↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
余次元住まいのハザマ様! part5 ー小ネタ集ー  作者: 山桃


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
5/8

「Sky」をプレイする室生家の人々《ベストフレンド》

室生 初音: 地方の芸大生 三年生の後期のみ、

     室生本家で世話係のアルバイトをしている。


ハザマ様 =室生(むろう) 透青(とうせい)

      室生家の巫覡(ふがき)をしている。

      中の人は月島(つきしま)秀青(しゅうせい)で芸大の助手をしていた


御影(みかげ) 様

陸(りく)  様 お役目様の内孫三人衆の内二人

     霊的能力を持つ

結界師の朝は早い。

時計の針は六時を指している。

豆を挽き、サイフォン式で淹れたブルーマウンテンをすすりながら、俺はふと思った。


なんで俺は、ハザマみたいなロクでもないヤツとフレンドなんだ? もっと誠実で良い人間もいるはずだろう。


そうだ、陸を誘おう。小さい頃から陸と付き合ってきたが、彼にはハザマのような不誠実さがない。ただ、とても真面目なので、一緒にバカをやってくれるわけではないのだが。


LIMEで『Skyやらない?』って連絡してみたら、陸はすでにそのゲームを知っていたらしい。


「以前、初音に教えてもらって進めていたんだけど……最初のこの段差が乗り越えられないんだ」


と、スクリーンショットを送ってくれた。

挿絵(By みてみん)


画像には、最初のエリアで途方に暮れる初期装備のスズメが写っている。


(陸! お前、可愛いなあ!)


「そこら辺に、ちょうちょ飛んでるだろ? 大鳴きすれば、ちょうちょが寄ってきて、ふわっと上に飛べるよ」


初々しい陸の悩みを見て、俺は彼にずっと『スズメ』でいて欲しいとすら思ってしまった。


周りは無駄に手慣れた『ゴリラ』ばかりだった

ので、初心者の存在にやたらと萌える。今度フレンドになろう……


すると、廊下をつかつかと歩く足音が近づき、襖の前でピタリと止まったかと思うと――。


ぱあああぁぁぁぁああんっ!


勢いよく襖が開け放たれた。

そこに立っていたのは、ハザマだった。彼はいつもの静かな口調で告げてくる。


「なあ、今から『火の試練』に行くんだが、一緒に行かないか? 一人では迷うし、暗闇の怪物には焼かれるしで成功率が低いんだ」


「……しょーがねーなー」


俺は結局、承諾した。

フレンドとは、性格が良いやつとか悪い奴とかは、案外関係ないのかもしれない。

くだらない事を一緒に、思い立った時にすぐ付き合ってくれる人間。それが本当のフレンドなんだろう。


――それはSkyの世界でも、現実世界でも関係なく。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。