報告書。
毒を以て毒を制す。
彼、朽木幽玄を発見した時、私の心は震えた。此の様な世界になってしまったのにも関わらず、彼は此の世界に同化するかの様に存在していたのである。儚くも美しい…。そんな彼に私の心は惹かれた…。
【毒を以て毒を制す】そんな言葉が頭を過った。
人の心の闇が、表面化する世界になったからこそ彼の様な人間が駆逐隊にも必要となるのかも知れない…。
朽木幽玄。
希望の咎の発症を確認。
彼が遭遇した事例は【獄人化】した人間の【迷宮化】に近しい事が判明した。彼の証言、報告から【獄人化】する人間への対処方法の手掛かりがあるであろうとの事。
人の死が濃密になる場所。人の想いが凝縮している場所。各地にあるであろう其の場所は【幽界】と名付けられ、【迷宮】と同様に【幽界】も化物の発生する場所としても認定される事となった。
富士の樹海等、所謂、自殺の名所として認知されている場所は、現段階に於いて対処不可能地域として隔離されている…。
朽木 幽玄。
二十一歳。男性。
希望の咎。
咎名【ダチュラ】
重罪の咎人として【咎】を発症。
初期段階で病状進行Ⅲ。
半径五メートルの範囲にアクアリウムの水槽の形状の幻想世界を創造。水槽の中にはダチュラが敷き詰められている。ダチュラの毒性が能力に依り増幅。その水槽に侵入した者を選別して幻想世界に取り込む事が可能。その相手の心を理解する事が可能(相性がある)。ステージⅢ。
攻撃力 B
防御力 B
精神力《攻》SSS
精神力《防》SS
俊敏性 A
器用値 A
生命力 D
運命値 SSS




