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新世界の天才国家統治者が、両者の狭間で生き延びる。  作者: miorior


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17/19

目的

軍事展覧会。


展示館のホールはめちゃくちゃだった。展示台は倒され、ガラスケースは割れている。地面には様々な部品と書類が散乱している。だが大型武器はまだそこにある。持ち運べないもの:メカ予備部品、重型機関砲、肩扛式ミサイル発射器、数箱の弾薬。


尊爵は一周し、足元の砕けたガラスを蹴り開ける。


「運びが早いな。」


彼は言う。


「軽武器は全部持って行った。重いものはここに残してる。」


黒菱久九はすでに部品の山のそばにしゃがんでいる。彼女は金属の箱を掘り出し、開ける。中には手榴弾が数個。彼女は二つ取り、囚服のポケットに押し込む。


皇女は隅に立っている。彼女の顔色はまだ白いが、背筋はまっすぐだ。


礼白は地面から拳銃を一本拾い上げる。弾倉を確認。満タン。彼は黎姫に差し出す。


黎姫は手を伸ばして受け取る。


彼女の手は震えている。指が銃床に触れた時、一瞬止まる。


皇女が彼女を見る。


「持てないなら置きなさい。」


黎姫は置かなかった。


彼女は拳銃を握った。指関節が白くなる。彼女は顔を上げ、皇女を見る。黒い瞳孔の中で、あの金色の光がまた一瞬閃く。


「いや。」


彼女の声はとても軽い。


「私を殺そうとしているのも彼女です。でも彼女は確かに私の姉です。」


彼女はうつむき、手の中の銃を見る。


「昔は私にとても優しくしてくれました。」


礼白はそばに立ち、彼女を止めなかった。彼はもう一丁の銃を手に取り、確認する。


「彼女が何をしようとしているのか、だいたい分かる。」


彼は口を開く。声は大きくないが、全員が聞いた。


「この手段は、ほとんど自殺的だ。」


彼は銃機を引く。


「だが唯一、一つの目的だけは達成できる。」


彼は言い終えなかった。


尊爵が振り返って彼を見る。


「何の目的だ。」


礼白は首を振る。


「まずそれは置いておこう。」


彼は尊爵を見る。


「お前はメカを操縦しろ。とにかく、外部からのあらゆる不法侵入武装を阻止しろ。」


尊爵はうなずく。


「分かった。」


彼は二歩歩き、また振り返る。


「中はどうする。お前たち数人で。」


礼白は彼を見る。


「我々は中に入る。」


黒菱久九が立ち上がる。手の埃を払う。


「私も呼ばないの?首相様?」


礼白は彼女を一瞥し、それから尊爵を見る。


「お前の意見は。」


尊爵は黒菱久九を見る。紫の髪、囚服、ポケットには手榴弾が二つ膨らんでいる。彼女の笑みは相変わらず気楽だ。


「彼女が刃を向けるにしても、時を見るだろう。」


尊爵は視線を戻す。


「よし。」


彼は振り返り、メカ駐機場へ歩いていく。


皇女はスカートの隠しポケットから小型拳銃を取り出し、一通り確認する。そして黎姫を見る。


黎姫は銃を握り、礼白の隣に立っている。


彼女が突然口を開く。


「彼女は私のためにやっているのでしょうか。」


礼白は彼女を見る。


「今はまだ分からない。」


彼は少し間を置く。


「今お前の推測を告げても、お前は煩悶するだけだ。彼女も目的を果たせない。」


黎姫はしばらく沈黙する。そしてうなずく。


皇女は礼白のもう片側に歩く。


「で。」


彼女は言う。


「どこへ行く。」


礼白はホールの突き当たりを見る。扉は開いている。外は夜色。遠くに大殿の輪郭が闇の中にぼんやりと浮かんでいる。


「皇宮に突入する。」


彼は弾倉を確認し、装填する。


「間違いなければ。」


黒菱久九が笑う。


「へえ。面白い。」


彼女はポケットの手榴弾を触る。


「行こう。」


四人は展示館を出る。夜色は深い。遠くの大殿の石灯はまだ灯っており、一列に伸びて上へ続き、行くべきではない場所へ通じているかのようだ。


尊爵のメカが後ろで起動する。砂漠色の光が肩の放熱口から溢れ出す。エンジンの低い唸りが夜に木霊する。


礼白は振り返らない。


彼は階段へ歩いていく。


龍椅に座るあの者のもとへ。

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