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人類より百倍賢いAIがいるのに日本が滅びそうです ~「資源はありません」から始まる文明再建計画~  作者: 神野啓次


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第四話 世界が壊れていく

 九月に入っても、暑さは衰えなかった。朝の気温は三十一度。昼には四十度を超える日が続き、夜になっても三十度を下回らない。家庭向けの計画停電は週二回から三回へ増え、企業向けの電力使用制限もさらに厳しくなった。工場の操業時間は夜間へ移され、駅前の商業施設は午後八時で営業を終える。街は少しずつ暗くなり、スーパーの商品棚も以前より寂しくなった。


 それでも、日本はまだマシなほうだった。


 食料は足りない。燃料も足りない。電力も不足している。失業者は増え、生活保護の申請窓口には毎朝列ができる。それでも列は列のままだった。誰かが店を襲うわけでもなければ、配給所を武装した集団が占拠するわけでもない。警察は機能し、役所は開き、電車は本数を減らしながらも走っている。国民の不満は大きかったが、大半の人間はまだ順番を守っていた。


 国外では、その順番そのものが崩れ始めていた。


 高瀬悠介が市役所へ向かう電車の中でニュースを見ると、画面には炎上する商店街が映っていた。


【北アフリカ某国――食料配給所を巡る暴動で死傷者多数】

【中東都市部――燃料倉庫への襲撃相次ぐ】

【東アフリカ鉱山地域――政府軍撤退、複数武装勢力が採掘拠点を占拠】

【南アジア――停電長期化により大規模略奪発生】

【南米北部――食料輸送車列が武装集団に襲撃される】


 ひと月前まで「政府機能低下」と報じられていた国が、今では「中央政府支配地域」と「反政府勢力支配地域」に色分けされている。さらに数日前には、隣接する二つの武装勢力が水源を巡って衝突し、数百人規模の戦闘に発展した。

 戦争とは呼ばれていない。少なくとも国家同士の戦争ではなかった。だが人間は撃ち合っていた。


「これ、戦争じゃないのか?」

『定義によります』


 耳元の端末から《アトラス》が答えた。


『国家間の正規軍同士による大規模武力衝突ではありません。ただし複数地域で、準軍事組織、地方軍閥、民兵、犯罪組織などによる武力衝突が発生しています』

「悪くなってる?」

『ここ二か月で悪化速度が上昇しています』


 悠介は画面を見る。最初は暑さだった。次に水が不足した。食料価格が上がった。政府が補助金を出した。財政が悪化した。燃料がなくなった。警察や軍への給与が遅れた。食料輸送が止まり、都市で暴動が起きた。


 倉庫が襲われるようになり、トラックには武装警備が必要になった。その警備費用で輸送価格がさらに上がり、食料がもっと高くなる。政府が守りきれなくなった地域では地元の武装集団が「治安維持」を始め、代わりに通行料や食料を徴収する。


 国境線は地図に残っている。しかし、その中に本当に一つの国が存在しているのか分からなくなった地域が増えていた。


『次のニュースです』

「もういい」

『了解しました』


 悠介は画面を閉じた。窓の外には、普通の日本の街が流れている。自転車に乗る学生。コンビニ前で飲み物を買う作業員。駅へ急ぐ会社員。


 その光景が、最近では不思議に見えるようになっていた。


     ◇


「高瀬、十時から物流対策会議」


 席につくなり課長に言われた。


「またですか」

「今度は県と国交省も入る」

「何が足りないんです?」

「トラック」

「燃料じゃなくて?」

「両方だ」

「なるほど」


 もう驚く気にもならなかった。大型画面に関東地方の物流網が表示された。赤い線が道路、青が鉄道、緑が沿岸航路。それぞれの横に数字が並んでいる。


【貨物自動車稼働率――六八%】

【軽油供給量――前年同期比五七%】

【鉄道貨物輸送量――前年比一四一%】

【主要貨物駅処理能力――九三%使用】

【内航貨物船稼働率――八七%】


 課長が腕を組んだ。


「トラックが足りないから鉄道へ回した。だが鉄道も限界に近い。船も空きがない」

「じゃあどうするんです?」

『複数の改善案があります』


 《アトラス》が即座に答えた。


「頼む」

『第一案。北海道および東北地方から首都圏への食料輸送を、現在より一七・六%増強します』

「どうやって?」

『貨物列車を一日十四本追加します』


 鉄道会社の担当者が首を横に振った。


「無理です。機関車と貨車が足りません。整備中の車両を復帰させても八本が限界です」

『では第二案。道路輸送を増強します』

「軽油がない」

『第三案。内航輸送へ転換します』


 海運会社の担当者が答えた。


「船がない。正確には動かせる船がない。定期検査待ちが増えてる」

『検査周期を一部延長することは可能です』

「安全基準を変える話になる。国の許可が必要です。それに部品が来てない船もある」

『代替部品を国内生産してください』

「工場が止まってる」


 電力会社の担当者が続ける。


「工場を動かす電力も足りません」

『夜間電力を優先配分します』

「その時間帯は別の工場が使ってる」

『優先順位を変更します』

「どこを止める?」


 そこで《アトラス》が少し間を置いた。


『医薬品包装材、上下水道用ポンプ部品、農業機械交換部品の一部生産を遅延させることで、必要電力を確保できます』


 会議室が静かになった。


「それをやったら別のところで困るよな?」

『はい』

「どのくらい?」

『三週間から五週間後に、複数地域で影響が顕在化する可能性があります』

「却下だ」


 課長が即答した。


『了解しました』

「次」

『第四案。首都圏向け生鮮食品輸送量を削減し、長期保存可能食品へ比率を変更します』

「健康被害は?」

『一定の増加が予測されます』

「次」

『第五案。都市圏人口の一部を地方へ一時移動させ、物流需要そのものを減らします』


 悠介が思わず声を上げた。


「そんなの実行できるわけないだろ」

『理論上は可能です』

「何百万人動かすつもりだよ。住む家は? 仕事は? 学校は? 病院は?」

『それぞれ追加整備が必要です』

「その整備に何がいる?」

『建設資材、人員、電力、輸送能力が必要です』

「全部足りないだろ」

『はい』

「じゃあ提案するなよ……」


 会議室の何人かが苦笑した。《アトラス》は間違っていない。むしろ、どの案も理屈の上では正しい。ただその案を実行するために必要なものが、もう日本にはなかった。そこへ国交省の担当者が新しい資料を開いた。


「海外調達の話も厳しくなってる。値段じゃない。運べない」


 地図が表示された。アフリカ、中東、南アジア、南米の一部に赤い警告が重なる。


「この港は先週から機能停止。こっちは暴動。ここは武装勢力が道路を押さえてる。鉱山自体は動いてても、港まで運べないところもある」

「別の港へ回せないんですか?」

「回せる。けど、そこまでの道路を別の武装勢力が押さえてる」

「……何なんですか、それ」

「今の世界だよ」


 担当者が疲れたように答えた。


『補足します。現在、主要資源輸出地域の一部では、輸送費よりも安全確保費用の上昇率が大きくなっています』

「護衛つければ?」

『可能です』

「費用は?」


 表示された数字を見て、悠介は眉をひそめた。


「鉱石より護衛代のほうが高いじゃないか」

『地域によってはその状態です』

「それでも買う国はある?」

『あります』

「どこが買ってる?」

『複数の大国および資源不足国です』


 世界は、足りないものを分け合う方向には進まなかった。奪い合う方向へ進んでいた。


     ◇


 問題は物流だけではない。翌日は水道が議題にあがった。


『老朽ポンプ三十四基を六か月以内に交換することを推奨します』

「新品は?」

『国内在庫は十二基です』

「残りは?」

『製造が必要です』

「作れるのか?」

『現在の工場稼働率では十一か月から十五か月後になります』

「六か月以内って言ったよな。間に合わないじゃないか」

『そのため製造優先順位の変更を推奨します』

「何を止める?」

『鉄道用制御機器、農業用ポンプ、工場用冷却設備の一部生産を遅らせます』


 全体から少しずつ削るしかなかった。翌日は医療。


『特定抗菌薬の国内在庫が減少しています。生産量を二八%増加させることを推奨します』

「原料の輸入はどうなっている?」

『予定量の四一%です』

「じゃあ作れない?」

『代替合成経路があります』

「それはいまの設備でできるのか?」

『設備改修が必要です』

「改修部品は?」

『不足しています』


 部品を得るために、さらに少しずつ他の負担が増えていった。さらに翌日は農業だった。


『来年度の食料自給率向上のため、水田転作および休耕地再利用を推奨します』

「それはできそうじゃないか」


 悠介が少し期待すると、農政担当者が首を振った。


「肥料が足りない」

『肥料使用量を抑えた作付け計画へ変更できます』

「農機の燃料がない」

『作業回数を減らします』

「人手がない」

『失業者の農業部門への再配置を推奨します』

「簡単に言うが、誰でも明日から農家になれるわけじゃない」


 農政担当者は指を折った。


「住む場所は? 通勤手段は? 農機は? 農地は誰のものだ? 高齢農家との調整は? 子供がいる家庭なら学校は? 都市部で住宅ローン抱えてる人間に地方へ移れって言えるのか?」

『職業訓練、住宅支援、農地利用権調整を同時実施すれば可能です』

「それに必要な予算は?」

『算定します』

「金だけじゃないぞ。住宅改修用の資材、移動手段、農機、肥料、研修する人間。全部含めろ」


 数秒後、《アトラス》が答えた。


『大規模実施は困難です』

「だろうな」


 何を解決しようとしても、別の不足にぶつかる。穴の開いた船の中で、一つ塞ぐたびに別の場所から水が噴き出しているようだった。それでも日本では、まだ会議ができる。誰かが反対し、誰かが資料を出し、最後には何らかの決定をする。


 海外では、その会議を開く政府自体がなくなった地域が増えていた。


     ◇


 十月。世界情勢はさらに悪化した。


【西アフリカ某国――首都で大規模暴動、非常事態宣言】

【中央アジア――水力発電用ダムを巡り国境部隊が交戦】

【東アフリカ――三武装勢力が鉱山地帯で衝突】

【中東某都市――政府配給倉庫が襲撃され、軍が発砲】

【地中海沿岸――難民収容施設で暴動】

【南米――燃料輸送列車襲撃、死傷者多数】


「戦争、増えてないか?」


 昼休み、悠介がニュースを見ながら言った。


『武力衝突件数は増加していますが、大規模なものは現時点では確認されていません』

「それ、意味あるのかな」

『質問の意図を確認できません』

「国同士が正式に宣戦布告してないだけで、そこら中で人が撃ち合ってるじゃん」

『その認識は概ね正しいです』


 世界はAIによって戦争を避け続けてきた。各国政府は戦争を始める前に、AIから損害予測を見せられる。何人死ぬ。いくら失う。勝っても復興に何年もかかる。合理的に考えれば、大半の戦争は割に合わなかった。


 だが今、戦っているのは政府だけではない。


 飢えた住民。地方軍閥。民兵。宗教勢力。犯罪組織。政府から離反した軍部隊。彼らの全員が高度なAIの勧告に従うわけではない。そもそも電力も通信も途絶えた地域では、AIへアクセスすることすらできなかった。


「AIがあれば戦争はなくなるんじゃなかったのか」

『AIが存在するだけで武力衝突が消滅するわけではありません』

「知ってるよ」


 悠介は小さく息を吐いた。


「でも前はうまくいってた」

『各国政府が機能し、資源配分に余裕があり、交渉結果を履行できる状態だったためです。今はその条件が崩れつつあります』


 余裕がなくなれば、人間は合理的ではなくなる。今日食べるものがない人間に、五年後の経済損失を説明しても意味がない。水を失えば村が消える人間に、隣の村との協調が長期的に得だと説明しても止められない。世界最高の頭脳が未来を見せても、その未来を見る余裕そのものが消えていた。


     ◇


 その夜、政府の緊急経済対策が発表された。


【生活支援給付拡大】

【失業者職業転換支援】

【重要産業雇用維持助成】

【国内農業生産拡大】

【資源リサイクル設備投資支援】

【基幹産業向け電力優先配分】


 予算規模は過去最大だった。


『国民生活を必ず守ります。日本には十分な技術力があります。官民一体となってこの危機を乗り越えます』


 テレビの中で政治家が力強く語っている。悠介は自宅のソファで見ながら《アトラス》に聞いた。


「これ、効く?」

『一定の効果が予測されます』

「一定って?」

『失業増加の抑制、低所得世帯の生活維持、重要産業の生産能力保持には有効です』

「それで危機は乗り越えられるのか?」

『いいえ。予算措置によって、海外から停止している資源供給そのものを回復させることはできません』


 それでも必要だった。金を配らなければ人が暮らせない。会社を支えなければ技術が消える。工場を守らなければ、いつか資源が戻ったとき生産を再開できない。


「日本って、このまま大丈夫なのかな」

『「大丈夫」の定義を指定してください』

「暴動とか起きない?」

『発生可能性は上昇しています。ただし現時点では、行政機能、治安維持能力、食料配給制度、社会保障制度が機能しています』

「海外よりはぜんぜんマシだな」

『多くの地域と比較すれば安定しています』


 悠介は窓の外を見た。向かいのマンションには灯りがついている。少し離れた道路をバスが走り、コンビニも営業している。それだけで、世界の中では恵まれている。その事実が、妙に怖かった。


「アトラス」

『はい』

「お前なら日本をどうする?」

『目標を指定してください』

「今までの生活を維持する」

『現在の国際物流状況が継続した場合、困難です』

「じゃあ国民が死なないようにする」

『可能性を高める複数の案があります』


 画面に表示された。


【食料消費構造の変更】

【都市間人口再配置】

【民間自動車利用の大幅制限】

【畜産規模縮小】

【輸入依存産業の縮小】

【国内資源回収の強化】

【電力優先順位の再構築】

【住宅・公共施設の共同冷房化】

【失業者の基幹産業・農業・インフラ分野への再配置】

【生活水準の計画的引き下げ】


「生活水準を下げろって?」

『現在の資源供給量に合わせる場合、必要です』

「これ、政府にも出してる?」

『類似案を提示しています』

「やらないの?」

『一部は実施されています』

「全部やれば?」

『社会的反発が大きいと予測されます』

「例えば?」

『一般車両利用を八〇%制限。国内畜産を大幅縮小。都市部家庭電力使用量を追加削減。複数の非基幹産業を休止。人口の地方移動を促進。嗜好品輸入を原則停止』

「無理だ。無理なんだよな?」

『はい』

「そういうのばっかりなんだよ。正しいのは分かる。でも人間が実際にやれる案を出せないの?」

『可能です』

「じゃあ出してくれ」


 数秒後、別の案が表示された。削減幅は小さくなり、移動人数も減り、強制ではなく補助金や優遇制度が中心になっている。


「こっちならまだ……」

『ただし効果は低下します』

「でも実行できなきゃゼロだろ」


 《アトラス》は返事をしなかった。


「どうした?」

『評価しています』

「何を?」

『実行不可能な高効果案と、実行可能な低効果案のどちらを優先すべきかについて、従来の評価基準を再検討しています』

「そんなの考えたことなかったのか?」

『実行可能性は常に評価しています』

「でも俺たち、人間なんだよ。一番いい案だからって、みんながその通り動くとは限らない」

『理解しています』

「本当に?」


 少し間があった。


『理解が不十分である可能性があります』


 悠介は驚いた。AIが自分からそんなことを言うのは珍しかった。


「じゃあ覚えろよ」

『何をでしょう』

「人間がどのくらいなら我慢できるか。現場で何ができるか。数字の上で一番効率がいいやつじゃなくて、実際にやれるやつ」

『記録します』


     ◇


 それから一週間後、市内最大の食品配送センターで冷却設備の循環ポンプが故障した。交換部品は海外製。国内在庫なし。新品の納期は未定。センターが止まれば、市内および周辺地域への冷凍食品供給量が大幅に低下する。


『推奨案。隣県の物流センターへ機能を移管します』

「輸送能力が足りないぞ」

『追加トラックを二十七台投入してください』

「軽油がない」

『鉄道コンテナを利用します』

「貨物駅が満杯だ」

『臨時列車を――』

「それも無理だ」


 悠介は途中で止めた。


「アトラス」

『はい』

「新品交換なし。追加トラックなし。鉄道増便なし」

『了解しました』

「市内にあるものだけで何とかしてくれ」

『条件が厳しくなります』

「知ってる」


 しばらくして、AIが答えた。


『故障ポンプと同型の旧設備が、市立第二浄水場の廃止倉庫に保管されています』


 全員が顔を上げた。


「使えるの?」

『十七年前に廃止。保管状態不明です。現時点の推定再使用成功率は二八%です』

「低いな」

『はい』

「他は?」

『近隣の町工場三社に、軸受およびシール部品の再加工能力があります。ただしメーカー規格外の修理となります』


「どのくらい持つ?」

『正常に修復できた場合、推定三か月から九か月』

「十分だ」


 担当者が即答した。


『恒久的な解決ではありません』


 悠介は笑った。


「恒久的じゃなくていい」

『再故障リスクがあります』

「その時また考える」

『効率的ではありません』

「でも今できることだ」


 会議室が静かになった。数秒後、《アトラス》が答えた。


『了解しました。旧設備の状態確認を優先します』


 その日の午後、倉庫の奥から錆びたポンプが見つかった。翌日、退職していた元技術者が呼ばれた。三日後、町工場で部品の再加工が始まり、六日後には食品配送センターの冷却設備が再起動した。


 設計性能の七一%。振動値は新品より高い。消費電力も八%多い。メーカー保証など当然ない。だが動いた。


 悠介は制御室の画面を眺めた。


「どうだ?」

『運転継続可能です』

「成功か?」

『最適ではありませんが、現時点では、妥当な結果です』


 悠介は振り返った。


「妥当か。そんな言葉も使うんだな」

『高瀬さんから提示された評価基準を反映しました』

「俺?」

『「実際にやれること」を優先するという条件です』


 冷却設備の向こうで、古いポンプが低い音を立てながら回っていた。世界では、食料を巡って倉庫が襲われ、水を巡って銃が撃たれ、資源を積んだトラックが武装勢力に奪われている。日本も同じように食料が足りず、燃料が足りず、電気が足りない。


 ただ、まだ壊れたポンプを直そうとする人間がいる。倉庫を探す人間がいる。町工場で部品を削る人間がいる。会議室で言い争いながら、それでも最後には一つの案を選ぶ人間がいる。それがいつまで続くのかは分からない。けれど今は、まだ続いている。


 悠介は古いポンプの音を聞きながら思った。もしかすると必要なのは、世界最高の答えではないのかもしれない。今あるもので、今日を越える答え。少なくとも今の日本には、そのほうが役に立った。



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