目的
軍事展覧会。
展示館のホールはめちゃくちゃだった。展示台は倒され、ガラスケースは割れている。地面には様々な部品と書類が散乱している。だが大型武器はまだそこにある。持ち運べないもの:メカ予備部品、重型機関砲、肩扛式ミサイル発射器、数箱の弾薬。
尊爵は一周し、足元の砕けたガラスを蹴り開ける。
「運びが早いな。」
彼は言う。
「軽武器は全部持って行った。重いものはここに残してる。」
黒菱久九はすでに部品の山のそばにしゃがんでいる。彼女は金属の箱を掘り出し、開ける。中には手榴弾が数個。彼女は二つ取り、囚服のポケットに押し込む。
皇女は隅に立っている。彼女の顔色はまだ白いが、背筋はまっすぐだ。
礼白は地面から拳銃を一本拾い上げる。弾倉を確認。満タン。彼は黎姫に差し出す。
黎姫は手を伸ばして受け取る。
彼女の手は震えている。指が銃床に触れた時、一瞬止まる。
皇女が彼女を見る。
「持てないなら置きなさい。」
黎姫は置かなかった。
彼女は拳銃を握った。指関節が白くなる。彼女は顔を上げ、皇女を見る。黒い瞳孔の中で、あの金色の光がまた一瞬閃く。
「いや。」
彼女の声はとても軽い。
「私を殺そうとしているのも彼女です。でも彼女は確かに私の姉です。」
彼女はうつむき、手の中の銃を見る。
「昔は私にとても優しくしてくれました。」
礼白はそばに立ち、彼女を止めなかった。彼はもう一丁の銃を手に取り、確認する。
「彼女が何をしようとしているのか、だいたい分かる。」
彼は口を開く。声は大きくないが、全員が聞いた。
「この手段は、ほとんど自殺的だ。」
彼は銃機を引く。
「だが唯一、一つの目的だけは達成できる。」
彼は言い終えなかった。
尊爵が振り返って彼を見る。
「何の目的だ。」
礼白は首を振る。
「まずそれは置いておこう。」
彼は尊爵を見る。
「お前はメカを操縦しろ。とにかく、外部からのあらゆる不法侵入武装を阻止しろ。」
尊爵はうなずく。
「分かった。」
彼は二歩歩き、また振り返る。
「中はどうする。お前たち数人で。」
礼白は彼を見る。
「我々は中に入る。」
黒菱久九が立ち上がる。手の埃を払う。
「私も呼ばないの?首相様?」
礼白は彼女を一瞥し、それから尊爵を見る。
「お前の意見は。」
尊爵は黒菱久九を見る。紫の髪、囚服、ポケットには手榴弾が二つ膨らんでいる。彼女の笑みは相変わらず気楽だ。
「彼女が刃を向けるにしても、時を見るだろう。」
尊爵は視線を戻す。
「よし。」
彼は振り返り、メカ駐機場へ歩いていく。
皇女はスカートの隠しポケットから小型拳銃を取り出し、一通り確認する。そして黎姫を見る。
黎姫は銃を握り、礼白の隣に立っている。
彼女が突然口を開く。
「彼女は私のためにやっているのでしょうか。」
礼白は彼女を見る。
「今はまだ分からない。」
彼は少し間を置く。
「今お前の推測を告げても、お前は煩悶するだけだ。彼女も目的を果たせない。」
黎姫はしばらく沈黙する。そしてうなずく。
皇女は礼白のもう片側に歩く。
「で。」
彼女は言う。
「どこへ行く。」
礼白はホールの突き当たりを見る。扉は開いている。外は夜色。遠くに大殿の輪郭が闇の中にぼんやりと浮かんでいる。
「皇宮に突入する。」
彼は弾倉を確認し、装填する。
「間違いなければ。」
黒菱久九が笑う。
「へえ。面白い。」
彼女はポケットの手榴弾を触る。
「行こう。」
四人は展示館を出る。夜色は深い。遠くの大殿の石灯はまだ灯っており、一列に伸びて上へ続き、行くべきではない場所へ通じているかのようだ。
尊爵のメカが後ろで起動する。砂漠色の光が肩の放熱口から溢れ出す。エンジンの低い唸りが夜に木霊する。
礼白は振り返らない。
彼は階段へ歩いていく。
龍椅に座るあの者のもとへ。




