#4:悪魔は流血の王を侍らせる。
更新遅くなって申し訳ない。
これも全部、私の中で眠りに就く†永遠の眠臥†への誘いが……
…すいません、眠かっただけです……
朝のHRが終わり、一限目の準備をしていると。
「おはようございます。麗日さま、慧羅さま」
「おはよーって、あれ?」
私は話しかけてきたその声に違和感を覚える。
そこに立っていたのは血那 朱莉さん。
ティラノサウルスの軍門に名を刻む竜が一体、"リトロナクス"の生まれ変わり。
全長は8mで体重は2.5tと中型に分類されるものの、頭の大きさはティラノサウルスに匹敵する、進化型ティラノサウルスの先駆けとも言える存在。
いや、別にそれはいい。
問題は、朱莉さんがーーー
「どうかされましたか?」
「清楚になってる!?」
清楚になってることだッ!
「あの、慧羅さん。すごく失礼だと思いませんか?」
「失礼でも何でもないよ?いつもの朱莉さん知ってたら当然の疑問だと思うな」
「別にいつも清楚でしょう?」
「いやいや、魔乃さんと一緒にいるときはもっと......」
そこで私は気づいた。
「あれ?魔乃さんは?」
彼女の近くにいつもいるはずの、魔乃さんがいない。
魔乃 火炉果。
かつてリトロナクスと同時期同時代に生息していた角竜、"ディアブロケラトプス"を前世に持つ少女だ。
全長は4.5m、体重は2t前後と、お世辞にも大きな角竜類ではない。
しかし、その"悪魔"の名前に違わぬ立派な角や襟飾を持っていた。
「あぁ、ひろちゃんは今日、風邪で休みなんです……」
朱莉さんはまるでこの世の終わりのような顔をした。
「えっと……その、ごめんね?」
なんで私が謝ってるんだ。
「別に、慧羅さんが謝ることではないですよ」
その通り。
「でも、良かったよ。もし魔乃さんがいたら、朱莉さんうるさーー」
「私が来たァッ!!」
「ひろちゃぁぁん!!!」
はいうるさーい。
「ひろちゃん今日は風邪じゃなかったの?あでも来てくれて私すごく嬉しいよほらここに2人の愛の証を!この二の腕にひろちゃんの角をッ!」
「ほらほら落ち着いて。今から挿してあげるから、ね♡」
「あぁ…///ひろちゃんの角、私の体貫いちゃってる♡私のきれいな二の腕貫いちゃってるぅ///♡」
「ほら、二の腕なんて遠慮してないでさ。もっと他の凄いところに……挿しちゃお?」
「うん♡私の大事なお腹にその立派な†悪魔の暴角†挿して♡」
そう。
これが私が、みんなが、
側から見れば清楚純潔な彼女を決して清楚とは言わない理由。
彼女は、魔乃さんの近くにいるとーーー
「えへぇ…///ひろちゃんの†漆黒の鏖殺角†が♡私の真っ白で純潔なる聖域を真っ赤に汚しちゃう♡」
「ほら、挿しちゃうよ?逃げなくていいの?」
「私っ、ひろちゃん好きいっ♡だから、無様に押し倒されてお腹見せてる流血王をひろちゃん好みに調教してっ♡」
「言われなくてもーー」
「あぁっ、そこ♡一気に突いてっ♡容赦なく突き立てて私が無様に体液撒き散らすの見て罵ってぇ♡」
厨二病と激重依存女を悪魔合体させた究極の激ヤバ女になるのダァッ!!
いややばくない?
「はいはいお二人さん、ここラブホじゃないんだから。そういうのは家でやろうな〜」
麗日がやんわりと2人を止めに入る。
いや、そんな淫らなことやってるわけじゃないんだけどね。
なんなら朱莉さんの二の腕とお腹すごい血ドバドバ流れてそこら辺真っ赤に染まってますけどね。
どちらかと言えば行くべきはラブホではなく、病院では?
「ふぅ、ありがとうひろちゃん。私、多分今日いっぱいはもつよ」
「良かった。じゃあ……家に帰ったら…もっとすごいこと、いっぱいしようね♡」
「……ッ♡私の下腹部、またきゅうってなっちゃった……///」
「はいはい保健室行こうね〜」
もうこの際、保健室がえげつない情事で惨事になることはもういい。
あー早くあの2人保健室行かないかなー。
「……あれ?結局なんで魔乃さんは学校に来れてるの?風邪なんじゃ…」
「あぁ、あれは嘘だよ。学校行くの面倒臭くて仮病使ったら病院行こうって話になっちゃってさぁ」
なるほど、それで正直に仮病だったって白状してここにいると。
「一応病院の診察までは粘ったんだけど、やっぱりお医者さんには勝てないよねぇ〜」
やっぱりバカなんじゃないだろうか、この人。
「まっ、こうやって朱莉に会えるんだから……学校も悪くない、でしょ?」
「ひろちゃん…しゅき…」
キーンコーンカーンコーン
「あ、一限目始まるよ?」
「まずい。なんも用意してなかった」
「一限は数学だからね〜」
……本当にバカなんじゃないか?
"流血の王"と"悪魔の角を持つ顔"。お似合いのコンビですね。
R15タグ付けて正解だったかもなぁ……
追記:
なんか悪魔の暴角やら、漆黒の鏖殺角やら、
某モンスターなハンターの鏖魔を思い出すな…(完全な偶然です)




