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クロト  作者: 白玉
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Ep.10 迷宮2

ぐう…服装を間違えた。


今着ているのは、下着とシャツ、ローブ。迷宮の中は、場所によって蒸し暑かったりめちゃくちゃ寒かったりで、気温の差が激しい。


それに加えて、魔物や動物の老廃物(死体含む)や、腐ったゴミの様なものが残っていて、臭い。


最初のドラゴンの巣並みの臭さだ。いや、密閉空間なので、ここの方が臭いかもしれない。


ルミナスに貸してもらった長靴もぐちょぐちょだし、精神的な疲労が激しかった。



「ねぇ〜ルミナス。やっぱり引き返さない?臭いし汚いし薄暗いしで最悪なんだけど。」

「引き返してもいいが、この先に魔道具が落ちてるかもしれないんだぞ?それに、汚れなら魔法で綺麗にできるだろ」

「気分的な問題だよ!ここマジで最悪」

「う〜ん………分かった。クロトは入り口で待っておいてくれ。私もこの階層を探索したら戻る。」

「絶対だよ?間違っても奥に突き進んじゃダメだからね?」

「ああ。」


そうして、ルミナスと別れた。

帰り道も、相変わらず臭いし暗い。周りの魔物に注意しつつ、なんとか入り口まで戻ったのだった。



————-



さて、クロトと別れたので、ズンズン奥に進める。この階層までとは行ったが、まぁ早く戻ればもう少し深くまで潜ってもバレないだろう。


今が5階層なので、7階層くらいまで行こうか。もしバレても、便利な魔道具を渡せば許してくれるだろう…。ご飯を美味しくする魔道具とか、果物を甘くする魔道具とか。


そんなことを思いつつ、結局追加で3時間ほど進んでしまった。


「しまったな…。色々魔道具は見つけたが、どれもこれもヘンテコ魔道具ばかりだ。売れば物好きが買ってくれそうではあるが、クロトは怒るだろうな…」


と、その時。


「ッッッ!?」


奥から凄まじまい殺気を感じた。

フフフ…売られた喧嘩は買わねばな。

今見てみたら、180人の方が見てくれていた。誰も見てはいないだろうな〜と思っていたので、びっくり&嬉しい。

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