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クロト  作者: 白玉
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Ep.12 迷宮4

ピンチ!

魔法で扉を押し、中に入ると、ボロボロのルミナスと、やばそうな魔人が見えた。


「ちょっとルミナス!早く帰って来てって言ったでしょ!」

「すまん」

「獲物が増えたな。こりゃあ良い。」

「大丈夫!?あと、この魔人は…」

「おっと。そう言えば自己紹介がまだだったな。俺の名前はヴィレ。冥土の土産に覚えておけ。」



その瞬間、魔人が消えた。いや、消えた様に見えた。


「クロト!避けろ!」

「なっ……」


腹部に走る衝撃。そして、遅れてやってくる今まで感じたことがないほどの痛み。


「ッ…グハッ……」

「クロト!!」


口から大量に血が噴き出る。お腹を見ても、傷跡は全く見えない。なんで…


「ハハハハハハ!内臓がグチャグチャだぞ!ほら女!助けなくても良いのか?」

「貴様ァァァァァァァ!!!」


ルミナスが魔人に斬りかかる。が、全て受け止められていた。


意識が朦朧としてくる。やばい…ルミナスも意思の力で戦っている様だし、私も動けない。

もうダメなのかな……。でも、こんなところで死にたくはない…


「クロト!!ネックレスに思いっきり魔力を込めろ!」


……?なんで…。いや、悩んでいる暇は無い。このままでは2人とも死んでお終いだ。

ルミナスが強力な剣戟を魔人に当て、こちらに下がってくる。


私は、残る力の全てを振り絞って、ネックレスに魔力を込めた。すると、ネックレスについた魔石が光り、視界が遠のいていって…

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