この電話番号は現在使われておりません
ー魔王城、中庭ー
「System start up. 自動言語選択、日本語。思考加速処理、竜化処理開始...地上本部《真竜》データベースに接続。」
始まったか、すごいな、まるで時間が止まってるかのようだ。無音だし全く体は動かせないけども。
「地上本部《真竜》への接続に失敗、当該座標より壊滅信号を受信」
SI ッ PA ィ !?
「5大拠点への接続に移行。
航空母艦《飛竜》...信号喪失
水上都市《水竜》...壊滅信号を受信
海底神殿《海竜》...封鎖報告を受信
軌道要塞《蒼竜》...信号喪失
地下本部《地竜》...放棄報告を受信
海竜から更新情報。
アップデート完了
追加情報により《飛竜》《蒼竜》の喪失を確認。
前線基地《爪竜》...壊滅信号を確認
最終防衛ライン《死竜》...壊滅信号を確認
非戦闘員避難施設《神竜》...放棄報告を確認
《神竜》より全受信機対象の公開メッセージが2件、あります。竜化処理を中断し、再生しますか?」
そういえば滅んでたね先史人類
とりあえず聞いてみましょうかね?ポチっとな。
「ザザッ、ガッ、ピー!────────────あー、あー、テステス」
随分声が若いな10代の女の子だと思う。避難施設からという事ですし生き残りの方かな?助けを求められてもどうしようもないのですがねぇ、もう君たち滅んでますし。むしろ私も滅びそうなので助けて欲しいくらいだ。
「この電話番号は現在使われておりません。番号をお確かめになってもう一度おかけ直しください。... プッ(笑)、これは今年の連合軍流行語大賞はもらいましたね!アッヒャッヒャッヒャッ!!──────ガチャッ」
「メッセージは以上です。もう一度再生しますか?」
「遺憾の極み、4点」




