方、など、色んな面から判断するんだ。自分のランクを見誤って、無茶な強者に挑まない様にする為だな。私はギルドの判断官をしていたから、正確だぞ。」

「なら良いけど…。」


ワルシャワからミンスクまで、およそ4週間。

3週間あれば行ける距離ではあったが、私の特訓の為に1週間遅れる形になった。


ミンスクに着いたが、やはり瓦礫の山。


「雑魚しかおらんな…。クロトの練習は無理そうか。」

「本当に辞めてね…。特訓疲れたから…。」


冗談抜きで、結構スパルタなルミナスなのだった。







〜外伝・ギルド本部にて〜

全く…。本当に協調性の無い奴らだ。北京攻略をするからと言われて来てみれば、作戦会議で2時間も揉めている。ギルマスとしての仕事が溜まっているから、早く解放して欲しい。

ルミナス君を見習って欲しいものだな…。


「なぁオッサン!全員で正面突破で良いよな!」

「おバカねぇ。全員が同時に疲弊してどうするのよ。交代制でも、強い者は最後まで戦わないでも、もっと工夫の仕様はあるでしょう?」

「うるせーよアルマ。全員で進んだ方が、死者は出にくいだろうが。」


はぁ…特にあの2人だな。S+だからなのか、2人は仲良くして欲しいのだが…


ここは私が出るか。


「オルカ君、アルマ君、落ち着いてくれ…。君たちが言い争っていて、他の者が意見しにくくなっている。」

「む…。分かったよ…」

「それじゃあ、何か意見のある者はいるか?」


「あの…少し良いですかね…?」

「リノ君、どうぞ。」

「じゃあえっと…。ルミナスさんは、どうされるんですか?あの人が1番北京迷宮をご存知だと思うのですが…」

「それは俺から答えさせて貰うよ。あいつは今向こうで拾ったガキを連れてるらしくてな。帰りに北京に寄って貰って、手伝わせるよ。」

「そうなんですね…!良かった…」


「今回はルミナス君以外、かなり遠くに遠征に出ている者は参加しない。S−以上の何人かは出られない事になるな。」

「大丈夫なのかしら…?ダンジョンボスはギルドマスターが倒してくれるのよね?」

「任せておけ。」


「オッサンが負けても俺が居るからな!安心しろ、アルマ。」

「貴方がリーダーなせいで安心出来ないのよ…バカじゃないの?」

「あぁ!?なんだと!?」

「ちょ、ちょっと!喧嘩は辞めて下さい…!」


全く…。

早く帰ってきてくれ!ルミナス君!

外伝、じゃなくて、サブストーリーですかね。

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